仏滅のサイクル的に初詣の人被ってしまうことが定期的にあるでしょう。
今回は“仏滅に初詣の参拝をしてもOK?いつまでに行けばOK?”と題して、初詣と仏滅の関係についてまとめていきます。
そもそも、初詣の参拝にはどういった意味があるのか、初詣に行ってはいけない日はあるのか、初詣はいつまで行けばいいのか、そもそもいかなくても大丈夫なのかといった情報もまとめていきましょう。
仏滅に初詣の参拝をしてもOK?
仏滅の日に初詣に行くことは問題ないというのが一般的な見解です。
仏滅は『勝負なしの日』や『仏も滅びる日』という意味があり、基本的に万事に凶かつ1日中凶という六曜の中では最悪の日に該当します。
そのため仏滅は、物事が大きく変わる日や新しいことが始まる日と考えられていますが、神社やお寺に参拝することとは直接関係がありません。
主な理由としては以下の通りです。
1. 仏滅は「物が変わる日」の意味であり、仏教とは関係がない六曜の一つです。したがって、神社やお寺の参拝行事と矛盾しません。
2. 初詣の時期は正月三が日が一般的ですが、1月中であれば特に問題はありません。厳密な期間の決まりはないためです。
3. 神社や寺院側も、六曜を気にする必要はないと公式に回答していることが多いです。
4. 多くの神社では、仏滅の日でも参拝者を拒む例はほとんどありません。
つまり、仏滅という日付けだけを理由に、初詣の参拝を控える必要はないと言えます。
むしろ、心穏やかに参拝し、新年の願いを込めることが大切です。
個人の信仰心によっては気をつける場合もあるかもしれませんが、基本的に仏滅の日に初詣に行くことは可能です。
初詣の参拝をする意味と由来は?
初詣の意味や由来は多くのサイトなどでまとめられているので、ここでは要点だけ押さえていきましょう。
初詣の意味と由来を、提示されたサイトから見ていきましょう。
初詣の意味
・年が明けてから初めて神社やお寺に参拝すること。一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする行事のこと。
・『はつもうで』と読み、『初参り』『初参』とも呼ばれる。
初詣の由来
・元々は『年籠り』と呼ばれる習わしから始まった。家長が大晦日の夜から元日の朝にかけて、氏神神社に籠って祈願する習慣があったの。これが『除夜詣』と『元日詣』に分かれ、元日詣が今の初詣の原形となった。
・鉄道会社の集客キャンペーンが初詣の普及に大きく寄与した。明治中期以降、有名な社寺への初詣が一般化したという。
つまり、初詣は新年を無事に過ごせるよう、感謝と祈願の気持ちを込めて神社やお寺に参拝する、日本の伝統的な新年行事なのです。
年が改まり新しい一年が始まるにあたり、無事と幸運を祈る大切な風習として根付いてきました。
初詣に行ってはいけない日はある?
初詣は新しい一年の幸せを祈願するための行為であり、そこに六曜は関与することはありません。
そもそも、神道と古代中国の占星術や日本の陰陽術が元となった六曜は関係ないのです。
なので、いってはいけない日というのは存在しないと考えた方がいいでしょう。
むしろ、六曜などのその日の吉凶を意識して訪れることが出来なくなることのほうが問題ですので、いってはいけない日は存在しないと考えた方がいいです。
初詣はいつまでに行けばいい?
初詣は新年を迎えて感謝と今年一年の幸運を祈願する大切な行事です。いつまでに行けばよいか、多くの人が迷うことでしょう。
一般的には、以下の期間内に行うことが推奨されています。
・松の内(1月7日または15日)まで
・1月中または節分まで
●松の内とは?
門松が立っている期間のことを指します。
門松は神様の依代(よりしろ)とされており、年神様が滞在している間に参拝するのが良いとされているのです。
地域によっては松の内が1月15日までと長い場合もあります。
●なぜ節分まで?
旧暦では2月初旬が正月にあたるため、1月中や節分までが初詣の期間とされることがあります。
また、一部の神社では旧正月まで正月行事を行っているところもあるのです。
これも地域ごとの風習で変わってくるので気をつけて下さい。
ただし、いつ行くかは個人の都合次第で変わってくるでしょう。
早めに行けば新年のリセットになり、気持ちの切り替えができると思われます。
大切なのは、新年の感謝の気持ちを伝え、今年一年の幸せを祈願することです。自分の気持ちに一番合う日を選んで、初詣に出かけましょう。
初詣に行かなくても大丈夫?
初詣は行かなくても問題ありません。
いかないからといって天罰が下るといった問題は発生しないのです。
しかし、いかないことで以下のようなメリットが受けられなくなるので注意してください。
・神様への感謝の気持ちを伝えられるため、気持ちをリセットできる
・今年の願い事や誓いを神様に告げられるので、やる気が出る
・神様に誓いを立てることで、今年1年気合いが入る
・友達や家族との最初のイベントになるので、イベント事として楽しめる
個人的なお話ですが、初詣にはここ20年ぐらい行っていません・・・
人付き合いも相当少なくなっているという感覚があるため、そういった人付き合いを減らしたくないという方は自発的にこういったイベントには酸化した方がいいと思います。
初詣に参拝をする時の正しいマナー
初詣にはいろいろとマナーがあるので、以下のマナーを守ってください。
ただし、マナーに関しては地域によって異なったり、訪れる神社によって異なるというパターンもあるので、気をつけましょう。
①服装
・露出の多い服装やサンダルは避け、きちんとした服装で参拝しましょう。
・個別に祈祷やお祓いを受ける場合は、正装が必要となる場合があります。
②参拝の作法
・鳥居の前では一礼し、中央は避け左右の端を歩きましょう。
・手水舎で手と口を清め、心を落ち着かせてから参拝しましょう。
・二礼二拍手一礼(または二礼四拍手一礼)で拝礼し、感謝の気持ちと願い事を伝えましょう。
③神社と寺院の違い
・寺院の山門は合掌して一礼し、中央を歩いても問題ありませんが拍手を打たないのが作法とされています。
・本堂ではお賽銭を入れ、合掌して静かに祈りを捧げましょう。お賽銭を奉納した後に二回礼をし、手を二回叩いて最後に一回礼するという『二礼二拍手一』が基本です。
・ここは間違えることがかなりあるので、初めての参拝では調べてから訪れてください。
④願い事
・願い事は一つに絞り、感謝の気持ちを込めて伝えましょう。
・叶ったらお礼参りをするのも忘れずに。
⑤お賽銭
・気持ちに合った縁起の良い額を選びましょう。
・10円は『遠縁』になるという説もあるので要注意です。
⑥授与品
・昨年の御守やお札は古札納め所に納めましょう。
・おみくじは一度だけ引き、凶が出ても前向きに捉えましょう。
・お参りの後にお守りの購入やおみくじを楽しみましょう。
⑦境内での注意点
・食べ物や飲み物を持ったまま参拝するのは控えましょう。
・写真撮影は神様にお断りしてから行いましょう。
・神社やお寺によっては写真撮影のルールが厳密に決められているところもあるので、しっかりと確認してください。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか?
仏滅(ぶつめつ)とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか?
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか?
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか?
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか?
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は初詣と仏滅の関係についてまとめつつ、そもそも初詣の意味は何なのかを調べてきました。
初詣のような参拝に関してはその日の吉凶は関係ないと言えるでしょう。
正直、早めに訪れることそのものが大切なので、その日の吉凶は意識しない方がいいと思います。
どうしても気になって仕方が無いという方は、仏滅だけでも避ければいいでしょう。
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