給水タンクと製氷機を含む冷蔵庫の掃除方法について掘り下げます。
この部分のメンテナンスは、製氷過程の重要な要素であるため、特に注意が必要です。
それぞれの冷蔵庫ブランドとモデルが固有の指示を持っているため、掃除方法には一貫性がなく、これはユーザーにとって重要な留意点です。
給水タンクの構造や機能も製品ごとに変わりますので、実際の清掃作業に移る前には、製品のマニュアルを参照し、あなたの冷蔵庫がどのように構築されているかを確認することが不可欠です。
本記事では、これらの違いを踏まえた上で、可能な限り普遍的な清掃方法を提供し、さまざまな冷蔵庫のモデルに適用可能な助言を行います。
プロセスの各ステップは、特定の機種に適合するかのように細心の注意を払いながら説明されます。
冷蔵庫の給水タンクの掃除方法!
メーカーや機種ごとに掃除のやり方が違うという問題がありますので、ここではネット上でとってもわかりやすく図解付きでやり方が紹介されていたシャープのやり方を参照していきたいと思います。
メーカーや機種ごとに掃除のやり方や注意点が異なることは多々あるので、必ず取扱説明書を読んでから作業をしてください。
準備するもの
・ゴム手袋
・綿棒
・スポンジ
・食器洗い用中性洗剤
・キッチンハイター(塩素系漂白剤)
・タオル
やり方
参考にするサイトは『給水タンクのお手入れ(分解のしかた・組み立てかた)|冷蔵庫|サポート・お問い合わせ:シャープ』と『製氷皿のお手入れ方法(製氷皿清掃) Q&A情報(文書番号:148752):シャープ』の2つのサイトです。
それぞれ、給水タンクの洗浄方法と製氷皿の洗浄方法を記載しているので、そのやり方に則って紹介していきます。
一部の掃除方法は画像付きで紹介しますが、それらの画像は全部この2つの公式サイトにあるものです。
冷蔵庫の給水タンクの掃除方法!
給水タンクの掃除方法(シャープの2012年以前モデル)
①取扱説明書を読んでパーツの外し方などを確認する
②下の図にあるように、レバーを操作して爪をずらして蓋を外す
③フィルターケースを下の図を参考にして外す
④下の図を参考にしてパッキングを外す
⑤フィルターおさえと浄水フィルターを下の図を参考にして外す
⑥食器洗い用中性洗剤とスポンジを使って丁寧に洗う、パッキングの溝は汚れが溜まりやすく掃除がしにくいので綿棒などを使って丁寧に洗う
➆浄水フィルターは洗剤を使えないので丁寧に水洗いする、ただしもみ洗いはできないので要注意
⑧かびの臭いや薬品の臭いが残っているかどうかをチェックする、嫌な臭いが残っているのならキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を水で希釈したものに、嫌な臭いがするパーツを浸け置きして洗い流す
⑨洗ったパーツを分解したときとは逆の手順で元に戻す
給水タンクの掃除方法(シャープ2013年以降モデル)
①取扱説明書を読んでパーツの外し方などを確認する
②下の図にあるように、レバーを操作して爪をずらして蓋を外す
③下の図にあるように矢印方向へ回してフィルターケースを引き抜く
④画像にあるフィルターケースを浄水フィルターから取り外す
⑤食器洗い用中性洗剤とスポンジを使って丁寧に洗う、パッキングの溝は汚れが溜まりやすく掃除がしにくいので綿棒などを使って丁寧に洗う
⑥浄水フィルターは洗剤を使えないので丁寧に水洗いする、ただしもみ洗いはできないので要注意
➆かびの臭いや薬品の臭いが残っているかどうかをチェックする、嫌な臭いが残っているのならキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を水で希釈したものに、嫌な臭いがするパーツを浸け置きして洗い流す
⑧洗ったパーツを分解したときとは逆の手順で元に戻す
製氷皿の掃除方法
①取扱説明書を読んで氷の受け皿の取り外し方を確認する
②貯氷ケースに氷がある場合は全部別の容器に移す
③給水タンクに水を入れてセットする、水の量は標準サイズで100ml、大サイズで230mlとする
④貯氷ケースにタオルなどを敷き、製氷室ドアを閉める
⑤下の図にあるような製氷切り替えボタンをピーッピーッと鳴るまで2秒以上押して約40秒ほどまつ
⑥⑤の作業を2回以上繰り返す
➆ランプが消えたら貯氷ケースを取り出し、タオルを取り出す
⑧取り出した貯氷ケースを柔らかいスポンジで水洗いする
⑨乾いたタオルなどで水気を拭き取って取り付ける
⑩正常に氷が作れるかを確認し、問題なければ作業終了
注意点
給水タンクを放置していると大変なことに?
