今回はフライパンの焦げを重曹で落とす掃除のやり方とポイントについてまとめます。
フライパンの掃除方法は本当にいろいろとありますが、その中でも取り上げられることが非常に多いのが重曹です。
今回はこの重曹を最大限使ってフライパンの焦げを徹底的に落としていきたいと思います。
メインとなる洗剤は重曹となりますので、それ以外の洗剤が登場してもおまけ程度に考えてください。
それでは、どうなっているのかを見ていきましょう。
フライパンの焦げを重曹で落とす掃除のやり方
動画サイトでも重曹を使ったやり方はあちこちで紹介しているので、その中から選ぶ形になってきます。
準備するもの
・ウタマロクリーナー
・スポンジ
・ラップ
・マイクロファイバークロス
・ゴム手袋
・取扱説明書
※使っても大丈夫ならメラミンスポンジも追加
やり方
こちらの動画は『【絶対に落ちる!】重曹で焦げ付きを全て落とす!フライパンが新品同様に。』というタイトルで、重曹ペーストを使って掃除している動画です。
動画の中ではゴシゴシと擦り洗いしていますが、あのようなこすり洗いできるタイプのフライパンかどうかを確かめてから行動してください。
フライパンの焦げを重曹で落とす掃除のやり方
⓪初めての重曹を使った掃除ならば、取扱説明書を確認して使ってもいい洗剤はどうなっているかを調べておく
①フライパン全体をウタマロクリーナーのような中性洗剤を使って軽く予洗いする
②乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
③掃除予定のフライパンを今度は水を張って直接弱火で温める
④火をつけて沸騰したら火を弱火にして20分程度煮る
⑤20分経過したら火を止めてコップ1杯の水に対して大さじ1杯の重曹を用意して投入する
⑥1時間から一晩放置する
⑦放置が終わったらお湯をして、ゴム手袋を着用してから柔らかいスポンジでこすり洗いする
⑧すすいで洗ったら、乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を落とす
⑨汚れの落ち具合を確認する、こげがまだ落ちないのならもう一度ここまでの作業工程を繰り返す
⑩上面の掃除が終わったら、今度は裏面の掃除を開始する
⑪水と重曹を混ぜて重曹ペーストを作る、割合は諸説あるが水1:重曹2から水3:重曹7あたりが丁度良いと言われている
⑫ラップをフライパンが覆えるように何枚も使って下に敷く
⑬その上にフライパンを置いて重曹ペーストを満遍なく塗っていく
⑭塗った重曹ペーストが剥がれないように、ラップを使って丁寧に覆っていく
⑮外側全体を覆ったら一晩放置する
⑯放置が終わったらラップを剥がす
⑰スポンジなどでこすり洗いしながら水で洗い流す
⑱乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭き取って水気を飛ばしたら終了
注意点
重曹の特徴と掃除効果について
重曹の特徴や掃除効果並びに注意点についてまとめます。
これは別記事でもまとめたことがありますが、重曹を使った掃除はあちこちで発生するので覚えておいた方がいい情報なので、今一度確認してください。
重曹の特徴や掃除効果
汚れや油汚れの除去
重曹は石けんと同様に油汚れを分解し、こびりついた汚れを取り除くのに効果的です。
キッチンのシンク、コンロ、調理器具、オーブン、フライパン、換気扇掃除などで使えます。
消臭効果
重曹は悪臭を吸収し、ニオイを中和するのに役立ちます。
靴、冷蔵庫、ごみ箱、カーペット、トイレなどの掃除ではこういった消臭効果狙いで使うことがあるでしょう。
柔軟剤の代替品になる
洗濯時に重曹を使うことで、洗濯物が柔らかく仕上がり、石けんや洗剤の残りを取り除く助けになります。
酸性汚れを中和する
重曹は酸性汚れやシミを中和し、取り除く効果があります。
コーヒーや赤ワインのシミ、トマトソースのシミなどに有用です。
デターギング効果
重曹は洗濯機や洗濯物に残るカビ、カビ臭、カビの発生を防ぐ効果があります。
除菌効果
重曹は細菌の成長を抑制し、一般的な除菌にも使われます。
柔らかい研磨剤
重曹は研磨剤としても機能し、歯磨き粉やコンロの表面などで使われます。ただし、表面が傷つかないように注意が必要です。
環境にやさしい
