今回は六曜の仏滅においてしてはいけないことはなんなのか、逆にしても大丈夫と言われていることは何なのかをまとめて行きます。
仏滅は六曜の中でも厄介な凶日で何をやってもNGというイメージがありますが、はたしてやってもいいことや大丈夫なことは存在しているのでしょうか。
そもそも、仏滅の意味や由来はどうなっているのかについてもまとめますので、「なんとなく縁起が悪いということは知っているけど仏滅という存在がよくわからない」という方は是非とも最後まで見てもらいたい記事に仕上がっています。
仏滅にしてはいけないことは?
いろいろとNG行動が多いと思われる仏滅ですが、具体的に何をしてはいけないのかをまとめて行きましょう。
お祝いの品を贈る
仏滅にやっては行けない講堂の一つ目が、お祝いの品を仏滅の日に贈るという行為です。
送る側が六曜をどうでも良い物と考えていたとしても、送られる側が六曜を意識しているとこの行動で「コイツ常識が無い!!」と思われる可能性があるため、危険です。
今後の良好な関係維持にも問題となる行動になりかねないので、自分が気にしていなくても、相手がいるときは意識して行動して下さい。
入籍をする
入籍に関しては諸説ありますが、縁起が悪いという声もあります。
一説には仏滅の入籍が別れる原因になるため確率が上がるとすら言われていますが、科学的根拠が存在しないため、気にする必要は無いでしょう。
それでも、一部の人達からは非常識と言われる可能性があるということは覚えておくことを推奨します。
結婚式を挙げる
入籍と違ってこちらは強く意識した方がいいというのが結婚式です。
結婚式では非常に多くの参列者が集まる行事です。
いろんな考え方を持った人が集合します。
なので、中には六曜などの縁起を強く意識している人がいる可能性があるのです。
そのような状況で仏滅による結婚式開催は非難の対象となりやすいので気をつけてください。
予約が取りやすいとか料金的に安いといったメリットがあるのですが、目に見えないデメリットが発生しやすいので注意しましょう。
人間関係ほど揉めると面倒くさいものはないので、メリットはありますができれば仏滅以外を選んだ方がいいです。
車を納車する
仏滅の納車を全く気にしないという方も多いと思いますが、縁起的にはあんまり良くはない日なので注意した方がいいでしょう。
特に問題なのが車は他の誰かを乗せる可能性が高いと言うこと、つまり家族や親類を乗せる可能性が高めということです。
その家族や親類の中に縁起を強く意識している人がいると「家族を乗せる大事な車なのに縁起の悪い仏滅に納車させるなんて信じられない!!!」といった非難される可能性があるため要注意となってきます。
個人的に、一人暮らしの方ならそういった事は考慮する必要はないと思いますので、好きなタイミングで納車すればいいでしょう。
車好きな方やドライブ好きな方は1日でも早く新車に乗りたいと考えますので、仏滅などは二の次で早めの納車を選択すると思います。
筆者としてもそれでいいと考えている次第です。
不動産を契約する
不動産会社は縁起を大切にする傾向があるため、仏滅は避けられることが多かったようです。
しかし、こういった縁起を気にしないという方ならば仏滅だろうが気にすることなく契約していいと思います。
筆者としてはこういった契約は六曜を優先することでいろいろと融通が利きにくい状態になることの方が問題だと思っていますので、気にしていないという方は意識せずに行動した方がいいでしょう。
ただし、会社の方針として仏滅は避けて大安に契約するようにといった命令が出ているのなら、従うしかないと思われます。
仏滅にやってもいいことは?
