新しい冷蔵庫を使用開始する際、清掃は推奨されます。
製造過程でのほこりや微小な残留物を取り除くため、内部を軽く拭き清掃し、運送時の匂いを除去することが大切です。
簡単な方法として温湿布で内部を拭き、水で濯いだ布で再度拭くことです。
この初期の手入れは、食品の衛生と冷蔵庫の長期的なメンテナンスに寄与します。
ぜひこれから紹介する掃除方法を参考にしてください。
冷蔵庫の使い始めに掃除は必要?
まず必要かどうかのお話をすると、絶対必須という訳ではないけどやった方がいいとなります。
全ての冷蔵庫がそうとは断言できないですが、基本的に家電メーカーに新品で置かれている冷蔵庫は消毒剤などが塗布されている可能性が高いので、そのまま使うとその消毒剤が食材に移ってしまったり、消毒剤が移らなくても独特な新品臭がついてしまって風味が落ちる可能性があります。
この新品臭は野菜室でも製氷室でもどこにでも結構こびりついているので、氷ができる給水タンクにもガッツリとついている可能性が高めとなっています。
そのため、新しい冷蔵庫で作る氷は新品臭たっぷりとなりやすく、食べた瞬間に「オエッ!?」となってしまう危険性があるので要注意です。
消毒剤をそのままにした冷蔵庫を使った結果、腹を下したといった話は聞いたことがありませんが、風味が落ちたり氷がキッツイことになるのは避けたいので、新品の冷蔵庫を用意したら掃除しましょう。
ポイントをまとめると以下のようになります。
○新品の冷蔵庫は消毒剤が塗布されている可能性が高いから掃除をした方がいい
○消毒剤は冷蔵庫内部全体に充満している、つまり野菜室や製氷室などにも充満している
○最初に作る氷にこの臭いがついてしまう可能性が高いので、給水タンクは掃除をした方がいい
この点を踏まえた上で、掃除方法を解説していきましょう。
冷蔵庫の使い始めにできる簡単な掃除方法!
それでは、先ほどの要点を押さえつつ具体的にどういった掃除をすればいいのかを解説します。
準備するもの
・ウタマロクリーナー(洗浄力高めの中性洗剤ならなんでもOK)
・スポンジ
・スマホ
・台座や脚立
やり方
やり方はそこまで難しいものではありませんが、大きい冷蔵庫だとやることがちょっと多くなるので注意してください。
冷蔵庫の使い始めにできる簡単な掃除方法!
①冷蔵庫の電源を入れる前に、冷蔵庫の扉をガッツリと開けてスマホで写真を撮る
②大きい冷蔵庫ならば脚立や台座などを使って棚やトレイを全部取り出す
③取り出した棚やトレイを水で濡らしたマイクロファイバークロスで丁寧に水拭きする
④乾いたマイクロファイバークロスでしっかり拭いて水気を飛ばす
⑤冷蔵庫内部も台座や脚立を使って水で濡らしたマイクロファイバークロスで全体を丁寧に水拭きする
⑥乾いたマイクロファイバークロスしっかりと拭いて水気を飛ばす
⑦野菜室や製氷室といった場所も同じように水拭きと乾拭きをする
⑧給水タンクを取り出して、中を丁寧にウタマロクリーナーとスポンジで丁寧に洗う
⑨40℃程度のお湯を使って注いで泡をゼロにする
⑩冷蔵庫の電源を入れる
⑪給水タンクに水を入れて氷を作る
⑫できた氷は捨てる
⑬⑪と⑫を3回から4回程度繰り返す
⑭できあがった氷から嫌な臭いがしなくなったら作業終了
注意点
使い始めの冷蔵庫でやるべきことは?
ここからは筆者の経験則で話しますが、冷蔵庫を新しくした時にやっておきたいことは上の動画にあるように、収納術を最大限活用することです。
これを取り入れると賞味期限ぎれの食材が発生する確率も減りますし、掃除そのものの効率がガッツリと上がります。
食材が一切入っていないタイミングで実行するのが一番簡単なので、これを取り入れてもらいたいです。
あとは、ここで紹介した掃除をすればOKでしょう。
具体的にやることをまとめると以下のようになります。
○冷蔵庫内部を丁寧に水拭きして乾拭きする
○冷蔵庫内部にあるトレイや棚も丁寧に水拭きして乾拭きする
○給水タンク内部も丁寧に洗って、氷を何度か作って捨てる
○100均のトレイやケースを用意して設置する
○冷蔵庫を冷やす
冷蔵庫を綺麗に保つ方法は?
冷蔵庫を綺麗に使い続けるコツは直接冷蔵庫が汚れる状況を作らないことです。
具体的には以下の行動が推奨されます。
・冷蔵庫の上はラップを敷いて、汚れたらすぐに取り替えられるようにする
・野菜室は紙袋などを収納ケースの用に扱い、直に置かないようにする
・冷蔵庫の飲み物を置く場所にはカバーなどを設置し、液だれが直接冷蔵庫を汚さないようにする
・冷蔵庫の棚にはトレイやケースを設置し、タッパーなども活用して食材を直接置かないようにする
冷蔵庫の掃除に役立つ便利グッズ!
冷蔵庫の掃除に役立つのはカビが発生したときの切り札となる『塩素系漂白剤』や、食材が入っている冷蔵庫でも使える『中性洗剤』や『重曹』、そして『クエン酸』といったあたりでしょう。
他にも、『スキマキーレー』のように、隙間を掃除する道具があると、冷蔵庫の下を簡単に掃除できるので持っておくことを推奨します。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は冷蔵庫の使い始めに掃除は必要なのか、簡単な掃除方法を紹介していきました。
○新品冷蔵庫は掃除が必要!
○給水タンクの掃除も必須、何度か氷を作っては酢輝を繰り返すこと!
○トレイやケースを用意しておくとその後が楽!
新品を購入したことで発生する掃除の難易度はそこまで高くはないのですが、食材を投入した後の掃除難易度はここでケースやトレイを導入できるかで大きく変わってきます。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、紹介した動画を参考に収納術を実践してもらいたいです。
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