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土用干しで完璧な梅干しを作る方法!なぜこの時期が最適なのか?

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今回は土用の期間に合わせた伝統的な梅干し作りに焦点を当ててみましょう。

梅干しは日本の夏の風物詩であり、保存食としても大変重宝されていますが、なぜ特に土用に梅を干すのでしょうか?

この記事では、梅干しを作る最適なタイミングや、効果的な干し方、必要な日数、そして紫蘇の使用法について詳しく解説します。

また、初心者でも簡単にできる梅干しの作り方から、長期保存のコツまでを紹介するので、梅干し作りに興味のある方は必見です。

梅の季節を前に、これを機に自家製梅干しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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土用干しで梅干しを作る方法とポイント!

まずは、土用干しで梅干しを作る方法とポイントを紹介していきましょう。

用意するもの

・完熟梅
・新聞紙
・塩
・赤紫蘇
・保存容器(瓶や甕)
・アルコール(ホワイトリカー)
・キッチンペーパー
・輪ゴム
・爪楊枝
・ザル
・ボウル
・トング
・調理用手袋
・干物ネット
・竹ザル(金属はNG)

やり方

こちらは梅干しの作り方を紹介している動画で、今回の土用干し梅干し作りの前編と言える内容になっています。

後編はこちらの動画です。

動画が2つありますが、しっかりと繋がっているのでできれば両方とも見てもらいたいです。

ここで紹介する内容はこの動画に即した物となっていますので、まずは見てもらった方がいいでしょう。

土用干しで使う梅干しの作り方

①完熟梅を用意する、梅が青いのなら新聞紙の上に梅を広げて乾燥しないように新聞紙を被せて風通しがいい場所にしばらく放置する

②爪楊枝を使ってなりくちに付いているホシを取り除く

③梅を丁寧に水で洗う

④洗い終わったらザルの上で乾燥させるか、キッチンペーパーで拭き取る

⑤アルコールで梅干し作業を行う場所全般を丁寧に除菌する、使う瓶の中もしっかりと除菌する

⑥ボウルにアルコールを入れて、その中に梅を入れて除菌する

⑦全部の梅を消毒したら瓶に入れていくが、その前に瓶の重さを量ってメモしておく

⑧なりくちが上を向くように梅を瓶に丁寧に並べながら入れていく

⑨瓶に梅を入れたら、もう一度重さを量ってどれだけの梅を入れたのかをチェックする

⑩瓶の中に入れた梅の重さを算出したら、塩分濃度に合わせた塩を用意する(動画では塩分17%)

