引っ越しの費用は人数が多く荷物が多い家庭ではそれだけアップしてしまい、時期によっては20万円を超えることもざらにあります。
そこで、今回は引っ越し費用の交渉を成功させる方法やテクニックをより具体的に紹介します。
値引きをするならどれぐらいが限界となるのか、交渉前にやるべき事は何なのか、引っ越し費用の交渉は誰でもできるものなのか、業者選びは結局何を意識すればいいのかも見ていきましょう。
引っ越し費用の交渉を成功させる方法やテクニック!
引っ越し費用の交渉を少しでも下げるためにはいくつかのテクニックを駆使する必要があります。
特に重要なのが以下の3点を抑えることです。
詳しく1つずつ見ていきましょう。
相見積もりをして比較対象を設ける
これは簡単で見積もりをするときにそれぞれの料金を比較するために、相見積もりに切り替えることです。
相見積もりは現代日本なら簡単にできますので、どういった価格帯になるのかを知ることができるというのは大きなメリットとなります。
そこで最も安い業者はどこなのかを見つけて、本命の業者に『A社が○○円だったのですが、それより頑張れますか?』といった値引き交渉をするといいでしょう。
これだけでも値引き交渉成功率は格段にアップするのです。
最も簡単な値引きをするためのテクニックでもありますので、とりあえず引っ越しを考えている方は相見積もりをしてみましょう。
引っ越し業者に対してのこだわりが薄くあまり時間をかけたくないという方は、この段階で最も安い乗車を選んでしまえばある程度納得できる価格での引っ越しも可能となっています。
見積もりをする時のために不確定事項を減らす
基本的に引っ越し業者は不確定要素があり値段が決められない部分があるとある程度高めに見積もりをします。
その不確定要素は色々とありますが、多いのはエレベーターがあるか、あったとしてもどれだけの大きさなのか、大型荷物のリストはすでに決まっているのかなど値段に直結する部分を抑える必要があります。
実際に引っ越し費用は荷物の量によっても決まりますが作業員の拘束時間によっても変わってきますので、作業が難しい環境での引っ越しと簡単な場所での引っ越しでは荷物量が一緒でも費用が違うというのはよくあることなのです。
なので、引っ越し業者にとって不透明な部分を減らすと明確な金額を提示してくれるので、高めの見積もりを止めてくれることが多くなります。
ある程度引っ越し時期を融通できるようにする
引っ越し業者の依頼費用はどれだけ混み合っているのかでかなり上下します。
なので、空いている時期や時間帯に入れるように依頼主側で調整ができるのなら、安いタイミングで依頼することが可能なので費用も抑えられるでしょう。
なので、見積もり依頼をするときに『○月の×~××日の間で安い時期に引っ越したいです』といったお願いの仕方をすることで結果的に安い金額で依頼できるようになるのです。
費用の値引きはどのくらいが限界?
このように値引き交渉にもテクニックや知識が必要なのですが、赤字になってしまう限界もあるのであまりにも値引き交渉をしすぎると相手側が辞退してしまう可能性が出てきます。
しかし、この限界というのを見定めるのは不可能です。
というのも、引っ越し料金には底値という概念が存在せず明確な限界を知ることはできません。
なので、相見積もりをして出てきた数字の中で最も安い金額を一定のラインと考えてそこから多少なりとも値引きに成功したらOKという考え方を持った方がいいでしょう。
引っ越し費用を交渉するときに注意すること
引っ越し費用を交渉するときに注意すべき事は大きく分けて3つです。
1つ目が引っ越し業者が忙しい時期での値引き交渉です。
繁忙期ではそもそも色んな仕事が舞い込んでくるので、業者側もかなり強気になります。
そのため、値引き交渉を開始するとむしろ相手側が引く可能性が高く失敗しやすいのです。
繁忙期はあまり値引き交渉をせずに相見積もりで安い業者に頼むといった対応だけでもいいかもしれません。
2つ目が業者に対しての虚偽報告です。
少しでも安くするためにあえて荷物を少なく見せるとか楽器があるのにオプションでの楽器運送を依頼しないというのは絶対に止めてください。
この方法で安くしても当日に人が足りないとかトラックが小さいといったトラブルになり余計に費用がかかるので絶対にアウトです。
3つ目が無理に値切りしすぎない事です。
値切り交渉は業者が暇な時期ならば仕事がある方がうれしい状況ですので、ある程度の無茶な交渉でも乗ってくることがありますが、それでも限度があります。
儲けがあまりにも少ないと判断されると拒否されてしまい前提条件が崩れてしまいますので、しつこすぎる交渉は自重しましょう。
交渉前にやっておくことは?
交渉前にやっておくべき事は不確定用を減らすことです。
先に記載したようにエレベーターの有無や、あったとしてもどれだけの大きさなのかといったただ単に見積もりするだけでは相手側が知ることができない情報を明確にしてあげることで、より具体的な数字を業者側も提示してくれるようになります。
また、オプション料金になってしまいそうな楽器類などの運送もあるのかどうかもしっかりと知らせておくことで明確な金額提示をしてくれるようになるでしょう。
見積もりをする段階である程度荷物の量がわかり引っ越し先の状況がわかるようにしておくだけで、交渉はスムーズに進むようになります。
引っ越し費用の交渉は誰でもできるの?
引っ越し費用の交渉は誰でもできます。
しかし、交渉事が苦手という人もいるでしょう。
そんな人は相見積もりをする段階で『相見積もりをしているので、最初に一番安い金額を提示してくれたところに依頼します』と宣言しておけばいいのです。
この言葉だけでも結構頑張った料金を提示してくれるので、結果的に値引き交渉は大成功するケースもあります。
引っ越し業者を選ぶときのポイント!
引っ越し業者を選ぶときのポイントは、相見積もりをしたときの金額も大きいのですが、相見積もりをしているときにどういった応対をしてくれているのかも重要です。
ネット上では様々な評判を知ることができますが、やはり自分の目で見て判断する部分が最も大きいので見積もりをするタイミングで業者の社員がどのような社内教育を受けているのか、服装や見た目がどうなっているのかを把握するようにしましょう。
そこで明確に信頼できる業者と判断できれば、安心して依頼することができるようになります。
あとは、ネット上での評価がどうなっているのかを一応確認して自分の考え方があっているかどうかも見ておくのも面白いです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越し費用の交渉を成功させる方法やテクニックを紹介しました。
基本的には相見積もりをしてからの価格交渉が勝負となりますので、まずは相見積もりをしてください。
この見積もりの段階でより具体的な数字を出してもらうためにも自分で動いて引っ越し先の様子や荷物搬入経路がどうなっているのかも明確にしておくといいでしょう。
安くしたいのならある程度こちら側も動いておく必要があるのです。
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