今回は、冷蔵庫の製氷機を重曹を使ってピカピカにする掃除方法を解説します。
また、どの程度の頻度で掃除をするのが理想的かも一緒に見ていきましょう。
これまでに様々な掃除法を紹介してきましたが、重曹を使用する方法はどのような特徴があるのでしょうか。
それを理解するためにも、この掃除法について詳しく掘り下げていきます。
最後までご覧いただければと思います。
冷蔵庫の製氷機を重曹でピカピカにする掃除方法!
今回は重曹を使ったやり方を紹介しますが、先に記載しますがココに記載されている方法はネット上で紹介されている主なやり方となります。
筆者的には不確定要素があるので、このやり方はあまり推奨していません。
その理由については後述しますが、ここではこういったやり方もあるという考え方で進行していきます。
準備するもの
・ゴム手袋
・スポンジ
・食器洗い用中性洗剤
・重曹
・食用クエン酸
・食紅
・マイクロファイバークロス
やり方
こちらの動画タイトルは『冷蔵庫の【製氷機】掃除方法!!氷が臭い!?今すぐ臭いをチェックしてみて下さい!既にカビてるかも…!?』で別記事でも紹介しています。
基本的なやり方は浸け置きですので、他の重曹を使った掃除にはかなり似ているでしょう。
難しいところは特にありませんが、途中からは動画と違うやり方をするので注意してください。
①取扱説明書を読んで氷の受け皿の取り外し方を確認する
②製氷機の中に製氷皿といったパーツを可能な限り取り外す
③冷蔵庫にある給水タンクを取り出す
④給水タンクのパーツを可能な限り分解する
⑤桶に40℃程度のお湯とそのお湯に40:1の割合になるように重曹を入れて、かき混ぜて溶かす
⑥その桶に取り外したフィルター以外のパーツを全部入れる
➆30分程度放置する
⑧放置が終わったらパーツ全体を流水で丁寧に洗い流し、スポンジでこすり洗いする
⑨氷を作る時に直接水が触らない場所をマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばす
⑩バラバラにしたパーツを元に戻す
⑪製氷皿といった製氷室側のパーツを冷蔵庫側に戻す
⑫給水タンクに水300ccと食用クエン酸大さじ1杯と食紅耳かき1杯くらいを混ぜ合わせる
⑬食紅が混じったクエン酸水が入った給水タンクを冷蔵庫に設置して1晩置く
⑭色つきの氷ができたら、給水タンクにフィルターを元に戻し通常の水で氷を作って、色つき氷が出なくなるまで繰り返す
⑮氷の受け皿が着色する可能性があるので、そちらも水で洗っておく
注意点
製氷機の掃除頻度はどのくらい?
製氷機の掃除頻度は洗い方や洗う場所で異なります。
給水タンクの掃除は1週間に1回、ある程度本格的な製氷室を加えた掃除を1ヶ月に1回行って、大掃除のタイミングなどでめったに掃除しない本体側もセットで掃除するという形になります。
ただし、使用頻度が多いと汚れるスピードも速くなるので、嫌な臭いがするといった実害が出たときは早めに動きましょう。
製氷機の掃除に重曹がオススメの理由
今回は重曹を使ったやり方を紹介していますが、筆者は重曹を使ったやり方は正直あまり推奨していません。
その理由は一つで、機器の劣化や変色につながる可能性があるからです。
というのも、アルカリ性洗剤は一部の素材に対して腐食性がある場合があるため、重曹もアウトとなってきます。
給水タンクや製氷皿、製氷室に使用されている素材は樹脂や金属などが多いため、アルカリ性洗剤の使用によって劣化や変色が生じる可能性があります。
この変色や劣化が正直かなり怖いので、個人的に製氷室掃除に重曹を使うことは推奨していません。
食品接触面への影響も確かに考えられますが、これはクエン酸を使ってしっかりと対策をしているのでそこまで大きな影響は出ないでしょう。
クエン酸と食紅を使って洗剤成分がきちんと落ちるまで掃除し続けるので、ここまでやっているのならこの点は問題ではありません。
残留物があって、その残留物が氷に移るというケースもあると思いますが、これもクエン酸を使って繰り返し氷を作っていれば対応できるでしょう。
やっぱり問題は、製氷機のどこかのパーツで使われた樹脂がアルカリ洗剤と相性が悪い可能性があるという点です。
実際に、こちらの『給水タンクのお手入れ(分解のしかた・組み立てかた)|冷蔵庫|サポート・お問い合わせ:シャープ』というシャープの冷蔵庫の公式サイトでは、はっきりとアルカリ性洗剤と弱アルカリ性洗剤はNGと記載されています。
さすがに、公式サイトでNGと明記してあるものを使うのはアウトでしょう。
製氷機のカビを予防する裏技を紹介!
製氷機のカビを予防するにはとにかく掃除するしかありません。
カビの発生確率は製氷機ではゼロにすることはできないので、ゴミが付着したら取り除ける状況にしておくことが正解です。
他にもフィルターを定期的に交換するとか、使わない時は製氷機能を停止しておくことでカビを防止するという意見もありました。
昨今の冷蔵庫は給水タンクを使った簡単掃除方法が取り付けられているものもありますので、それをうまく使うのもいいでしょう。
製氷機の掃除に便利なオススメグッズ!
製氷機の掃除に便利なグッズはいろいろとありますが、今回紹介するのは綿棒ですね。
この綿棒はいわゆる耳の穴を掃除するのに使うようなあの綿棒です。
というのも、給水タンクのゴムパッキン部分を外すとその隙間も掃除する必要があるのですが、ここがかなり掃除しにくいので、綿棒などで丁寧に拭き掃除してあげた方がいいでしょう。
綿棒は他の手が入りにくい部分の掃除、例えば窓のサッシ部分のお掃除などで使えるので、耳かき用の道具を持っているという人でも掃除用で綿棒を持っているとかなり役立ちますよ。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は冷蔵庫の製氷機を重曹でピカピカにする掃除方法と頻度についてお話ししました。
○アルカリ性洗剤の使用を公式がNGとしているところがあるので、重曹を使った掃除はあまり推奨しない
○今回紹介したやり方は、ネット上での記載が多いやり方を自分でアレンジして取り入れたもの
○カビの予防にはとにかく掃除をするのが一番だが、使わないならストップするのもあり
個人的に一番言いたいことは、家電メーカー側がアルカリ性洗剤の使用をNGとはっきりと言っているところがあるという点です。
そのため、正直重曹を使ったやり方は今回ばかりはあまり推奨できません。
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