⑪用意した塩を瓶の中にこぼれないように入れる

⑫あとは梅酢が上がってくるまで放置、だいたい3日から4日

⑬1日目と2日目が終わったら塩を早く溶かしたいので、瓶の取っ手を持って軽く転がす

⑭3日目や4日目でも梅酢がうまく上がらない時は、子範の梅酢があればそれを入れるか塩を10%程度追加する

⑮3日目や4日目はそこに残った塩を溶かすために同じように転がす

⑯ある程度できあがったら赤紫蘇を用意する。必要量は初日に計測した梅の重量の1/5~1/10ぐらい

⑰赤紫蘇を用意したらまずは太い茎と葉で分ける、太い茎は使わない

⑱葉っぱと茎を分け終わったら、葉っぱを流水で丁寧に洗う

⑲作る梅干しと同じ塩分濃度を意識した塩を赤紫蘇に混ぜてもむ、ただし一気に塩を投入するのではなく1/3ずつ投入してもんでいく

⑳もんでいる最中にあくが出るので、しっかりと絞ってあくを出し尽くす

㉑赤紫蘇を絞り終わったら、別の容器に入れておく

㉑梅干しの塩がしっかり溶けたら、絞った赤紫蘇に梅酢を200cc程度かける

㉒赤紫蘇を軽くもむ

㉓もんだ赤紫蘇を広げ得るようにして瓶に入れる。赤くなった梅酢も戻す

㉔またまた、梅干しの入った瓶を転がして馴染ませる

㉕土用までまつ

土用干しの梅干しを作る方法

①今回使う道具全般をアルコールで消毒しておく

②用意した梅の上側に浮いている赤紫蘇を、調理用手袋をして手で取り除く

③赤紫蘇を取り除いたら、梅をつぶさないように注意しながら木ザルに取り出す

④梅を全て取り出したら赤紫蘇を絞って広げながら木ザルに干していく

⑤梅酢の中に残って赤紫蘇も残さずこのタイミングで取り除く

⑥梅酢は瓶の中に戻す、梅酢はこのまま外に干すのでキッチンペーパーを被せて輪ゴムで飛ばないように止めておく

⑦干物ネットを外にぶら下げて、使う前にしっかりと消毒する

⑧できるだけ梅がくっつかないように、間隔をつくって梅干しを設置していく

⑨先ほどの作業中に敗れてしまった梅は破れていない面を下にして設置する

⑩赤紫蘇と梅酢も外に設置する

⑪1日目の梅は水分量が多くくっつくことが多いので、できれば朝早めにひっくり返す

⑫2日目も梅と赤紫蘇を裏返す、昼間だとくっつきやすいのでできるだけ午前中がいい。それが無理なら夜に裏返す

⑬3日目も同じようにひっくり返す

⑭何度かひっくり返したら、濡れている側を上面にするように調整する

⑮赤紫蘇が完全に乾くと風で吹っ飛ぶので、大きめのザルなどを被せておく

⑮4日目は完全に乾く可能性が高いので、仕上げで濡れている側を上面にするように調整する

⑯『梅干しにシワができている』『手で触った時に中はふっくらで外側がべたつかない状態になっている』『水分が抜けて小さくなっている』といった状態を確認できたら梅干し完成

⑰干し終わったら取り込む

⑱保存するために、使う道具を消毒する

⑲梅干しは梅酢と分けるか、戻すか、潜らせるかを選んで保存する

⑳赤紫蘇はフードプロセッサーなどで粉砕すればふりかけとしても使えるが、梅干しを梅酢に戻しているのなら赤紫蘇もある程度瓶に戻す

㉑梅酢も別の瓶などに保存する

ポイント

・ホシとり作業はかなり面倒だが、ホシを除去すると梅の実の深部に塩が入りやすくなるので味が変わる
・洗い終わった後に水分が残っていると失敗しやすいので、拭き取るときは丁寧に拭き取ること
・梅酢の上がり方が遅すぎると腐敗するので要注意
・放置中の転がしは、潮が早く溶けるだけではなく梅酢がかかっていない梅に梅酢をかけることにも繋がるのでやった方がいい
・赤紫蘇の選別作業は素手でやると指先が黒ずむ可能性があるので、気になる方は調理用手袋を着用すること
・赤紫蘇は想像以上に汚れていることが多いので、洗うときは丁寧に洗う
・梅干しを干すときに金属のザルを使うとさびる可能性があるので絶対にNG
・梅干しは想像以上にもろいので、トングやお箸だとつぶす可能性あり!
・梅干しを破いてしまっても、破棄せずにそのまま干すこと
・赤紫蘇の絞り作業はかなり液体が飛び散るので、エプロンをした方がいい
・平ザルで干すときは通気性をあげるために、下に網や石を置いて高さを出すこと
・1日目は梅から梅酢がかなりたれてくるので、下に皿を設置した方がいい
・夜に室内に取り込んでもいいが、夜露に当てた方が梅が柔らかくなるのでできれば出してた方がいい
・ただし、屋根がないと雨が降ったときに大変なことになるので要注意
・平ザルで干していて室内に入れるときは布巾などを被せておくと埃で汚れないのでオススメ
・雨が降ってきたら室内に入れておくこと

完成した梅干しの保存方法

完成した梅干しの保存方法は作り方によって変わります。

今回の作成方法をそのままトレースしているという方は、梅酢と分けるか、戻すか、潜らせるかの3択になるでしょう。

保存方法によって味が変わってきますので、お好みで保存方法を決めて下さい。

ただし、塩分濃度が低めの梅干しは常温保存が難しいので、できればすぐに冷蔵庫に保存したほうがいい。

保存容器はあらかじめ煮沸消毒とアルコールで消毒しておけば安全です。

土用に梅を干す理由は?

土用に梅干しを用意する理由は土用干しというやり方が、梅干しの乾燥や保存に役立ったからです。

夏場だと余計な水分が飛ばしやすく、保存性も高まったのも理由にあるでしょう。

それ以外にも、梅干しの殺菌効果にも期待してのこととも言われています。

梅を干す日数はどのくらい?

梅を干す日数は3日から4日程度でしょう。

ただし、天候によって変わりますのでご注意下さい。

梅の紫蘇はどう干したらいい?