仏滅にやってもいいことについてまとめて行きましょう。
通夜やお葬式
後に解説しますが、仏滅は名前に『仏』が入っていますが、仏教とは何の関係もありません。
そのため、仏滅における通夜やお葬式の相性を気にする必要は無いと言われております。
そもそも、通夜や告別式は事前に日程を決めるのが不可能に近いので、気にする余裕がないというのが本音でしょう。
ただし、人によっては仏滅はあらゆる行動がNGの日ということで、通夜やお葬式もNGと考えているケースがあるため要注意です。
お墓参り
六曜の中で葬式と相性が悪いとされるのは友引ですが、お墓参りに関しては友引も関係ありません。
仏滅も同様であり、基本的にお墓参りと六曜の関係性は気にする必要はないのです。
もし気になる場合は、友引や先負、赤口、仏滅を避けて大安に訪れることが良いでしょう。
お墓参りは、故人を偲び、供養をする大切な行事です。
そのため、六曜よりも故人への思いを大切にすることが何よりも重要です。
たとえ、命日が仏滅だったからといって、そこを避けてしまうことの方が個人的には非常に失礼だと思っています。
六曜は占いのようなものと認識し、故人のことを最優先にしてください。
引っ越し
基本的にあらゆる行動がNGとされている仏滅なので、当然引っ越しとも相性が悪いという意見が多いです。
しかし、一部の人達からは仏滅には1からやり直す生まれ変わりの意味があるから、心機一転が出来る引っ越しとは相性がいいという意見が出ています。
仏滅の引っ越しは予約が取りやすかったり大安と比べると安くしてもらえる可能性が高いというメリットがあるので、狙い目かもしれません。
厄払いやお参り
厄払いやお参りも本来ならば仏滅だと縁起が悪いという意見もあります。
しかし、厄払いやお参りを行う神道とそもそも六曜が無関係なので気にする必要が無いという意見が多数あります。
実際に神社などで六曜との関係を問われることが多いので、Q&Aなどで回答していることが多々あります。
その回答は「気にする必要は無いが、どうしても気になるのならお日柄を改めること」といった書かれ方をすることがほとんどなのです。
仏滅の意味や由来
次は仏滅の意味や由来についてまとめて行きましょう。
仏滅の意味
仏滅は『勝負なしの日』や『仏も滅びる日』という意味があり、基本的に万事に凶かつ1日中凶という六曜の中では最悪の日に該当します。
特に、祭事や祝事とは相性が悪いと解説されることが多いです。
とにかく終日凶なので、物事を行わずに静かに過ごすのが理想的な日という扱いをされています。
由来でもお話しますが元々『仏滅』はあらゆる物事が滅びる事から『物滅』だったのですが、次第に仏も滅びる大凶日という意味になったために変化したため『仏滅』となったのです。
仏滅の由来
仏滅を含めた六曜は、元々古代中国にあった六壬時課または小六壬という時刻占いが由来となっています。
室町時代頃に日本に輸入されると、日本にあった陰陽道の考え方と混じり合うことになりその名前や意味が変化していったのです。
最初の頃は仏滅ではなく『空亡(虚亡)』という表記で、仏が滅びる大凶日という意味もありませんでした。
詳しい変遷まではわからなかったのですが、時代と共に『空亡(虚亡)』⇒『物滅』⇒『仏滅』という変化を遂げたようです。
江戸時代になると平和になったことでこの六曜の考え方が一気に広まり、そこで様々な解釈がされたことで今のような扱いをされるようになったようです(六曜などの暦注が広まりすぎた結果、幕府が禁止令を出すことになり、明治政府からも禁止令が出ている)。
仏が滅びるといった意味はおそらく、このいろんな意味を持つことになった江戸時代が関係していると予想しています。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか?
仏滅(ぶつめつ)とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか?
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか?
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか?
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか?
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は仏滅にしてはいけないことは何か、しても大丈夫なことは何かをいろいろと調べてまとめました。
してはいいこととダメなことというのは、ハッキリ言ってその人の考え方やその地域特有の文化などが絡み合っているので、正解がありません。
明確な決まり事が存在していないのが六曜なので、その人次第になってしまっております。
とりあえず、そういった風習などがわからないというのなら家族や親戚などに確認をとって見ることが一番でしょう。
そこで、仏滅に行動しても問題ないという回答が得られれば、通常通りいろいろと動けばいいと思います。
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