今回は、冷蔵庫のドアを密封する要、パッキンの分解清掃に焦点を当てた掃除の方法をお届けします。
以前に冷蔵庫のパッキン清掃の記事を提供しましたが、今回はその一歩を踏み出し、パッキンを取り外しての徹底した洗浄についての詳細を初めて紐解きます。
実のところ、筆者自身、パッキンを手入れする際はこれまで取り外すという手法は採用したことがありませんでした。
この新たな試みは、実践的な掃除の現場から一歩踏み込んだ、冷蔵庫のメンテナンスの新境地を開くものです。
取り外すことが可能かどうかの基本的な確認から始め、この方法がもたらす清潔さの増大という結果へと結びつくことでしょう。
それでは、未知の領域への一歩を踏み出し、隅々まで隙のない清掃を目指しましょう。
冷蔵庫のパッキンを外して汚れを落とす掃除方法!
冷蔵庫のパッキン部分を外して掃除する方法についてまとめていきましょう。
掃除の難易度としてはそこまで高くはないのですが、問題点が結構あるので、難易度が高くなくてもそこそこ面倒な掃除になってしまいます。
また、あくまでもゴムパッキン部分の掃除のみを紹介するので、それ以外の部分の掃除方法は紹介しませんのでご了承ください。
準備するもの
・ゴム手袋
・ウタマロクリーナー(効果が高い中性洗剤ならなんでもOK)
・塩素系漂白剤
・空のスプレーボトル
・マイクロファイバークロス
・スポンジ
・古歯ブラシ
・キッチンペーパー
・新聞紙
やり方
基本的なやり方はこちらの動画にあるように『取り外してから塩素系漂白剤を使って浸け置きする』となります。
ただし、この作業をするという事は冷蔵庫の扉を取り外して掃除することが多くなるので、冷蔵庫の中身は取り外して別のところで冷やすといった作業が必要になるでしょう。
冷蔵庫のパッキンを外して汚れを落とす掃除方法!
①取扱説明書を確認し、パーツの取り外し方やそもそもゴムパッキンが外せるのかを調べる
②掃除のために邪魔になる冷蔵庫の中に入っているものを全部取り出し、常温だと危ないものは冷えているクーラーボックスや別の冷蔵庫に移動させる
③ゴム手袋を装着し、スプレーボトルに水400mlに塩素系漂白剤100mlの割合で混ぜて洗剤を作る
④桶にも水400mlと塩素系漂白剤100mlの割合になるように洗浄液を作る
⑤冷蔵庫の掃除をしやすくするために冷蔵庫の電源を抜く
⑥空気の流れを良くするために換気扇を回す
➆掃除をするためのパーツを置く場所や自分の通り道に新聞紙を敷いて養生する
⑧取扱説明書で確認してから、冷蔵庫の扉を取り外してゴムパッキンを外す
⑨取り外したゴムパッキンを桶に用意した洗浄液に全体がしっかり浸け置きして、30分程度放置する
⑩ゴムパッキン放置中に、外した扉全体をウタマロクリーナーを噴射したキッチンペーパーで拭き取る
⑪カビが発生していそうな場所、ゴムパッキンがしてあった場所には作った洗浄液が入っているスプレーボトルで噴射して殺菌する
⑫5分程度放置する
⑬放置が終わったら、水で濡らしたマイクロファイバークロスで丁寧に水拭きして、塩素系漂白剤の成分を拭き取る
⑭乾いたマイクロファイバークロスで拭き取って水気を飛ばす
⑮ゴムパッキンの放置が終わったら、スポンジや古歯ブラシでこすり洗いしながら丁寧に流水で洗い流す
⑯乾いたマイクロファイバークロス拭き取って水気を飛ばす
⑰ゴムパッキンを元に戻し、扉も元に戻す
⑱冷蔵庫の電源を入れる
⑲養生に使った新聞紙を片付ける
⑳冷蔵庫の中が冷えたら中身を元に戻して、塩素系漂白剤の臭いが消えたら換気扇をストップして終了
注意点
冷蔵庫のパッキンにはどんな汚れがつく?
冷蔵庫のパッキン部分には水垢汚れやカビが発生しやすいです。
というのも、冷蔵庫内部の冷気を外に逃さないための部分故に開け閉めを繰り返すと冷えたり暖かくなったりを繰り返して結露が発生して、水垢汚れやカビが発生するというメカニズムになっています。
動画にあるように、ずっと放置しているとガッツリとカビが生えるので本当に注意してください。
冷蔵庫のパッキンの掃除頻度は?
冷蔵庫全体の掃除頻度については表にまとめているのでそちらを参考にしましょう。
そこにパッキン部分の掃除頻度もまとめています。
冷蔵庫の外観:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は3ヶ月に1回
冷蔵庫の中:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
製氷機:給水タンクや製氷皿は1週間に1回、貯氷ケースやパイプ内部は1ヶ月に1回
野菜室:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
ドア内側やパッキン:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
この頻度が全てとは言いませんが、ドアパッキン部分は簡単掃除を1週間に1回ぐらいは行った方がいいでしょう。
パッキンの汚れをそのままにしておくと?
汚れを放置していると、動画のようにカビだらけになります。
カビだらけのゴムパッキンは徐々に劣化していくので、最終的には隙間ができるようになって冷蔵庫がまともに冷えなくなってしまうでしょう。
カビが冷蔵庫内に蔓延するきっかけにもなりかねないので、衛生的にもよろしくありません。
取り外せるタイプなら汚れたら取り替えるという選択肢がとれますが、取り外せないタイプだとこれもできないのでたまにでいいので掃除してあげましょう。
パッキンの汚れを防ぐ方法は?
パッキン部分の汚れを防ぐには定期的に掃除するしかありません。
筆者は1週間に1回ぐらい、綿棒に洗剤をつけてゴムパッキン部分を拭き掃除しています。
こういった毎日でもできるような簡単掃除を継続することが、パッキンの汚れを防ぐ唯一の方法でしょう。
この部分は汚れを防ぐことがほぼ不可能なので、適時掃除するしか解決法がないのです。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は冷蔵庫のパッキンを外して汚れを落とす掃除方法についてまとめました。
○まずは自宅の冷蔵庫のゴムパッキンが取り外せるかをチェック!
○取り外せるのなら塩素系漂白剤で浸け置きする!
○取り外し掃除は扉開けっぱなし掃除になるので要注意!
ゴムパッキンを取り外して掃除するということは扉を取り外して掃除することが多くなります。
扉を取り外すということは中身も取り外して電源を落とした方がいい状況になりますので、冷蔵庫の中身が少ないタイミングで実行しましょう。
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