引っ越し費用を抑えたいのならできるだけ時期を調整する必要があります。
そこで、今回は引っ越し費用が安くなる時期をより具体的にしていきましょう。
逆に高くなる時期は何時なのか、そもそもの相場はどうなっているのか、単身か家族かで高くなる時期は異なるのか、なんで時期によって費用が異なってくるのかなど引っ越し費用にまつわるお話を色々としていきます。
引っ越し費用が安くなる季節はいつ?
引っ越し費用が安くなる時期は3月と4月以外です。
こういったデータをまとめているサイトは色々とありますが、今回はこの『引越し費用相場が安い時期と高いシーズンは何月?賃貸契約にも最適なタイミングはいつか | 引越し見積もりの引越し侍』にある、見積もりの金額で見ていきます。
こちらのデータを見た限りでは、単身者だと1月と10月と12月がとっても安く、家族なら1月と12月が安いという結果になっています。
グラフと共に紹介されているのでわかりやすいと思いますが、単身者だと安い時期は4万円程度なのに3月のように高い時は約8万円に到達しそうになっているというのは驚異的でしょう。
引っ越し費用が高くなる季節はいつ?
引っ越し費用が高くなるのは先ほどの『引越し費用相場が安い時期と高いシーズンは何月?賃貸契約にも最適なタイミングはいつか | 引越し見積もりの引越し侍』のページを見てもらってもわかるように、3月と4月がとても高くなっています。
特に3月の上昇幅がすさまじく、安い時期と比べると約2倍の費用になってしまっているのです。
また、更に細かく引っ越し費用が高くなっている時期をこちらの『3月の引越し費用の相場 | 引越し見積もりの引越し侍』と『4月の引越し費用の相場 | 引越し見積もりの引越し侍』を見ると上旬途中順と下旬でさらに分けて見ることができるので、具体的にどこが高くなっているのかが見えてくるでしょう。
まずは先ほどの月別の違いをグラフで紹介しているページにあった月別の費用を見ていきます。
これを見ると3月の単身者で荷物が少ない人は約6.7万円で荷物が多い人は約7.8万円でした。
4月の単身者で荷物が少ない人は約4.9万円で荷物が多い人は約約5.4万円です。
より細かく見てみると3月上旬の荷物が少ない単身者は約4.7万円で、荷物が多い人は約5.6万円です。
3月中旬の荷物が少ない単身者は約5.8万円で、荷物が多い人は約7.5万円です。
3月下旬の荷物が少ない単身者は約8.8万円で、荷物が多い人は約10.6万円です。
4月上旬の荷物が少ない単身者は約5.0万円で、荷物が多い人は約6.5万円です。
4月中旬の荷物が少ない単身者は約4.0万円で、荷物が多い人は約5.3万円です。
4月下旬の荷物が少ない単身者は約3.8万円で、荷物が多い人は約5.0万円です。
これを見るとすぐにわかると思いますが、3月の下旬がとにかくぶっちぎりで高く、ここが頭一つ以上抜けています。
4月も上旬までは高いのですが、そこを過ぎると一気に安くなるのです。
引っ越し費用の相場はどのくらい?
引っ越し費用の相場はこのようにかなり乱高下しているので、時期によって相場も変わってきます。
具体的にここでは繁忙期と通常期に分けて見ていきましょう。
参考にするサイトはこちらの『引越し費用相場が安い時期と高いシーズンは何月?賃貸契約にも最適なタイミングはいつか | 引越し見積もりの引越し侍』です。
このページを見てみると通常期の荷物の少ない単身者は約3.6万円で、4人家族なら約8万円であることがわかります。
これが繁忙期になると荷物の少ない単身者が約5.2万円となって4人家族なら約13万円となるのです。
また、先ほど説明したように3月下旬だけものすごい金額になっているのでそこだけ抜粋して考えた方がいいかもしれません。
数字として参考になるのは通常期の金額と捉えておきましょう。
単身か家族かで高くなる時期が違う?
単身と家族で高くなる時期はほぼ一緒でした。
それは3月と4月で、より具体的に見てみると3月中旬から4月の上旬が費用的にアップになっている時期となっています。
突出しているのは3月下旬です。
上昇倍率を見てみると多少の差はありますが、ほぼ同じ曲線を描いているのでとにかく安い時期に引っ越しをしたいのなら家族でも単身でも同じ要領となってきます。
強いて違うところを述べると、単身だと安い引っ越し料金になる単身パックがあるのでそちらを利用できるかどうかで大きく変わってくるということでしょう。
このパックはいわゆるコンテナに荷物が搭載できるかどうかによって使えるかどうかが変わってくる特別なパックであり、単身者はこれを利用できるかどうかが鍵となってきます。
なぜ時期によって引っ越し費用が異なるの?
時期によってここまで金額が違う理由はいくつかのサイトを見てきましたが、一番わかりやすかったのがこちらの『引越しが時期によって安くなる理由~安い時期と高い時期~ | 引越しメイト』というサイトです。
ここの情報を参考にすると、引っ越し業者は固定費型の会社であり売上に関係なく発生する固定費が多く、仕事が少なくなる3月と4月以外はトラックなどの稼働率が著しく悪くなります。
その結果動かない状態にするのは売上的にもよろしくないので、かなり値引きをしている状態で推移しているとのことです。
逆に3月下旬あたりはひたすら仕事が入ってくるので値上げしている可能性もあるでしょう。
引っ越し業界は暇なときと忙しいときの差があまりにも激しすぎるので、暇な時期は赤字にならないレベルで一気に値下げをして、稼げるときは値引きをすべて取っ払って本来の価格かより割り増しにした価格で勝負するというスタンスになっていると思われます。
引っ越しのときに必要となる費用とその内訳
引っ越し費用の内訳は『運賃』と『実費』と『オプション料金』です。
運賃は移動距離や時間によって定められている基礎運賃のことです。
こちらは時間によって計算されるケースもあれば移動距離を元に計算するケースもあります。
実費は人件費や梱包資材費や高速道路利用料などが入っています。
オプション料金は通常の引っ越し作業以外の作業にかかる費用全般で、エアコンの取り外しや楽器の運搬といった作業が該当するでしょう。
車の運搬もここのオプション料金に入ってきますので、人によってはオプション料金もかなり発生してしまいます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越し費用が安くなる季節はいつなのか、逆に高くなる時はいつなのかをより具体的に見ていきました。
値段の推移を今回はより詳しく見てきましたが、3月の下旬がひどいことになっていることがよくわかったと思います。
とりあえず少しでも費用を抑えたいという方は同じ3月でも下旬は避けてください。
業者にもよりますが平常期と比べると2倍程度の金額となってしまいますので、お財布に大ダメージです。
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