引っ越し挨拶には粗品とセットで行われるのが一般的ですが、対処がちょっと難しく悩んでしまうのがのし紙の扱いです。
今回は引っ越し挨拶におけるのし紙に注目し、のし紙はそもそも必要なのか、のし紙をつけるときの注意点は何なのかも見ていきたいと思います。
表書きの正しい書き方や水引についてのルールなど、普段意識していない事柄についても触れていくのでのし紙についてあれこれ悩ましている方は必見です。
引っ越し挨拶にのし紙は必要なの?
始めに結論を書くと『100%必須ではないが挨拶回りをする時に粗品にのしが無いと悪いイメージを抱く人もいるしあると印象が良くなる人もまだまだいるのであった方がいい』となります。
世の中のあらゆる人がのしがなくても問題ないといった意見で一致したのならのしが不要な状態になると思いますが、そんな世の中は法律での明記が無い限り日本では発生しませんのであった方がいいでしょう。
無くても問題ないと考えている人が多くなっているとは思いますが、無いとマイナスイメージを抱く人はまだまだいると判断してのし紙をセットで付けるようにしてください。
どうしてものし紙を用意するのが面倒くさいので不要な状況はあるのかといった意見もネット上で散見していますが、個人的にこれは短期間で当たり前のように引っ越しが行われるようなすさまじく出入りが激しい場所だったらそもそも挨拶回りをしないことが多いのでいらないかもしれません。
筆者的にはそういった状況でも大家さんや不動産会社の担当者には粗品を必ず渡してきているので、引っ越しと粗品&のし紙は切っても切ることが出来ない関係にあると考えています。
のし紙をつける時に注意すること
のし紙をつけるときに注意すべき事は色々とあります。
これらの注意点を守れるかどうかが、ポイントなのです。
まず、引っ越し先の挨拶でのし紙を粗品につけるときに推奨されるルールについて箇条書きにしていきますので見ていきましょう。
とりあえず、この5つを守ってください。
簡単に解説するとこれらのルールが『引っ越しにおけるお祝い事で推奨されるルール』と覚えておきましょう。
例外となっているのが『別れの挨拶なら署名は不要だが新居への挨拶なら出来れば下段に署名が欲しい』の部分で、これは引っ越しをしたときに自分の名前を覚えてもらうための便利な手段となってくれるからです。
人の名前と顔を覚えるのがちょっと苦手という人でも、のし紙に書いてあれば「引っ越しの挨拶をしてくれた○○さん」と簡単に覚えられるようになるので、便利なのです。
退去時ののし紙はルールが違う?
退去時にも粗品にのし紙をつけて挨拶回りをするケースはありますが、そのときののし紙のルールはどうも人や地域によって分かれているので、明確になっていません。
引っ越し後ののし紙にまつわるルールは筆者が色々と調べた限りはほぼほぼ一致していたのですが、退去時は一致していないのです。
紅白の水引を選ぶことと蝶結びの水引を選ぶことと品物の裏面を見た時に右側の紙が上に来る慶事掛けすることは一緒なのですが、他がちょっと異なります。
まず、表書きに署名は不要で挨拶には御礼か粗品と書いてください。
引っ越し後の挨拶回りなら御挨拶と書くことが多いです。
問題が次の外のしにするかどうかです。
これは外のしでもOKという人もいれば控えめな内のしを選んだ方がいいといった意見があるのです。
このように分かれてしまっているのでなんとも言えない状態になっています。
これは地域性もあると思いますので、その地域に根ざした知り合いがいるのなら聞いてから判断するしかないでしょう。
表書きの正しい書き方と水引について
先ほど注意点を簡単に紹介しましたが、ここではより掘り下げて生きましょう。
まず水引は紅白かつ蝶結びの水引が推奨されます。
結び方についてまず解説すると、水引には何度でも結び直せることから『繰り返し発生することを願う』時に使う蝶結びが選ばれます。
これ以外にも一度結ぶと解けないことから『今後同じ事が起こらないことを願う』時に使う結び切りと『末永く続くことを願う』時に使うあわじ結びなどがありますがこれらは選ばないようにしましょう。
色は紅白・金銀・金赤・黒白・黒銀など色々とありますが、お祝い事に使うのは紅白のものでこちらを選んでください。
金銀もお祝い事に使いますが、こちらは主に『1度だけ』のお祝いに使われるので引っ越しには適しません。
表書きは引っ越し後の挨拶ならば水引の上段に『御挨拶』または『粗品』と記載して、下段に署名をしましょう。
署名は名字だけでOKですが、引っ越し後では署名はいりません。
引っ越し前の挨拶では水引の上段に『御礼』または『粗品』と記載してください。
のし紙はどこで購入することができる?
のし紙は今ではスーパーから100均までいろいろな場所で売られているので、自分が良く立ち寄る場所で購入しましょう。
量販店でもホームセンターでもインターネット通販サイトでも購入可能ですので、すぐに見つけることが出来ます。
引っ越しの挨拶にオススメの品はなに?
粗品で推奨されるものはお菓子や消耗品や日用品です。
お菓子は日持ちするものでそこまで嫌っている人が少ないクッキーなどが鉄板です。
消耗品は石鹸やタオルや洗剤、高級なティッシュペーパーやトイレットペーパーなどが推奨されています。
しかし、石鹸や洗剤は人によってこだわる方も結構多いので個人的にはあまり推奨できません。
筆者も匂いが嫌いなタイプの石鹸や洗剤が確かに存在するので、それを渡されても使いませんでした。
どこまでの範囲で挨拶をしたらいい?
引っ越しの挨拶が必要となる範囲は、集合住宅なら上下階の部屋と両隣の部屋と大家さんや管理人です。
この範囲で挨拶をすればいいでしょう。
一戸建てなら隣接している建物に住んでいる方々が対象となります。
裏にも隣接している家があるのならそちらもきちんと範囲に入れる必要があります。
一戸建てならばその地域の偉い人や町内会や自治会のまとめ役の人にも挨拶をした方がいいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越しにおける挨拶で、粗品ののし紙はどのように扱ったらいいのかを見ていきました。
若い人を中心にこういった挨拶をする週間は確かに薄れているのは確かですが、完全にゼロになる事は無いのでこういった挨拶のルールがなくなることはないでしょう。
完全に覚える必要は無いので、挨拶をする状況になったらこういった情報が記載してあるサイトにすぐにアクセス出来るようにしておくと情報を活用できるのでおすすめです。
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