今回はベランダ掃除をしたことないという方向けに、放置していると大変なことになるのは本当かどうかをお話しします。
普段から意識してキッチンやお風呂場やトイレ掃除をしている方はたくさんいらっしゃると思いますが、ベランダ掃除となると『いつもしています』と回答できる人は少ないでしょう。
そこで、今回は放置され気味なベランダ掃除が、本当にしたことない状態で維持されてしまうとどうなってしまうのか、簡単な掃除方法も交えつつ紹介します。
ベランダ掃除をしたことがないと大変なことに?
ベランダの汚れを放置していると以下のようなことが発生するでしょう。
風化や劣化
ベランダの汚れやゴミが放置されると、風や日光の影響を受けて劣化しやすくなります。
特に木材や金属部分は腐食や錆びが進行し、見た目の劣化や耐久性の低下が生じることがあるので要注意です。
カビや藻や苔の発生
湿気の多い環境や水のたまり場となる場所では、カビや藻や苔の発生が起こりやすくなります。
これによりベランダの表面が汚れ、滑りやすくなったり見た目が悪くなるでしょう。
緑色のベランダはさすがにアウトです。
防水性の低下
ベランダの防水性能は重要ですが、汚れやゴミの蓄積によって防水層が傷ついたり、排水溝が詰まったりすることがあります。
これにより雨漏りや水の浸入などの問題が発生する可能性があるので要注意です。
特に、集合住宅だと裁判沙汰につながるような大問題につながる可能性もありです。
昆虫や害虫の発生
汚れやゴミが溜まると、昆虫や害虫の巣やエサとなる環境が生まれます。
蚊やアリ、ゴキブリなどの害虫が発生しやすくなり、居住環境に悪影響を及ぼす可能性があるので危険です。
周囲への影響
ベランダの汚れが風に乗って周囲に飛散したり、雨水によって下階や周囲の場所に流れ込むことがあります。
これにより、他の住戸や共用部分の汚染やトラブルの原因となる可能性があります。
特に、大雨の時に水漏れなどのトラブルが発生して浸水被害などが発生したら大問題となるでしょう。
ベランダを掃除しないとどんな汚れがつく?
ベランダには様々な種類の汚れが発生します。
具体的には土埃・砂埃・鳥のフン・花粉・葉っぱ・枝・カビ・こけ・雨水・黄砂・虫の死骸などいろんな汚れがあります。
特に目立つ汚れとしては鳥のフン・黒ずんだ様々な汚れが混じった物・緑色の苔やカビや藻ではないでしょうか。
これらの汚れは非常に厄介なので、しっかりと理解した対応をしないと落とせなくイライラしてしまいます。
ベランダの掃除頻度はどのくらい?
ベランダの掃除頻度はだいたい1ヶ月に1回から3ヶ月に1回程度が推奨されています。
ただし、ベランダの汚れ具合は使い方は家の立地環境によって大きく異なるので、あくまでもこの数字は軽い目安程度に意識して、汚れが目立つようになったら掃除するというスタイルにした方がいいです。
簡単にできるベランダのオススメ掃除方法
次は簡単にできるベランダの掃除方法について紹介していきます。
筆者もいくつかのやり方を紹介してきましたが、その中でも一番簡単なやり方をここでもう一度整理して紹介していきましょう。
準備するもの
・クイックルワイパー用のドライシート
・クイックルワイパー用のウェットシート
・ペットボトル式ジェット水圧ブラシ
・ウタマロクリーナー
・消毒用エタノール
・新聞紙
・ほうき
・ちりとり
・キッチンペーパー
・デッキブラシ
・雑巾
・マイクロファイバークロス
・掃除用手袋
・マスク
・バケツ
やり方
今回紹介するやり方は掃除の中でもかなり楽に実行できるクイックルワイパーを使ったやり方です。
こちらは立った状態で気軽に実行できるので、あまり腰を曲げて掃除したくないという方にとってはかなりやりやすいと思います。
①掃除用の手袋を着用して、ベランダにあるプランターなどをいったん全部どかす
②鳥のフンによる汚れがないのかをまず確認する、発見したらマスクを着用する
③ウタマロクリーナーを鳥のフンに直接噴射し5分程度放置する
④放置が終わったらキッチンペーパーなどで拭き取りすぐにゴミ袋に入れ、鳥の糞を拭き取った場所にエタノールスプレーを噴射し消毒する
⑤新聞紙を濡らしてちぎりほこりが溜まっている場所を中心にばら撒く
⑥ほうきやちりとりを使ってほこりやちりを除去する
⑦あまりにもほこりやちりが溜まりすぎているのなら⑤と⑥をひたすら繰り返す
⑧排水溝の蓋の周りにあるゴミで大きな物をある程度除去する
⑨蓋を開けて溜まっているゴミを取り除く
⑩ウタマロクリーナーを水で濡らした雑巾に噴射し、手すりやよく触る場所を中心に拭き取っていく
⑪水で濡らしたマイクロファイバークロスで丁寧に拭き取る
⑫ドライシートを取り付けたクイックルワイパーで床全体を拭き掃除する、汚れたらシートは取り替えていく
⑬あまりにもしつこい汚れが発生している場所はウタマロクリーナーを噴射し、デッキブラシなどでこすり洗いする
⑭床全体をウェットシートを取り付けたクイックルワイパーでしっかりと拭き取り、洗剤を使っているのなら洗剤成分はしっかりと拭き取る
⑮掃除のために動かした物も元に戻して終了
注意点
プロの掃除業者の料金相場や選び方!
