今回は『先勝と大安どっちが縁起いい？意味や由来、オススメの時間帯は？』と題しまして、先勝について掘り下げます。
そもそも先勝とはどういう意味があるのか、由来はどうなっているのか、縁起がいいのかも見ていきましょう。
先勝の縁起のいい時間帯についてもまとめつつ、先勝にするといいと言われていること、逆にしないほうがいいとされていることもまとめて行きます。
先勝と大安どっちが縁起いいの？
結論から言うと、大安の方が縁起が良いとされています。
六曜は、中国から伝わった暦注のひとつで、1日を基準として、毎日を『先勝』『友引』『先負』『赤口』『大安』『仏滅』の6つに分類しています。
このうち、大安は“何事にも吉”とされており、時間帯を問わず良運とされているのです。
そして、六曜の中でも１日中吉となる最強の吉日となります。
一方、先勝は“先んずれば勝つ”という意味があり、急ぐことが重視される勝負事などに相性が良いとされているのです。
そのため、一般的には、大安の方が縁起が良いとされています。
ただし、これはあくまでも一般的な考え方です。個人の考え方や、参拝する目的によって、どちらが縁起がいいかは変わってくるでしょう。
例えば、勝負事や契約などの重要なことを行う場合は、先勝の方が良いと考える人もいます。
また、神社で厄払いや厄除けを行う場合は、大安の方が良いと考える人もいます。
最終的には、自分の考えや目的に合わせて、どちらの日を選ぶか決めるとよいでしょう。
個人的な見解ですが、こういった運気などは数値化されていないので単純な比較ができず、その人が解説文などを見たときにどのように受け止めるのかで大きく変わる代物と認識しています。
なので、どっちが上か論争は決着がつくことの方がまれですよ。
先勝の意味と由来、縁起がいいの？
次は先勝の意味と由来についてまとめましょう。
先勝の意味について
先勝の意味は大きく分けて２つです。
それは以下の通りとなります。
①基本的には午前中が吉で午後か凶の日
②勝負ごと、訴訟や急用などと相性が良い日
実際に、様々な辞書でこの意味について触れているのでそちらも見ていきましょう。
実用日本語表現辞典より
「先勝」とは、六曜のひとつ・行動が早ければ吉となる日・先に勝つことを意味する表現である。
goo辞書より
１ 何回も行う試合で、まず最初に勝つこと。「日本シリーズに—する」
２ 暦注の六曜の一。万事急ぐをよしとし、午前を吉、午後を凶とする日。先勝日。せんかち。
精選版 日本国語大辞典より
① 何回戦かにわたる試合で、まず先に勝つこと。さきがち。せんかち。
② 「せんしょうにち（先勝日）」の略。先勝日は民間暦でいう六曜（六輝）の一つ。万事に急ぐことがよいとされ、午前は吉、午後は凶とする。先勝(せんしょう・せんかち)。
日本大百科全書(ニッポニカ) より
陰陽道(おんみょうどう)の六曜日の一つ。「せんかち」ともいう。この日は勝負ごと、訴訟や急用などに運がよいとされ、早い時刻ほどよく、午後は凶になるなどの俗信がある。
先勝の由来について
先勝は、六曜のひとつです。
六曜は、中国の陰陽五行説に基づいて生まれた暦注で、1日を6つの区分に分けたものであり、それぞれに吉凶の判断がされています。
その六曜の由来は、中国の六壬時課または小六壬と呼ばれる時刻や日の吉凶占いが発祥と言われています。
六壬時課または小六壬は、古代中国で発祥した占術で、時刻や日によって吉凶を占うものです。
その起源は不明ですが、三国志の諸葛亮が考案したという説や、陰陽五行説に基づくという説などがあります。
六壬時課または小六壬は、中国から日本に伝わり、江戸時代に独自の発展を遂げました。
その結果、現在の六曜の形になったと考えられています。
江戸時代には、六曜などの暦の吉凶を信じる人や調べる人が非常に多かったため、幕府からお触れが出るほどでした。
また、先勝という言葉は中国の儒教思想に基づくもので、先に行動を起こすことで、有利な立場を築くことができるという考え方から来ているようです。
