今回は「先勝に車や不動産などの契約は縁起がいい?時間帯はいつがオススメ?」と題して、六曜の先勝と車の購入や不動産契約といった大きな行動についてお話しします。
大きなお金が動くとき、吉凶が気になるのは当然です。特に六曜を意識する方も多いでしょう。契約日がたまたま先勝だった場合、六曜に詳しくない方は「先勝だからラッキーなのかどうか分からない!」となってしまうかもしれません。
そんな方のために、先勝における契約の意味や注意点について解説し、さらに大型契約にオススメの日についても探っていきます。大切な契約を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
先勝に車や不動産などの契約は縁起がいい?
先勝は『先んずれば即ち勝つ』という意味があり、基本的には午前中が吉で午後か凶の日で勝負ごと、訴訟や急用などと相性が良い日となっています。
この車の購入や不動産契約といった行動を勝負事として捉えたのなら、先勝とは相性がいいと言えるでしょう。
ただし、時間による吉凶の変異があるので、午前中に契約がきちんと終わるように意識して行動する必要はあります。
契約と六曜との関係について!
六曜は日本の暦注のひとつで、一日の吉凶を6つのパターンで表したものです。
六曜は、以下の6つに分けられています。
大安:万事が吉の日、この日は丸一日吉
友引:大安に次ぐ吉日で結婚式等のお祝い事に吉の日、正午ごろ(11時~13時)だけ凶で他は吉
先勝:賭け事などの勝負事が吉となる日、午前が吉で午後が凶
先負:あまり激しく動くことを推奨されない日、午前が凶で午後が吉
赤口:大事を行うには良くないとされている凶日、正午ごろ(11時~13時)だけ吉で他は凶
仏滅:終日凶、万事に凶であり特にお祝い事がNGとなる
六曜と大きな買い物や契約の関係も、基本的にはこの6つの意味に当てはめて考えることができるでしょう。
つまり、大安に買い物するか、正午の時間をずらした友引に買い物をするか、先勝の午前中に買い物をするのが、六曜的には吉になるということです。
ただし、友引は『友を轢く』という意味でも捉えることができるので車の購入とは相性が悪いという意見があるため要注意です。
車や不動産などの契約にオススメの吉日
車の購入や不動産契約など、大きな買い物や契約は、人生の節目となる重要なイベントです。
そのため、より良い結果を期待して、吉日に行う人も多いでしょう。
基本的に吉日は、何事にも良い結果が期待できる日とされています。
日本には、大安・一粒万倍日・七箇の善日など、さまざまな吉日があるのです。
その中でも車や不動産の契約にオススメの吉日は、以下のとおりです。
天赦日:日本の暦の上で最高の吉日で、1年に5回か6回程度しか発生しない。何をやってもプラスの日なので、金運を含めた総合的な運気がアップ
一粒万倍日:『一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる』という意味があり、新しいことやプラスになることが倍になって帰ってくると言われている吉日。ただし、借金も倍になるので注意が必要
寅の日:寅は『千里行って千里戻ることができる』という故事やその柄から金運アップの象徴とされている。そのため、お金を使っても戻ってくると考えられている
巳の日:いわゆる蛇の日、蛇は財運の神である弁財天の使いなので、その力にあやかって金運が上がる日とされている
己巳の日:巳の日の力がよりパワーアップした吉日
車や不動産の契約に吉日を選ぶことで、より良い結果を期待することができます。
ただし、吉日はあくまでも験担ぎであり、結果を保証するものではありません。最終的な判断は、ご自身の判断で行ってください。
他にも大明日・神吉日・鬼宿日・天恩日・母倉日・月徳日・天一天上などの吉日はありますが、契約や買い物という意味ではそこまで結びつけられないので対象外としています。
あとは、建築もするという契約ならば中段十二直の吉日も関係してくるですが、そっちまで手をつけると正直混乱する可能性が高いので詳細はあえて説明しません。
車や不動産などの契約が向いていない凶日
車や不動産などの契約が向いていない凶日とは、いわゆるあんまりお金を動かすのに向いていない日とか、新しい行動をするのに向いていない日が該当するでしょう。
受死日:一部のカレンダーでは『●』の印で表される凶日。黒日とも呼ばれるが最悪の大凶日なので買い物もアウト
十死日:受死日に継ぐ凶日で万事に凶
不成就日:何をしてもうまくいかないとされる凶日
三隣亡:お家を建て始めるにあたってNGとされる凶日、建築も含めた不動産売買ならば気をつけること
他にもいろいろとありますが、契約や車の購入にまつわる有名な凶日と言えばこの4つでしょう。
凶日の種類も豊富にありますが、こちらも掘り下げすぎると行動に支障が出てしまうレベルなのでこの4つぐらいを抑えておけばいいでしょう。
先勝にすると縁起のいいことは?