あまりにも汚れているベランダはプロの業者に掃除を依頼した方がいいです。
プロの業者に頼むと10平方m未満でだいたい7,000円から1万円程度かかります。
業者を選ぶ時はまずは自宅に依頼できるところかどうかのチェックから始めましょう。
ある程度範囲や店を絞れたら、そこから安いところを10ヶ所ぐらい選んでください。
さらに絞ったらそのお店の口コミや評判をチェックしましょう。
ポイントは業者の口コミや評判ではなく、そのお店の評価という点です。
そこまでやって気になるお店を絞ったら、そこに見積もり依頼を出してください。
そこで、オプションの比較・保険の有無・店員の対応・見積もりの中身などをチェックし、比較をしていきましょう。
そこまでやって、気に入ったところを選ぶという形が理想的となります。
ベランダ掃除に関するよくある質問
ベランダ掃除の頻度はどれくらいが適切ですか?
ベランダの掃除頻度は、その使用状況や地域、季節によっても変わる可能性がありますが、一般的には月に一度程度の掃除が推奨されています。
風通しの良いベランダは埃や汚れが溜まりにくいですが、放置しているとカビや虫などの問題も発生する可能性があります。
ベランダ掃除に必要な道具は何ですか?
ベランダ掃除には基本的に掃除機やほうき、ちりとり、雑巾やスポンジ、そして水道水を使用します。
頑固な汚れには洗剤も役立ちますが、ベランダの素材によっては特定の洗剤が必要な場合もありますので注意が必要です。
ベランダのカビ取りはどうすれば良いですか?
ベランダに発生したカビは、カビ取り専用の洗剤や塩素系の漂白剤を用いてしっかりと洗浄することが有効です。
ただし、塩素系の漂白剤は色落ちや素材へのダメージを与える可能性がありますので、必ず取扱説明書を読んでから使用してください。
隣のベランダとのプライバシーを保つ方法はありますか?
隣のベランダとのプライバシーを保つには、スクリーンやパーティション、緑の植物などを設置する方法が一般的です。
ただし、これらのアイテムを設置する際には、風に飛ばされないようにしっかりと固定することが重要です。
ベランダの床材に合った掃除方法は?
ベランダの床材によって最適な掃除方法は異なります。
木製の床であれば、水分を避けつつ掃除を行い、タイルやコンクリートの場合は水を多用しても問題ありません。
床材の特性を理解し、それに合わせた掃除方法を選ぶことが大切です。
どの季節にベランダ掃除をするのが最適ですか?
ベランダ掃除に最適な季節は春と秋です。
春は新しい季節のスタートであり、秋は冬に備えての大掃除が一般的です。
これらの季節は温度も穏やかで作業しやすく、また窓を開けても室内の温度が大きく変わらないため、換気が容易です。
ベランダのプランターを掃除する際のポイントは?
プランターは土や植物が直接触れる場所なので、無害な洗剤を使用することが重要です。
また、洗剤をしっかりとすすぎ落とすことで、植物にダメージを与えずに済みます。
さらに、掃除後は土や肥料も新しくすることをおすすめします。
ベランダに出ている家具の掃除方法は?
ベランダに出ている家具の素材によって掃除方法が異なります。
木製家具は高温多湿を避け、金属製家具はサビを防ぐために特定の洗剤が効果的です。
それぞれの家具に適した掃除方法と保護方法を選ぶことが大切です。
ベランダ掃除でよくある失敗とその対処方法は?
ベランダ掃除でよくある失敗例として、排水口を塞いでしまうことがあります。
これが原因で水が溜まると、カビや虫が発生しやすくなります。
失敗を防ぐためには、掃除前に排水口周りの確認と、掃除後の水の流れを確かめることが重要です。
ベランダ掃除を効率よく行うコツは?
ベランダ掃除を効率よく行うためには、掃除道具や洗剤を事前に揃えておくことが基本です。
また、物を一時的に移動させ、広い作業スペースを確保することで、スムーズに掃除が行えます。
効率的な掃除のためには、事前準備と計画性が欠かせません。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回はベランダ掃除をしたことないという方向けに、放置していると大変なことになるかどうかをまとめてきました。
あまりにも放置してきて水によるトラブルが発生するレベルになったら完全にアウトです。
それ以前に、放置しすぎてボロボロにしてしまったらアパートやマンションだと退去時に問題になる可能性もありますので、適時メンテナンスは必須でしょう。
基本的に放置はしないようにしてください。
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