今回は仏滅における縁起のいい時間帯があるという説についてお話します。
仏滅について詳しく知っている方なら「そんなものはないのでは？」とツッコミを入れたくなりますが、実はこの説が存在しているのは事実なのです。
そこで、どういった説になっているのかを解説しつつ、いい時間帯はどこなのかを見ていきましょう。
いろんな説や意見が出てくるのが六曜の特徴でもあるので、どういった解釈の元いい時間帯が発生しているのか、皆と一緒に見ていきたいと思います。
仏滅に縁起のいい時間帯がある？
仏滅は『勝負なしの日』や『仏も滅びる日』という意味があり、基本的に万事に凶かつ1日中凶という六曜の中では最悪の日に該当します。
通常の解釈では、仏滅の日は24時間が凶の影響下にあり、縁起の良い時間帯など存在しません。
しかし、一部の人々は仏滅の意味を異なる角度から解釈し、縁起の良い時間帯が発生すると考えます。
仏滅は元々『空亡（虚亡）』から『物滅』に、そして最後に『仏滅』となった言葉であり、あらゆる物が滅びることを意味しています。
この理解から、「全てがリセットされるならば、悪い部分も清められ、新たな良い方向へ転じることができる」という解釈が生まれました。
そのリセットのタイミングを午前12時と捉え、そこから運気が上昇すると考えられるようになりました。
さらに、通常の六曜のサイクルでは仏滅の翌日は大安となるため、一部の人々は仏滅から午後にかけて運気が良くなると信じています。
以上の意見をまとめると、仏滅は午後から運気が良くなるという解釈が生まれているのです。
ただし、これらの説は一般的な仏滅の解釈からはかなり外れているので、六曜を知っている方々の大半は仏滅は終日凶として扱っているのでご注意下さい。
仏滅にやってはいけないことは？
仏滅は終日凶であり、あらゆる事柄全般がダメとされている日となっています。
あらゆるイベント後と全般がNGとされていると考えた方がいいでしょう。
仏滅にしても大丈夫なことは？
仏滅はあらゆる事柄がNGとされていますが、強いて言うならお葬式は問題ないという解釈が多いです。
というのも、お葬式における最悪の日は『友引』とされているため、その友引よりはマシという考え方になっています（友引は死んだ友に死へと引っ張られるという解釈がある）。
ただし、人によっては仏滅はシンプルに凶の日ということで縁起が悪いと考えられており、お葬式やお墓参りとも相性が最悪と思っている方もいるようです。
こればかりは占いと一緒でその人の解釈しだいなところがありますので、難しいところでしょう。
仏滅と縁起のいい日が重なってる場合は？
仏滅と縁起の良い日が重なっている場合、考え方は大きく2つあります。
1つ目は、仏滅の影響が強すぎるため、他の縁起の良い日が来ても凶の影響は変わらないという意見です。
2つ目は、他の吉日と重なることで仏滅の凶が相殺されるという意見になります。
しかし、運気や吉凶というものは数値化できないため、どちらの意見が正しいかは判断が難しいところです。
これは個々の信念に左右されます。
個人的には、ポジティブな考え方が生活を楽しくすると考えています。
したがって、吉日と重なると凶が上書きされるとか、凶が薄まるという理論に基づいて行動することが良いでしょう。
悲観的な考え方よりも、楽観的な姿勢を持つことが重要です。
そもそも、六曜以外に暦注と呼ばれるその日の吉凶を表すものはものすごく大量にあるので、探せば切りが無いほどにいろいろと見つかります。
それらを全部チェックして行動するとなると、いろいろとキツすぎるのでとりあえず吉日のみに目を向けて行動するようにした方がいいでしょう。
仏滅に結婚式をするメリットとデメリット
仏滅の結婚式はいろいろと賛否両論です。
そもそも、仏滅に結婚式をしていいのかという議論すら発生しています。
結論から言えば、『仏滅などの六曜は所詮占いのようなものなので、意識する必要は皆無です。
ただし、招待する親類の中には信じている人もいるため、そういった人々への配慮不足で揉める可能性がある』となってきます。
筆者は全く信じていないので意識する必要は皆無だと思っていますが、信じている人達からはないがしろにしているところを見られるといろいろと言われる可能性があるのです。
これはトラブルの原因となりかねないので、信じていなくても意識はした方がいいと思っています。
仏滅に結婚式を行うことは、縁起が悪いとされることの代表例ですが、近年では結婚式の日程を気にせずに仏滅に挙式する人が増えています。
依然として大安や友引が人気ですが、仏滅に結婚式を行うことには現実的なメリットとデメリットがありますので、この情報を見て判断するのもいいでしょう。
●仏滅に結婚式を行うことのメリット
・結婚式は通常高額な費用がかかるが、仏滅の日に挙式すると、仏滅割引として費用が格段に安くなることがある。50%の割引や特典の無料提供などの恩恵を受けられる場合もあってお得
・人気のない日に挙式するため、式場の予約がしやすい。日程的にギリギリでも予約が取れる可能性あり
●仏滅に結婚式を行うことのデメリット
・六曜を強く信じる人が親族に含まれている場合、結婚式が仏滅であることに対して否定的な意見が出る可能性が高い
・仏滅開催は我の強い人は公然と批判するかもしれない
・些細なことでも文句を言い続ける人もいるため、仏滅開催についていろいろと責められる状況になるとその後の人生がちょっと面倒になるかも
仏滅の納車は縁起が悪い？
車の納車は、一般的には仏滅や赤口を避けて、大安・友引・先勝・先負などの吉日を選ぶことが一般的です。
これは、事故を起こさないという縁起を担ぐことが多いためでしょう。
また、ディーラーも顧客の希望に応じて日程を調整してくれることが多くなったというのもあります。
ただし、急いでいる場合や都合がつかない場合は、仏滅であっても納車されることがあります。このような場合、特に気にする必要はありません。
仏滅が気になる方は、交通安全のご利益がある神社やお寺でのお祓いをすることで、縁起を補うことができます。
最終的には、納車の日程は自分の希望や都合に合わせて決めればよいでしょう。
車の納車は一大イベントであり、購入した車を早く乗りたいという気持ちは自然なことです。
六曜や仏滅などの日にまでこだわる必要はありませんが、気になる方は交通安全などのお守りを用意することで安心感を得ることができます。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか？
仏滅（ぶつめつ）とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか？
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか？
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか？
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか？
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は仏滅に縁起のいい時間帯があるのか、そもそも仏滅にやってはいけないことは何なのかをまとめました。
仏滅は終日凶であり、縁起のいい時間帯はありません。
あるという意見もありますが、それは少数派なのであまり賛同は得られないでしょう。
とりあえず、そういった意見もあるという認識でいいと思います。
仏滅はどこまでいっても仏滅なので、気になるという人はとりあえず凶日という扱いで対処するしかないのです。
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