先勝の縁起のいい時間帯はいつ？
先勝は午前中（12時まで）が縁起が良いとされています。
先勝は、六曜のひとつで“先んずれば即ち勝つ”という意味があります。
そのため、急ぐことが吉とされる日です。
時間帯においても、急ぐ時間帯である午前中が縁起が良いとされています。
一方、午後は凶とされています。
ただし、昔のお昼は14時までだったという意見から、14時までが吉で14時から18時までが凶という考え方もあります。
最終的には、個人の考え方次第です。
筆者としては、14時というのは中途半端な時間なので、今まで通り12時まで吉という考え方のほうが好きですね。
先勝にするといいことは？
先勝は、六曜のひとつで”先んずれば即ち勝つ”という意味があります。
そのため、急ぐことや勝負事が吉とされる日です。
具体的には結婚式や入籍などのお祝い事、裁判や納車などの契約事、急ぎの用事などの決断事などを行うのに適した日とされています。
それらを箇条書きでまとめると、以下の行動が推奨されています。
・結婚式や入籍
・裁判
・納車
・引っ越しや転職
・商談や契約
・プレゼンテーションや試験
これらの行動は、いずれも新しい門出と言えるような事柄か、勝負事に該当するものが多いです。
ただし、先勝は午前が吉で午後が凶なので、先勝にこだわりたい人は午前中にいろいろと行動して起きましょう。
ただし、宝くじ購入は例外です。
宝くじもまた、ある意味では勝負事にカテゴライズすることができます。
そのため、先勝に購入すると縁起が良いと言われているのです。
しかし、宝くじは運の要素が非常に重要です。
そのため、先勝に購入することで運気が上がるという考え方よりも、ちょっとだけ運気が上がるかもしれないという考え方の方が現実的かもしれません。
先勝にしない方がいいことは？
先勝にすると縁起の悪いことについては、特に見つかりませんでした。
ただし、午後にならないようにすることがベストとされています。
特に急ぎ事や勝負事など、早く終わらせたい事柄を行う場合は、午前中に行うことをおすすめします。
これによって、先勝のポジティブなエネルギーを最大限に利用し、良い結果を得やすくなるでしょう。
縁起の悪い事柄がほとんどない日というのもなかなかに珍しいので、逆に動きやすい日と言えるかもしれません。
六曜はどのくらい参考にするべき？
結論だけ記載すると“六曜は気になる人は気にすればいいが、気にしすぎると行動の阻害につながるため、ラッキー要素だけ取り入れるのがよい”となるでしょう。
まず、六曜をどのくらい参考にすべきかは、個人の考え方に大きく委ねられます。
ネット上やSNSでいろいろな意見を見てきた筆者の見解としては、
気になる人は気にすればいいけど、気にしすぎると行動の阻害に繋がるからできればラッキー要素だけ取り入れた方がいい
ということになります。
六曜を含めた暦注は、もはや何の根拠もない迷信や俗説という扱いをされており、今回の記事を読んだ人達の中でも「やっぱりうさんくさい！」と思った方はたくさんいるでしょう。
それでいいんです。
朝に報道している番組の占いや、某国民的なアニメのジャンケンのように「勝ったらラッキー」とか「運勢で上位だったからラッキー」といった捉え方をしている人は多くいます。
そのような捉え方であれば、六曜も同じでいいのです。
これでメンタル的に上向きになれば、それだけで確実に効果があると言えます。
つまり、効果があるように自分がいかにとらえられるのかが鍵となるのです。
逆に、気にしすぎると「今日は○○の日だから××をしてはいけない」とか「今日は○○という日だからこの色はNG」など、あらゆる行動が阻害されてしまうようになるので、面倒くさくなります。
これは悪い意味で気にしすぎだと思いますので、もっと気軽に受け止めた方が賢いお付き合い方法になるでしょう。
先勝に関するよくある質問まとめ
「先勝」とはどのような日ですか？
「先勝」は、日本の伝統的な暦（六曜）の一つで、その日が始まる時には吉であり、午後になると凶とされる日です。
