引っ越しをするときに挨拶をするという風習は年々薄れていますが、それでもマナー違反であるという声は確かにあります。
そこで、今回はマンションで引っ越し挨拶をしないのはマナー違反なのかどうかをチェックしつつ、引っ越し挨拶をしないことで発生するメリットやデメリットも見ていきたいと思います。
よくわからないという方はメリットとデメリットから考えるとわかりやすくなりますよ。
マンションで引っ越し挨拶をしないのはマナー違反?
マンションで引っ越しの挨拶をしないのがマナー違反かどうかはどういったタイプのマンションに引っ越したのか、引っ越した自分の状況はどうなっているのかで大きく変わってきます。
ここでは『通常の引っ越しをするケース』『女性の一人暮らしで引っ越しをするケース』『人の出入りがとっても多い場所に引っ越しをするケース』『ファミリー向けのマンションに引っ越しをするケース』『社宅となっているマンションに引っ越しをするケース』『新築マンションで一斉入居をするケース』の6つの環境に分けて解説します。
通常の引っ越しをするケース
まず、特に変わった環境や状況になっていない方向けの引っ越しで考えていきましょう。
このときの挨拶は『できればした方がいいけど、しなくてもいいという風潮が出来つつある』という結論になります。
本来ならば絶対した方がいいという意見もあるのですが、新型コロナウイルス感染症の悪影響から感染が拡大されている場所を経由してきた人が挨拶回りをされても困るという意見も出ているのです。
そのため、状況が普段よりも特殊になっています。
とりあえず、粗品を用意して挨拶をしたいという人は実行すればいいと思いますし、新型コロナウイルス感染症を移す可能性があるのは怖いという方はたまたま遭遇した時に軽く挨拶をするという考え方で、挨拶回りは控えるという考え方でもいいと思います。
女性の一人暮らしで引っ越しをするケース
女性の一人暮らしでは自分の身を守ることが最優先なので、『自分の身を守るために不特定多数に女性の一人暮らしであることをアピールしないことが一番大切なのでやらなくていい』が結論になります。
女性の一人暮らしで自分の身を守るためのもっとも有効な手法が女性の一人暮らしであることをアピールしないことなので、挨拶をしなくてもいいという状況に変わってきています。
人の出入りがとっても多い場所に引っ越しをするケース
マンションでも人の出入りが激しいところでは『挨拶をしなくてもいいという風潮が出来ているのならしなくてもOK、こういった風潮がないのならした方がいい』となります。
アパートだと転勤などでとても出入りが激しいところが結構あるので、そういった地域では引っ越し挨拶そのものをしないという風潮ができあがっていることが多いのです。
これがマンションでも当てはまるのなら挨拶回りは不要となるでしょう。
これは自分では知ることが出来ないので、マンションの管理人や大家さんに確認しておくことが求められます。
ファミリー向けのマンションに引っ越しをするケース
家族暮らしが多いファミリー向けのマンションへの引っ越しを考えている方は、自分たちも家族もちである方が多いでしょう。
そういった家族で暮らす予定がある方は『絶対に挨拶回りはすべき』という結論になります。
家族暮らしが多いマンションに引っ越すと、運動会や町内会活動などで一緒の班になったりすることが多くなるので顔をしっかりと繋いでおくことが重要なのです。
仲が良くなることでのメリットも大きくなるため、しっかりと挨拶をしておきましょう。
単身でそういったマンションに引っ越す方でも、悪い噂が立たないようにするためにきちんと挨拶をした方がいいです。
社宅となっているマンションに引っ越しをするケース
社宅となっているマンションに引っ越しを考えている方はまた違った状況になります。
こういったマンションに引っ越すのなら『20戸前後ならば全部の部屋に挨拶に行き、大きい社宅なら社内の詳しい方などに挨拶回りの状況を確認してから対応する』が答えとなってきます。
社宅になると会社のお付き合いが発生する人達が近隣住民となるので、絶対に挨拶は必須です。
ここで挨拶をしておかないと会社でも文句を言われたりお小言をもらったりする可能性が出てきてしまいます。
新築マンションで一斉入居をするケース
新築マンションで一斉入居をするというケースでは『してもしなくてもOK』となります。
通常の引っ越しのように引っ越し作業で周りの人達に迷惑をかけることはなく、みんなが一緒にスタートする状況なので挨拶をしなくてもいいという意見もありますが、一応ご近所付き合いが始まるので顔合わせをしておきたいから挨拶をしたいという意見もあるのです。
これは自分の意志で判断していいと思います。
引っ越し挨拶をしないメリットとデメリットは?
引っ越し挨拶をするメリットは以下のとおりです。
引っ越し挨拶をしないデメリットはこういった挨拶をすることで発生するメリットを得られずに、全部反転することです。
引っ越し挨拶をしないデメリットは以下のとおりです。
引っ越し挨拶をしない方がいい時は?
引っ越し挨拶をしない方がいい時というのは最初に紹介したように、女性の一人暮らしであること、または出入りが激しいマンションであることが前提条件です。
この2つが当てはまらないのなら、自分でするかどうかを判断するか、状況的に絶対しないといけないと考えた方がいいでしょう。
引っ越し挨拶をするタイミングはいつ?
引っ越し挨拶をするタイミングは前日の10時~12時と13時から17時です。
それが難しいのなら当日の引っ越し作業前が理想となります。
そこも難しいのならできる限り早く対応しましょう。
マンションで引っ越し挨拶をする範囲はどこまで?
マンションで引っ越し挨拶をする範囲は通常ならば両隣の部屋と真下と真上の部屋となります。
あとは、マンションの管理人や大家さんが対象となるでしょう。
これが社宅となってくると話が変わってくるので注意してください。
相手が不在の場合はどうしたらいい?
相手が不在だったのなら別の日に訪れてください。
3回目もいなかったのなら手紙を用意し、要件を手紙にまとめて郵便受けに粗品と一緒に投函しましょう。
とりあえずいなくても、3回は訪問した方がいいです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はマンションで引っ越し挨拶をしないのはマナー違反なのかどうかをチェックしました。
マナー違反はどうかはその人の状況や環境によって大きく変わってくるので、そこをまずはチェックしてください。
女性の一人暮らしとなる方は自分の身を守るためにも挨拶をしない方がいいという考え方がだいぶ浸透してきたので、挨拶回りを無理にしなくてもいいでしょう。
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