引越しの挨拶はマンションならば上下階と両隣、一戸建てならば両隣と真向かいとその両隣など決まった範囲という物がありますが、ちょっと気になるのが大家さんや管理人といった人への挨拶です。
今回は引越し挨拶における大家さんや管理人さんの扱いについて色々と検討していきたいと思います。
筆者も引越しを何度も繰り返していますし、管理人や大家さんへの扱いはどうしたらいいのか未だに結論が出ていませんが、ある程度の持論は固まっていますので持論を交えながらお話ししていきたいと思います。
【入居時】引っ越し挨拶で大家さんに品物を渡すべき?
これも色んな意見がありますので100%の正解はありません。
なので、ある程度引越しをしてきた筆者の経験も含めてお話しさせてください。
それは『物件の運用や管理を大家さんが行っているのならば必ず挨拶に行って品物を渡すべきだが、物件の管理をどこかの管理会社に委託しており直接会うことがほとんど無いことがわかっているのなら大家さんではなく管理人に渡すべき』となります。
直接大家さんが管理している不動産ならば、何かあったときにやりとりするのは高確率で大家さんとなりますので印象を良くするためにも挨拶はした方が絶対に良いです。
逆に、管理を完全にどこかの不動産会社や管理会社に一任しているような状態で大家さんに全く会わないというケースならば大家さんではなく管理している人達に挨拶をして粗品を渡した方が良いでしょう。
例外として、管理会社に一任しているけど大家さんが近くに住んでいるというケースもあります。
そのときは管理人にももちろん挨拶をして粗品を渡した方が良いのですが、大家さんにも挨拶をして粗品を渡した方が良いと思います。
集合住宅に引越しをするのならば大家さんかそこを管理している人への挨拶は必須と考えた方が良いです。
何かあったときにやりとりする人に好印象を与えること、しっかりと覚えてもらう事は絶対にプラスに働くので強く推奨します。
逆に、すぐにでも引越しをするような場所と確定しているのならば、お世話になる可能性も低いと思いますので挨拶をしないという考え方もあります。
そういった場所は引越しの挨拶そのものをしないという考え方になっている事も多いので、状況によりけりなのです。
【退去時】引っ越し挨拶で大家さんに品物を渡すべき?
引越しの挨拶は引越し後にご近所に行う挨拶をさすことが多いのですが、実際には旧居から移動する前の挨拶も含みます。
基本的にご近所やお世話になった人、そして大家さんや管理人さんなどに挨拶をするのは鉄板ですがそのタイミングで品物を渡すかどうかはなかなかに難しい判断と言えるでしょう。
これもいままでどういった経験をしてきたのかで変わってくると思います。
たとえば、何回かトラブルが発生して大家さんに何度かお世話になったという人は感謝の気持ちを込めて品物を用意するのは良い考えだと思います。
逆に、引越ししてすぐに別の場所に引っ越すことになり大家さんと会ったことはほとんど無いという方なら挨拶だけして品物を用意しなくても良いと思います。
なので、どのくらい大家さんや管理人さんにお世話になったのかで判断すると良いでしょう。
状況によりけりなのです。
大家さんにどんな品物を渡せばいい?
引越しの挨拶における粗品の相場について詳しくは後述しますが、一般的には500円から1,500円程度です。
しかし、大家さんに挨拶をするのならばちょっと豪華にした方が良いという意見が多めなので、1,000円から2,000円で購入できる物を用意すると良いでしょう。
選ぶ基準は変わっていないので、以下のルールを守るようにしてください。
こういったルールを守りつつ、日用品やお菓子などを用意して渡せば良いと思います。
例外として、遠方からの引越しになった方は元々いた場所の銘菓などを用意できたらそれが一番良いと思います。
自分がどこから引っ越してきたのかのアピールにもなりますし、インパクトもあるので個人的にはかなりおすすめの品です。
好印象を与えつつもインパクトを与える方法になりますので、有効活用してください。
品物の金額相場はどのくらい?
先ほど記載したように、こういった粗品の金額は通常ならば500円から1,500円程度ですが、大家さんや管理人さんといった人達への挨拶は奮発して1,000円から2,000円になります。
そこからプレゼントしたい物を選んで用意すると良いでしょう。
こういった粗品はプレゼント用に包装されている物もネット通販で簡単に購入できる時代になりましたので、有効活用するとかなり便利ですよ。
また、のし紙もインターネットに接続できる環境とプリンターさえあれば簡単に印刷できる時代になっていますので、そういったものを利用して品物を用意して渡せる状態にすれば良いでしょう。
大家さんに挨拶をするときの贈り方
マンションなどの集合住宅に引越しをしたときに挨拶をする対象は大家さんを含めると両隣の部屋と真上と真下の部屋の5軒となります。
その中でも最優先したいのが大家さんになるでしょう。
挨拶するときの送り方はきちんとのしを用意した品物を用意して顔を合わせて挨拶をすることを意識してください。
渡すときは紙袋に入れたまま渡すのではなく、きちんと取り出してさりげなく凹みなどのトラブルが発生していないのかを確認しつつ、のし紙が表になって相手側から表書きが読める向きにしてから渡しましょう。
そのときの口上は『つまらないものですが』ではなく、『ほんの気持ちですが』とか『お気に召すと良いのですが』といった口上で渡すのが理想です。
『つまらないものですが』は本来ならば問題ないのですが、最近では本当につまらない物を渡していると認識してしまう人も増えているとのことで、トラブル防止のために使わない方が良いです。
大家さんへ挨拶をするタイミングはいつがオススメ?
大家さんへ挨拶をするタイミングはできる限り早いほうが良いです。
時間帯としては10時から18時までにすると良いでしょう。
不動産会社に管理を任せている物件が昔と比べるとかなり多くなっているので、まずは大家さんがいるかどうかを調べた後にこの時間帯に挨拶をすると良いでしょう。
大家さんではなく管理している人達への挨拶もこの時間帯にした方が良いです。
遅くなると管理人は帰ってしまう可能性が高いため早めに行動しましょう。
引越しの挨拶も出来れば当日の18時までには終わらせたいところです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引越しの挨拶における大家さんへの扱いについて、品物は渡した方が良いのかを調べてきました。
結論を言ってしまうと、現代のマンションは大家さんが直接管理していないケースがとっても多くなっているので大家さんにはほとんど挨拶をしなくてもいいと感じています。
逆に、管理人さんにはお世話になる可能性がとっても高いので絶対に挨拶をしておいた方が良いです。
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