つまり、午前中に行動を起こすと良い結果が得られやすいとされています。
一日のうちで運勢が変わる特徴を持つ日として知られています。
先勝の日に適した活動は何ですか？
先勝の日は、特に午前中に新しいことを始めるのに適しています。
契約事や大切な会議、新しいプロジェクトのスタートなど、ポジティブな結果を期待したい活動を午前中に行うと良いとされています。
午後は、積極的な新規行動よりも、既存の仕事の整理や計画の見直しに適しているとされています。
先勝の日に避けるべきことはありますか？
先勝の日は、午後に新たな行動を起こすことは避けた方が良いとされています。
午前中に吉とされる運勢が午後には凶に変わるため、重要な決断や大きな買い物、契約の締結などは午前中に済ませることが推奨されます。
先勝の日の過ごし方についてのアドバイスはありますか？
先勝の日には、日の出と共に活動を始め、午前中に重要な仕事や決断を行うことが良いでしょう。
午後は、静かに過ごす時間を持つか、計画の見直しや準備作業に充てると良いとされています。
また、この日は早めに一日を終えることもおすすめされます。
先勝の日はどのようにして計算されますか？
先勝の日は、日本の旧暦に基づいて計算されます。
六曜は、旧暦の月の長さ（大の月は30日、小の月は29日）によって各日に割り当てられ、月の始まりから一定の周期で繰り返されます。
先勝の日はこのサイクルの中で定められており、旧暦や六曜を記載したカレンダーを参照することで知ることができます。
先勝の日は毎月何回ありますか？
先勝の日は毎月の旧暦に基づく六曜のサイクルに従い、月に数回発生します。
正確な回数は月によって異なり、旧暦のカレンダーや六曜を表示するアプリケーションを利用して確認することができます。
一般的には、ほぼ毎週何らかの六曜が訪れるため、先勝の日も同様に数回訪れることになります。
先勝の日に行うべきではない業務や活動は具体的にどのようなものがありますか？
先勝の日には、午後に新たな取り組みや重要な契約を避けるべきとされています。
具体的には、新規プロジェクトの開始、大きな投資の決定、重要な契約の締結など、午後に行うと不利な結果につながる可能性がある活動を控えることが推奨されます。
先勝の日におすすめのリラクゼーションやリフレッシュ方法はありますか？
先勝の日の午後は、積極的な行動よりも静かに過ごすことが推奨されるため、リラクゼーションやリフレッシュに適した時間です。
瞑想、軽い読書、ゆったりとした音楽を聴く、アロマテラピーを楽しむなど、心身ともにリラックスできる活動がおすすめです。
先勝の日に関する情報を確認できる信頼できるソースはどこですか？
先勝の日に関する情報は、旧暦や六曜を掲載しているカレンダー、専門の暦アプリケーション、または天文台や気象関連のウェブサイトで確認することができます。
これらのソースは正確な日付や六曜の情報を提供しており、計画を立てる際の参考になります。
先勝の日を生活やビジネス計画に取り入れるメリットは何ですか？
先勝の日を生活やビジネス計画に取り入れることには、伝統的な暦の知恵を活用し、日々の活動に良いリズムをもたらすメリットがあります。
特に、午前中に重要な活動を行うことで効率よく一日をスタートさせることができ、計画的に行動することが可能になります。
また、季節の変わり目や自然のリズムを意識することで、心身の健康管理にもつながります。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は『先勝と大安どっちが縁起いい？意味や由来、オススメの時間帯は？』と題して、先勝について解説してきました。
運気などのお話になってきたので、ここでは大安の方が力は上と解説しています。
しかし、目に見えない部分のお話になっているので、本人がどのようにとらえているか次第でしょう。
こればかりは個人個人の考え方が尊重されますので、自分の考え方を通すのが正解だと思います。
コメント