先勝は急ぎ事や勝負事と相性が良いとされています。
そのため、結婚式や入籍などのお祝い事、裁判や納車などの契約事、急ぎの用事などの決断事などを行うのに適した日とされているのです。
具体的には、以下のような行動が推奨されています。
・結婚式や入籍
・裁判
・納車
・引っ越しや転職
・商談や契約
・プレゼンテーションや試験
・宝くじ購入
いわゆる新しい門出と言えるような事柄か勝負事に該当するものがズラッと並んでいます。
その中で例外的な存在が宝くじ購入でしょう。
宝くじもある意味では勝負事にカテゴリーさせることができるので、相性が良いと言われているのです。
正直、こればかりは運の要素が非常に重要なので、ちょっとだけ運気が上がるという考え方の方がいいと思います。
先勝にすると縁起の悪いことは?
先勝について悪いことについては、特に見つかりませんでした。
ただし、先勝は午前中が吉であるため、午後にならないようにすることがベストとされています。
午後になると凶とされ、午前中のうちに物事を終わらせることが吉とされているのです。
特に急ぎ事や勝負事など、早く終わらせたい事柄を行う場合は、午前中に行うことをおすすめします。
これによって、先勝のポジティブなエネルギーを最大限に利用し、良い結果を得やすくなるでしょう。
縁起の悪い事柄がほとんどない日というのもなかなかに珍しいので逆に動きやすい日と言えるかもしれません。
先勝に関するよくある質問まとめ
「先勝」とはどのような日ですか?
「先勝」は、日本の伝統的な暦(六曜)の一つで、その日が始まる時には吉であり、午後になると凶とされる日です。
つまり、午前中に行動を起こすと良い結果が得られやすいとされています。
一日のうちで運勢が変わる特徴を持つ日として知られています。
先勝の日に適した活動は何ですか?
先勝の日は、特に午前中に新しいことを始めるのに適しています。
契約事や大切な会議、新しいプロジェクトのスタートなど、ポジティブな結果を期待したい活動を午前中に行うと良いとされています。
午後は、積極的な新規行動よりも、既存の仕事の整理や計画の見直しに適しているとされています。
先勝の日に避けるべきことはありますか?
先勝の日は、午後に新たな行動を起こすことは避けた方が良いとされています。
午前中に吉とされる運勢が午後には凶に変わるため、重要な決断や大きな買い物、契約の締結などは午前中に済ませることが推奨されます。
先勝の日の過ごし方についてのアドバイスはありますか?
先勝の日には、日の出と共に活動を始め、午前中に重要な仕事や決断を行うことが良いでしょう。
午後は、静かに過ごす時間を持つか、計画の見直しや準備作業に充てると良いとされています。
また、この日は早めに一日を終えることもおすすめされます。
先勝の日はどのようにして計算されますか?
先勝の日は、日本の旧暦に基づいて計算されます。
六曜は、旧暦の月の長さ(大の月は30日、小の月は29日)によって各日に割り当てられ、月の始まりから一定の周期で繰り返されます。
先勝の日はこのサイクルの中で定められており、旧暦や六曜を記載したカレンダーを参照することで知ることができます。
まとめ
以上で、お伝えした内容はいかがでしたでしょうか。
今回のテーマは『先勝に車や不動産などの契約は縁起がいい?時間帯はいつがオススメ?』で、先勝と契約の関係について詳しく解説しました。
同時に、六曜と契約の関連にも触れ、基本的には吉日とされている大安と友引、そして先勝を活用するというポイントを紹介しました。
特に車や不動産などの契約においてオススメの日についても、いくつか吉日を紹介しましたので、具体的な参考にしていただければと思います。
吉凶日や凶日に関しては、掘り下げるとさまざまな情報が出てきます。
ですが、どこまで信じるかは個人の判断に委ねられているのです。
自分に合った使い方を見つけ、賢く活用していくことが重要ですよ。
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