今回は沸騰したお湯でフライパンの焦げを落とす洗い方と注意点についてまとめていきます。
沸騰したお湯での洗い方でオススメの方法は2つあり、そのまま水をシンプルに温めるというやり方、重曹をつかって重曹水にしてから温めるというやり方です。
前者は重曹が使えないときにオススメのやり方で、後者は重曹が使えるときにオススメのやり方となっているので、どちらも参考にしてください。
沸騰したお湯でフライパンの焦げを落とす洗い方!
沸騰したお湯を使ってフライパンを綺麗にする方法は、見出しにも記載してあるように水だけというパターンと重曹をセットにするというパターンです。
ここではどちらも紹介していきます。
準備するもの
水を沸騰させるだけの簡単な掃除に使う道具
・マイクロファイバークロス
・スポンジやゴムベラ
重曹を使って沸騰重曹水を掃除に使う道具
・液体タイプの中性洗剤
・重曹
・ラップ
・マイクロファイバークロス
・ヘラかスプーン
・スポンジ
・ビニール袋
・取扱説明書
※使っても大丈夫ならメラミンスポンジもあると便利
やり方
こちらの動画は『211019【ステンレスの】フライパンを重曹で煮込んでキレイに磨いたよ【焦げ落とし】』というタイトルで、沸騰重曹水を使ったやり方となります。
本格的な掃除をする時は参考になるでしょう。
沸騰したお湯でフライパンの焦げを落とす洗い方!
水を沸騰させるだけの簡単な掃除
①掃除する予定のフライパンを中性洗剤(オススメはウタマロクリーナー)で予洗いする
②マイクロファイバークロスで拭き取る
③フライパンに水を入れて沸騰させ、10分から15分程度煮詰める
④煮詰めた後は火を止めて、半日程度放置する
⑤放置が終わったら水を捨てて、スポンジやゴムベラを使って汚れをこそぎ落とす。メラミンスポンジが使えるのならメラミンスポンジを使うと楽
⑥乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭き取って水気を飛ばしたら終了
重曹を使って沸騰重曹水を使った掃除
⓪重曹を使った掃除をしたことがない人は取扱説明書を読んで、重曹といったアルカリ性の洗剤を掃除に使って大丈夫なのかを必ず確認する
①フライパン全体をウタマロクリーナーのような中性洗剤を使って軽く予洗いする
②乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
③掃除予定のフライパンを今度は水を張って直接弱火で温める
④火をつけて沸騰したら火を弱火にして20分程度煮る
⑤20分経過したら火を止めてコップ1杯の水に対して大さじ1杯の重曹を用意して投入する
⑥1時間から一晩放置する
⑦放置が終わったらお湯をして、ゴム手袋を着用してから柔らかいスポンジでこすり洗いする
⑧すすいで洗ったら、乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を落とす
⑨汚れの落ち具合を確認する、こげがまだ落ちないのならもう一度ここまでの作業工程を繰り返す
⑩上面の掃除が終わったら、今度は裏面の掃除を開始する
⑪動画にあるように、ビニール袋などを使って重曹と液体タイプの中性洗剤を混ぜて特殊な重曹ペーストを作る。混ぜる量は7:3ぐらいが丁度いい
⑫掃除する予定のフライパンを中性洗剤(オススメはウタマロクリーナー)で予洗いする
⑬マイクロファイバークロスで拭き取る
⑭ラップを動画のように下側全体を覆えるように何枚も使って敷く
⑮その上にフライパンを置いて重曹ペーストを満遍なく塗っていく
⑯塗った重曹ペーストが剥がれないように、ラップを使って丁寧に覆っていく
⑰外側全体を覆ったら、フライパン全体が入るような桶や洗面台に60℃程度のお湯を張って、動画のようにフライパンの裏面をつけるように設置する
⑱半日(一晩)放置する、その時間帯に掃除をしたいという方は先ほど作った特殊な重曹ペーストを使って油汚れが多いコンロ周りを丁寧に掃除するといい。水回りにもある程度効果があるのでそちらに使うのもあり
⑲放置が終わったらラップを剥がす
⑳スポンジなどでやさしくこすり洗いしながら水で洗い流す、メラミンスポンジが使えるのならそちらを使った方が楽
㉑乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭き取って水気を飛ばしたら終了
注意点
どうしても焦げが落ちないときの対処法!