作った紫蘇はふりかけなどに使えるので、どんどん有効活用していきましょう。

個人的にはふりかけぐらいにしか用途が浮かびませんが、細かく砕けばちょっとした彩りを加える調味料的な使い方もできるかもしれません。

土用に関するよくある質問まとめ

「土用」とは具体的にどのような期間を指しますか?

「土用」は、四季の各節目の前約18日間を指す期間で、一年に四回あります。

最も知られているのは夏の土用で、この時期は特に「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習で有名です。

土用は季節の変わり目にあたり、体調を崩しやすい時期とされています。

土用の丑の日にうなぎを食べる理由は何ですか?

土用の丑の日にうなぎを食べる風習は、江戸時代に始まったとされています。

夏バテ防止と元気回復のために栄養豊富なうなぎを食べる習慣が広まりました。

うなぎはビタミンAやE、DHA、EPAなどの栄養素が豊富で、夏の暑さで消耗した体力の回復に役立つと考えられています。

土用期間中に避けるべきことはありますか?

土用期間中は、体調管理に注意が必要な時期とされています。

伝統的には、この時期に新しいことを始めるのを避けたり、大きな変化を避けるといった風習があります。

また、過度な運動や体を冷やす食事、疲れを溜め込むことなどが推奨されません。

土用期間中におすすめの食事や生活習慣はありますか?

土用期間中は、栄養バランスの良い食事を心がけ、特に夏の土用では体を冷やしすぎないように注意することが大切です。

うなぎのほかにも、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物、体を温める生姜やネギなどを取り入れた食事がおすすめです。

十分な水分補給と適度な休息、早寝早起きを心がけると良いでしょう。

土用の期間はいつからいつまでですか?各季節の土用を教えてください。

土用の期間は季節の節目の前18日間で、一年に四回あります。

春の土用は立春の前、夏の土用は立秋の前、秋の土用は立冬の前、冬の土用は立春の前の期間です。

特に夏の土用は7月中旬から8月初旬にかけてで、この期間の「土用の丑の日」が最も注目されます。

具体的な日付は年によって変わるため、カレンダーや暦で確認する必要があります。

土用の丑の日にうなぎ以外で推奨される食事はありますか?

土用の丑の日には、体力回復や夏バテ防止に効果的な食材を取り入れることが推奨されます。

うなぎ以外でおすすめの食事には、高たんぱくで消化が良い鶏肉、ビタミンやミネラルを豊富に含む緑黄色野菜、体の水分バランスを整えるスイカやきゅうりなどの夏野菜があります。

また、暑さで失われがちな塩分を補給できる梅干しや味噌汁も良いでしょう。

土用期間中に体調を崩しやすいのはなぜですか?

土用期間中に体調を崩しやすい主な理由は、季節の変わり目に伴う気候の変動と、特に夏場の高温多湿による熱中症や夏バテなどです。

これらの条件は、体の自然な調節機能に負担をかけ、免疫力の低下や消化器官の不調を引き起こしやすくなります。

適切な栄養摂取と水分補給、休息を心がけることが大切です。

土用の期間に行うべき健康管理や予防策は何ですか?

土用の期間に行うべき健康管理や予防策には、適切な水分と塩分の補給、栄養バランスの取れた食事、十分な休息と睡眠、涼しい環境での適度な運動、日中の過度な外出を避けることなどがあります。

また、冷房病を防ぐため、室内の温度差を極端に大きくしないことも重要です。

土用期間に適した運動やアクティビティはありますか?

土用期間に適した運動やアクティビティには、屋内でできる軽いストレッチやヨガ、水泳などがあります。

これらの運動は体を適度に動かしながらも、過度な暑さや直射日光を避けることができ、夏バテ予防にも効果的です。

運動後は、水分補給を忘れずに行いましょう。

土用の期間に気をつけるべき病気や健康問題は何ですか?

土用の期間に特に注意すべき健康問題には、熱中症、夏バテ、食中毒、冷房病などがあります。

高温多湿の環境は、これらの症状を引き起こしやすくします。

予防策としては、適切な水分補給、栄養バランスの良い食事、冷房の利用時の注意、手洗いや食品の適切な管理などが挙げられます。

まとめ

以上、いかがでしたか。

今回は土用干しで梅干しを作る方法とポイントと、オススメの保存方法についてまとめました。

いろいろとやり方を紹介しましたが、動画でのやり方が個人的に一番わかりやすかったのでこちらを模倣していただければいいでしょう。

動画を見られる環境にないという方は、ここで文章にてまとめていますので、できる限りそのままトレースしていただければOKです。

土用についてもっと深掘りしてみよう!

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