給水タンクは水に直結している部分なので、放置しているとカビが発生する可能性が高いです。
実際に給水タンク内部のフィルターにびっくりするぐらいカビが発生している画像もネット上では落ちていたので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。
筆者も見たことがありますが、ドン引きしました・・・
カビが含まれている氷を食べるのはどう考えても人体に悪影響をもたらすので、徹底的に避けましょう。
給水タンクの掃除頻度は?
給水タンクの掃除頻度はだいたい1週間に1回ぐらいとされています。
ただし、使用頻度が家庭環境によってかなり異なってくる場所でもあるので、頻繁に使うという人は掃除頻度を増やして、ほとんど使わないという人は掃除頻度を減らしても問題ないでしょう。
給水タンクのカビを防ぐ方法は?
給水タンクでのカビの防止方法は適時掃除するしかありません。
あとは、フィルター部分が3年か4年に1回交換する代物となっているので、これを適時交換するというのも重要でしょう。
掃除業者の選び方や料金相場
冷蔵庫の掃除を業者に依頼するときの料金はかなり差があって、筆者が調べたときは安いところだと5,000円ぐらいで、高いところは1.1万円ぐらいになっていました。
これは依頼する場所や大手かどうかでかなり変わってくるので、差が激しいようです。
また、冷蔵庫のサイズによっても費用がかなり変わってくるので注意してください。
業者探しをするときは、冷蔵庫はちょっと特殊なのでその点も考慮しましょう。
というのも、冷蔵庫は家電に該当するのでエディオンなどの家電量販店にも依頼できるのです。
なので、電気的なトラブルや機械的なトラブルが見受けられるのならまず家電量販店を候補に入れた方がいいでしょう。
単純に汚れがひどいというときは掃除業者に頼んだ方がいいと思います。
そこをまず判断した後は、料金がどうなっているのかを先にチェックします。
そこから安いと感じたところをいくつかピックアップして、そのお店そのものの評判をチェックしてください。
そこでさらに精査して、何件かに見積もり依頼を出しましょう。
そのときの対応・見積もりの中身・保険の有無・掃除をする時の時間帯指定の有無・細かい時間指定が可能かどうか・女性社員に頼めるかどうかなど気になる点を全部チェックしてください。
ここまでやって、納得できるところを見つけたら依頼をするという形です。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は氷を作る時には必ず使うことになる冷蔵庫の給水タンクの掃除方法についてまとめました。
○メーカーや機種、年代ごとに給水タンクの構造や仕組みが異なるので必ず取扱説明書で確認すること
○大手家電メーカーの冷蔵庫ならばインターネット上に取扱説明書がアップされている可能性が高いので、そちらも活用する
○取扱説明書を見ながら、掃除方法をしっかりとチェックしてその通りに対応する
今回の掃除はまず取扱説明書ありきとなっているので、そこで確認してから行動するようにしてください。
なんとなく今まで使ってきた冷蔵庫と構造が似ているからといって、確認することなく取り外しを行うと壊してしまうというケースが結構多いので、初めての冷蔵庫掃除ならば取扱説明書の確認は必須ですよ。
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