重曹は天然成分であり、環境に優しい掃除剤として知られています。
多くの商業用洗浄剤に含まれる化学物質を避けたい場合に最適なのです。
重曹の注意点
研磨作用があること
重曹には研磨作用があるので、柔らかい材質とかコーティングされているものに使うと削ってしまう可能性があります。
水で溶かして使用しても、溶け残った重曹が原因で削れるという可能性があるので柔らかい材質に使うときは要注意です。
アルカリ性であること
ノーマルの重曹水はそこまで強くないアルカリ性で、沸騰重曹水は強力なアルカリ性となるのでできれば素手で触らない方がいい
食用品と掃除用は違うということ
食品用として購入した重曹と、掃除用として購入した重曹は別々に保管し、混同しないようにしましょう。
保管に注意すること
重曹は湿気を吸収しやすいため、密封容器に保管し、湿度の低い場所に保管しましょう。
湿度が高い場所で保存すると固まることがあります。
適切な量を使用すること
過剰な量の重曹を使用すると、洗浄対象の表面に白い粉が残ることがあります。
指示通りに使用量を調節しましょう。
沸騰すると炭酸ガスが出ること
重曹を急激に温めると炭酸ガスが発生します。
電気ケトル掃除のように炭酸ガス発生が問題になるケースもあるので、使い方には十分に気をつけてください。
フライパンに焦げがつく原因は?
こちらも別記事でまとめていますが、再確認ということで再掲示します。
温度が調整ミス
フライパンを使うときの温度が低すぎるとくっつきやすくなるのでNGですし、高すぎてもこげ浮きが発生しやすくなるのでNGです。
なので温度管理をしっかりとしてください。
また、この温度調整には予熱が足りないというのも含まれているので、中火以下でじっくり予熱することも忘れないで意識しましょう。
調理中に発生する汚れ
フライパンを使った調理をしていると、調理中に飛んだ調味料やたれた料理の汁などがどうしても付着してしまいます。
コレを完全に防ぐことは不可能であり、こういった汚れはコンロの熱によって加熱されて焦げ付いてしまうのです。
油ハネによる汚れ
これもどうしようもないのですが、炒め物や揚げ物をするときに発生してしまう油のはねでフライパンの外側が汚れるというパターンです。
個人的にこれも本当にどうしようもない汚れの一つとなっているので、防ぐには不可能に使いでしょう。
火力が高すぎることで油はねも増えてしまうので、温度管理はある程度意識してください。
フライパンを設置するコンロそのものの汚れ
フライパンを使って調理する場所そのものが汚れていると、どうしてもフライパンも一緒に汚れてしまいます。
特に、コンロが汚れている状態だとその汚れが移ってしまう可能性が非常に高いので注意しましょう。
油が足りない
そもそもの油が足りていないと、フライパンが焦げるというパターンがあるので油の量にも気をつけてください。
多すぎると油はねしやすいので量の調整はしっかりしましょう。
重曹でも焦げが落ちない場合は?
重曹も使い方次第で綺麗になるかどうかが変わってきます。
今回のような重曹ペーストにするやり方ならばかなり綺麗になるので、これでも落ちないのならばもう一回同じ掃除を繰り返してください。
それでもダメなら、より強い焦げと利用の洗剤を用意して対応するか、こすり洗いが可能なタイプならばクレンザー等を使って削って落とす方法を選びましょう。
フライパンの焦げを予防する裏技!
こちらも別記事でまとめていますが、覚えてもらいたいやり方となっているので再掲示します。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回はフライパンの焦げを重曹で落とす掃除のやり方とポイントについてまとめました。
○調理で接する面も裏面も重曹で綺麗にできる!
○重曹ペーストを使えばしつこい汚れもスッキリ!
○浸け置きする時間は汚れ具合で調整すること!
別記事でもまとめている重曹を使った掃除方法が基本となってくるので、そちらを知っているという方はそのままトレースできる内容となっています。
掃除難易度としては重曹ペーストを塗っていくのがちょっと面倒ですがそれ以外は特に問題なしなので、すんなりできるはずです。
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