エアコンで翌朝だるくならない使い方について!扇風機を使うと効果的?
エアコンをかけて眠ると翌朝体がだるい~ということ、よくありますよね。
しかし、エアコンをつけて寝ても翌朝体がだるくならない使い方があるのをご存知ですか?
せっかくゆっくりと眠るつもりでエアコンをつけているのにだるくなるなんてもったいない!
エアコンのだるくならない使い方をマスターして、より幸せな睡眠時間を味わってみてください。
エアコンで翌朝だるくなる理由
夏にエアコンをつけたまま眠ってしまって体がだるくなるのは理由があります。
それが「冷え」です。
体が冷えることでだるさや頭痛などを引き起こしてしまいます。
また、空気も乾燥してしまうので肌の乾燥や喉の痛みを引き起こし、体全体がだるく感じてしまいます。
私たち人間は夜、眠ると体温が自発的に下がっていきます。
ここにエアコンの冷たい空気が当たり、体を冷やしてしまうと体は想定以上に冷えてしまうことになります。
さらに起床後、外と部屋の中の温度差により自律神経が乱れ、血流が悪くなり冷えを悪化させます。
こういった事態を避けるためにはエアコンの使い方に気を付けて冷えを予防する必要があります。
最も良い予防方法は「エアコンの風を直接体に当てないようにすること」です。
ついつい暑い夜は直接冷たい風を感じたくなりますが、体に当てないようにするだけで翌朝のだるさは全く変わってきます。
その他にもちょっとした工夫でよりだるくならない方法があるのでご紹介します。
翌朝だるくならないエアコンの使い方!
夏の夜、エアコンをつけて寝てもだるさを感じないようにするには温度や湿度、そして風向き、スイッチのオンオフにまで気を使う必要があります。
ではそれぞれのポイントについてご紹介していきます。
温度設定
まず大切なのが温度設定です。
暑い夜はどうしても涼しく設定しがちですが、人間が最も快眠できる室温は26℃です。
しかし、26℃設定で一晩中エアコンをつけてしまうと、体が冷えすぎてしまいます。
そこでオススメなのが環境省も推奨している28℃に設定することです。
28℃は人間が快適に過ごすことができる温度になります。
また、エアコンの電気代も28℃設定にしておくとそれほど上がらないのもポイントです。
とはいえ真夏の熱帯夜などは28℃設定では暑くて眠れません。
あまりに暑い夜は寝る前に部屋をお好みの室温までガッツリと下げ、寝る直前に28℃設定に変更するのがオススメです。
くれぐれも下げ切ったそのままの温度で眠らないようにしてくださいね。
湿度設定
そして温度と同じように大切なのが湿度の設定です。
実は人間が快眠するためには温度より湿度の設定が重要になります。
その湿度とは「50%~60%」です。
湿度も計測できるエアコンを使用している方はぜひ湿度のチェックも忘れないようにしてください。
夏の夜の寝苦しさとしてよく言われる「蒸し暑くて眠れない」というのはこの湿度が高すぎることが原因であることが多いです。
湿度が重要であるということは、睡眠時は「除湿運転」を行うのがオススメということになります。
しかしここで注意点があります。
エアコンの種類によっては温度を下げない除湿「再熱除湿」を搭載しているものがあるので、この場合は熱帯夜には向きません。
また、再熱除湿は冷房よりも電気代が高くなります。
お使いのエアコンが再熱除湿を採用している場合は、除湿より冷房をかけることをオススメします。
風向き
次に注意していただきたいのが風向きです。
これが翌朝のだるさに大きく関わってきます。
風向きを下向きにしている方は要注意です。
冷たい空気は下に集まります。
そのため、風向きを下向きにしていると眠っている体を冷やしすぎてしまう可能性があります。
睡眠時にオススメの風向きは水平か上に向けることです。
寝ている場所や部屋の作りによっては水平にしていても風が直接体に当たってしまうことがあります。
ですので必ず睡眠に入る前にエアコンの風が体に当たっていないかを確認してください。
お子様と一緒に寝ている場合など複数人で寝ている場合は、全ての人の場所にエアコンの風が当たっていないかを確認することも忘れないようにしてください。
スイッチのオンオフ
最後にスイッチのオンオフについてです。
一晩中エアコンをかけていると電気代が心配という声をよく聞きます。
確かにその通りです。
しかし、エアコンのスイッチを頻繁にオンオフするよりはつけっぱなしにしておく方が電気代は安くすみます。
それはエアコンのパワーはスイッチを入れたときに最も必要になるからです。
オンオフを繰り返しているとオンになる瞬間がたくさんあり、そのたびにエアコンはフルパワーになります。
結果電気代がつけっぱなしより高くなってしまいます。
それでも一晩中エアコンをかけておくのは心配、という方にオススメなのが3時間から4時間でタイマーを切ることです。
人間の睡眠は90分周期です。
この90分周期が2回する最初の3時間は眠りにとってとても重要な時間になります。
その3時間をより快眠できるようにエアコンをかけておくとしっかりと熟睡感を味わえます。
扇風機やサーキュレーターの効果は?
エアコンと一緒に扇風機やサーキュレーターを使っているという方も多いのではないでしょうか。
エアコンと一緒に扇風機やサーキュレーターを使うにはコツがあります。
このコツさえ合っていればとても気持ち良い睡眠時間になります。
まずは扇風機やサーキュレーターを置く場所です。
ポイントは「足元に置く」という点です。
頭上に置いてしまうと翌朝頭痛や肩こりの原因になります。
さらに足元に置くだけでなく、「壁を向いて上向きに設定し、さらに首振り運転をする」というのもポイントになります。
扇風機やサーキュレーターはエアコンより高さがないので人によっては体に直接風が当たってしまいます。
これは翌朝のだるさや風邪を引き起こします。
壁に向かって置き、上向きに設定することで扇風機やサーキュレーターの風は壁に一度当たります。
そして跳ね返ってきた風はとても優しい風になります。
さらに首振り運転をすることで空気を撹拌する効果もあります。
まとめ
エアコンをかけて寝ても翌朝だるくならない使い方をご紹介しました。
近年日本の夏はとても暑いです。
睡眠時に熱中症になって救急車で運ばれる例も後を絶ちません。
ぜひエアコンや扇風機、サーキュレーターを正しく使って、健康で質の高い睡眠時間を過ごしてくださいね。
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