冷蔵庫の製氷機を掃除する頻度、皆さんはどれくらい実践していますか?
実は、製氷機の掃除を全くしていないという声が多いのが現実です。
しかし、多くの冷蔵庫の取扱説明書では掃除することを推奨しています。
今回は、一般的な掃除頻度と推奨される掃除頻度を確認し、簡単で効果的な掃除方法をご紹介します。
冷蔵庫の製氷機の掃除頻度は?
こちらはいろいろと意見がありますが、メーカー側の意見をまずはチェックしましょう。
筆者が参考にするのは東芝の冷蔵庫『GR-K37P』と『GR-K37PL』の説明書です。
ネット上でPDF文書になっているので、見られる人はチェックお願いします。
この取扱説明書を見ると給水タンク掃除は1週間に1回、そして給水パイプやポンプの掃除を1ヶ月に1回行って、大掃除のタイミングなどでめったに掃除しない本体側もセットで掃除するといった形でしょう。
この数字をまずは基準にしてください。
アンケートによる結果(All About調査)
参照:冷蔵庫の「製氷機」はどのくらいの頻度で洗うのが正しい? 推奨される掃除頻度は – All About NEWS
こちらのサイトでは製氷機の掃除頻度に関してアンケートを採っており、それを円グラフにしています。
この円グラフを見るとわかるのですが、製氷機を洗ったことがないという方が27.8%と4人に1人が買ってから一回も掃除していないことがわかっているのです。
アンケート結果もかなりバラバラな意見が出ているので、どれだけ意見が固まっていないのかもよくわかるでしょう。
冷蔵庫の製氷機を掃除する簡単な方法!
冷蔵庫の製氷機を掃除する簡単な方法をまとめていきます。
オススメのやり方は『自動製氷機洗浄剤』を使った方法です。
準備するもの
・取扱説明書
・自動製氷機洗浄剤
・ゴム手袋
・食器洗い用中性洗剤
・キッチンハイター(塩素系漂白剤)
やり方
こちらは別記事でも紹介している『冷蔵庫の【製氷機】掃除方法!!氷が臭い!?今すぐ臭いをチェックしてみて下さい!既にカビてるかも…!?』というタイトルで、製氷機をガッツリと掃除しているわかりやすい動画です。
動画ではクエン酸や食紅を使っていますが、ここではもっと便利な道具があるのでそちらを使います。
①取扱説明書を読んで氷の受け皿の取り外し方を確認する
②製氷機の中に製氷皿といったパーツを可能な限り取り外す
③凍っている可能性があるので、水で全体を洗って氷を溶かす
④食器洗い用中性洗剤とスポンジを使って、取り外したパーツ全体をこすり洗いしていく
⑤全体を水で洗い流す
⑥かびの臭いや薬品の臭いが残っているかどうかをチェックする、嫌な臭いが残っているのならキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を水で希釈したものに、嫌な臭いがするパーツを浸け置きして洗い流す
➆洗い終わったパーツを元に戻すが、フィルターだけは取り外す
⑧冷蔵庫にある給水タンクを取り出す
⑨給水タンクのパーツを可能な限り分解する
⑩パーツを細かく分解したら、中性洗剤とスポンジを使って丁寧に洗っていく
⑪カビの臭いがする時はキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を希釈して、洗浄していく
⑫給水タンク全体を洗浄したら、バラバラにしたパーツを元に戻す
⑬給水タンクに自動製氷機洗浄剤を入れて水で溶かす
⑭自動製氷機洗浄剤入りの水を給水タンクに入れたら冷蔵庫に設置して氷を作る
⑮色つきの氷ができたら、給水タンクにフィルターを元に戻し通常の水で氷を作って、色つき氷が出なくなるまで繰り返す
⑯氷の受け皿が着色する可能性があるので、そちらも水で洗っておく
注意点
製氷機にはどんな汚れが発生する?
どういった汚れが製氷機に付着するのかをいろいろと考えてきました。
カビや菌
製氷機は水が絶えず循環しているため、湿った環境となりやすく、カビや菌の繁殖が起こる可能性があります。
特に排水パイプや氷槽、水供給部分などがカビや菌の温床となりやすいです。
埃などの空気中の汚れ
頻繁に冷蔵庫や冷凍庫を開け閉めしていると、空気中の汚れが入り込んで蓄積する可能性があります。
水アカ
製氷機に供給される水に含まれるミネラルや不純物が蓄積し、水アカや水垢の発生の原因となります。
これにより、製氷機の部品や氷に汚れが付着することがあるでしょう。
オーガニックな汚れ
製氷機には水に混じった微量の食品や異物が入り込むことがあります。
これらのオーガニックな汚れは、時間とともに腐敗し、悪臭やバクテリアの繁殖の原因となることがあるのです。
オイルや脂肪
冷蔵庫内での調理や食材の保管時にオイルや脂肪が製氷機に付着することがあります。
これらの汚れは、製氷機の部品や排水パイプを詰まらせる原因となるでしょう。
製氷機を掃除しないといけない理由
製氷機を掃除しないといけない理由はカビが発生するからです。
カビは適度な温度・適度な湿度・適度な栄養素が揃うと爆発的に増殖しますが、これらの条件が満たしていなくても、カビは増えるのです。
例外として熱湯で死滅させれば増えることはないのですが、冷凍庫や冷蔵庫を温めるというのはあり得ないので、死滅させることは難しいでしょう。
なので、カビ対策として掃除をしないといけません。
製氷機のカビを予防する方法は?
製氷機のカビ対策はシンプルで、定期的に掃除をすればOKです。
あとは、使う水を水道水ではなくアルカリ天然水を用意するとか、浄水型ウィーターサーバーを使った水を用意するといった方法もあります。
この2点を意識すればカビの発生確率は一気に抑えられるでしょう。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は冷蔵庫の製氷機の掃除頻度はどれぐらいか、綺麗に掃除する方法もセットで紹介しました。
○掃除頻度は給水タンクなら1週間に1回、で他は1ヶ月に1回とか1年に1回か2回
○食紅やクエン酸を使ったやり方もあるが、自動製氷機洗浄剤を使うともっと簡単
○カビ対策として掃除などの対策は必須
掃除方法はいろいろとありますが、色のついた洗浄液を使うのが一番簡単なので、こういった便利道具を最大限活用して綺麗にしましょう。
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