今回紹介した重曹を使ったやり方がかなりしつこい焦げでも落とせるのでオススメです。
個人的にも非常に有力なやり方だと思っているので、1回やってもうまくいかなときはもう一度試してみましょう。
最終手段としてメラミンスポンジやクリームクレンザーで削るというやり方もありますが、傷をつける可能性が高いので気をつけて使ってください。
フライパンに焦げがつく原因は?
フライパンに焦げが発生した原因は別記事でもまとめていますので、そちらを再度まとめます。
温度調整ミスで焦げる
フライパンを使うときの温度が低すぎるとくっつきやすくなるのでNGですし、高すぎてもこげ浮きが発生しやすくなるのでNGです。
温度管理をしっかりとしてください。
また、この温度調整には予熱が足りないというのも含まれているので、中火以下でじっくり予熱することも忘れないで意識しましょう。
調理中に発生する汚れ
フライパンを使った調理をしていると、調理中に飛んだ調味料やたれた料理の汁などがどうしても付着してしまいます。
コレを完全に防ぐことは不可能であり、こういった汚れはコンロの熱によって加熱されて焦げ付いてしまうのです。
油ハネによる汚れ
これもどうしようもないのですが、炒め物や揚げ物をするときに発生してしまう油ハネでフライパンの外側が汚れるというパターンです。
個人的にこれも本当にどうしようもない汚れの一つとなっているので、防ぐには不可能に使いでしょう。
火力が高すぎることで油はねも増えてしまうので、温度管理はある程度意識してください。
フライパンを設置するコンロそのものの汚れ
フライパンを使って調理する場所そのものが汚れていると、どうしてもフライパンも一緒に汚れてしまいます。
特に、コンロが汚れている状態だとその汚れが移ってしまう可能性が非常に高いので注意しましょう。
油が足りない
そもそもの油が足りていないと、フライパンが焦げるというパターンがあるので油の量にも気をつけてください。
多すぎると油はねしやすいので量の調整はしっかりしましょう。
表面処理が落ちて焦げが発生しやすくなった
これはテフロン加工されたフライパンが特に該当しており、メラミンスポンジやクレンザーなどでこすり洗いして表面処理を落としてしまうというパターンです。
いったん落としてしまうと再生させることは専用の道具を使わない限り不可能になるため、これも大きな原因となります。
フライパンの正しい使い方!
フライパンの正しい使い方、焦げを予防するやり方は以下の通りです。
焦げをそのままにしているとどうなる?
焦げを放置すると以下のようなトラブルが発生しますので注意してください。
こちらも別記事で一度まとめたものの再掲載という形になっています。
食品の味と品質への影響
焦げた残り物がフライパンに付着していると、次回の調理に影響を与えることがあります。
焦げた部分から出る不快な味や匂いが食品に移る可能性があり、料理の品質が低下するでしょう。
調理効率の低下
フライパンの表面が焦げ付いていると、熱が均等に伝わりにくくなり、食品が均等に焼けなくなります。
これは調理効率の低下につながるので、調理時間が延びてしまうでしょう。
また、時間調整がうまくいかなくなることで、調理がうまくいかずにイライラしてしまうことも増えます。
食品のくっつきの発生
焦げた部分がフライパンの表面に付着すると、食品がくっつきやすくなります。
これにより調理中の食品が破損しやすく、調理過程が難しくなるでしょう。
衛生上の懸念の発生
食材の残り物や焦げた部分が長期間フライパンに残っていると、細菌の繁殖や衛生上の懸念が生じる可能性があります。
これは料理の安全性に影響を与える問題点であり、大きなトラブルにつながりかねない懸念点です。
フライパンの劣化
長期間焦げを放置すると、フライパンの表面が劣化し、見た目が悪化します。
また、フライパンの寿命を短くする可能性もあるので要注意です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は沸騰したお湯でフライパンの焦げを落とす洗い方と注意点についてまとめました。
○沸騰重曹水を使ったやり方がとっても簡単で綺麗に落とせる、水だけを沸騰させるというやり方でも十分落とせる
○フライパンの焦げつく原因はいくつもあるので、一つ一つをしっかりと意識して大切に使うこと
水だけを沸騰させるというやり方ももちろんあるのですが、重曹がつけられるのなら重曹とセットにした方が遥かに綺麗にできます。
つまり、重曹はアルミや銅のフライパンには使えないということなので、そのときは水だけを沸騰させるというやり方を使っていきましょう。
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