引っ越しの準備をしている段階で予想以上に梱包する荷物が出てくると慌ててしまいますが、段ボールが足りなくなってしまうとかなり慌てることになってしまいます。
そこで、今回は引っ越し当日に段ボールが足りないときの対処法はあるのかをチェックしていきましょう。
具体的に足りないときはどうすればいいのか、段ボールそのものをどこで調達すればいいのか、荷物が増えてきてしまったときにどういったトラブルが発生してしまうのかもまとめていきます。
引っ越し当日に段ボールが足りないときの対処法!
引っ越し当日にダンボールの数が足りなくなってしまった場合早急に業者に依頼してください。
段ボールが足りないということは見積もりで伝えたときよりも荷物が多くなるという意味でもあるので、最悪のケースで荷物が積めなくなってしまう恐れがあります。
なので、足りなくなってしまったら必ずすぐに業者に連絡しましょう。
当日では正直遅すぎるのですが、連絡しないのが最悪のケースとなりますので足りないとわかった段階ですぐに連絡してください。
その後はホームセンターで追加で必要な分の段ボールを購入してください
100円ショップでも売られていますが、引っ越し用の段ボールとはことなり小さめのサイズしかないので使えない可能性があります。
足りない段ボールはどこで調達したらいい?
段ボールを調達する方法はいくつかあります。
ここでは当日という状況を省いて、追加で段ボールを手に入れる手段について解説します。
引っ越し業者
最も簡単な方法が引っ越し業者から追加の段ボールをもらうという方法です。
見積もりの段階で必要な段ボール枚数が業者側から提示されるので、その枚数をもらう事になるのですが、営業マンが素人だとこの見積もりの段階で物量の見極めをミスってしまうケースがあるとのことで段ボール不足になるパターンがあるようです。
そういった状況ならば追加の段ボールも無料でもらえるでしょう。
無料でもらえる段ボールの上限は引っ越し業者事に決まっているので、もらえたとしても無料ではないというケースもありますしコース次第では追加段ボールは有料というパターンありますので注意してください。
特に多いのが単身者向け引越サービスでの段ボールが有料というケースで、単身者向け引越サービスを選んだ方は段ボールなどの引っ越し資材を別途購入する必要が出てくるのです。
無料でもらえる限界数も業者によって設定されていますが、どうも50枚にしているところが多いので50枚を超えたら有料と考えた方がいいでしょう。
スーパーやドラッグストア
無料で入手するのならスーパーやドラッグストアに行った方がいいかもしれません。
というのも、スーパーやドラッグストアでは不要となった段ボールを、タイミングさえあれば廃棄前の物をいただくことができるのです。
段ボールは処分する前にバックヤードで保管していることが多いので、バックヤードから貰えるケースが多いのでしょう。
ただし、問題なのが食品を扱っている段ボールで、そういった段ボールにはゴキブリの卵が植え付けられている最悪のケースがあるので注意してください。
ホームセンター
ホームセンターでは段ボールが色々と売られていることが多いので、貰うのではなく新しい段ボールを購入したいという方はこちらに来ることになるでしょう。
当日の段ボールが足りないという方は業者からもらうかホームセンターから購入するというのが常套手段になります。
無料でもらう方法はもらえないケースもありますので、確実に購入すれば手に入るホームセンターを有効活用しましょう。
荷物が増えて起きやすいトラブルは?
まず引っ越しの荷物が増えてしまったときに発生しやすいトラブルは、持ってくる予定の車両では荷物を詰めなくなるというトラブルです。
これが発生すると追加車両の手配が必要になってしまうなど引っ越し作業そのものがスムーズに終わらなくなります。
そうなると追加料金も発生しますし、作業時間も延びる可能性が出てくるので対処が難しくなってしまうでしょう。
最悪のケースが違うサイズのトラックの手配が必要な状況になったのに、繁忙期なので他のトラックがすべて出払っており手配が不可能になるというケースです。
こうなると引っ越し作業そのものをキャンセルしないといけない状態になりかねないので、すべての予定が狂います。
これは本当に洒落にならない状態なので、そうなる前に荷物が増えたらすぐに連絡して対処してもらいましょう。
当日に段ボールが足りなくなって、さらに荷物量も増加してしまうというのが一番危険な状態なので、荷造り作業はできるだけ早めに終わらせるようにしてください。
引っ越し当日は、本当にすぐにでも使わなければいけない物のみを入れれば荷造りは終わりという状況にしておくことが理想なのです。
当日までに荷造りが間に合わない時は?
当日までに荷造りが終わらず、間に合わないとどうなってしまうのかを簡単に解説します。
まず、作業員が来ても作業が終わっていない場合は『梱包作業を業者が行うようになり追加料金が発生する』というパターンと『標準引越運送約款に基づいて荷造りができていないと判断して契約破棄をして引っ越し作業を拒否される』というパターンがあるのです。
契約破棄と聞くと驚くかもしれませんが、これは引っ越し業における法律の『標準引越運送約款』の第七条にこの契約破棄について記載してあります。
その条文は以下のとおりです。
○第七条 (荷造り)
1.荷送人は、荷物の性質、重量、容積、運送距離等に応じて、運送に適するように荷造りをしなければなりません。
2.当店は、荷物の荷造りが運送に適さないときは、荷送人に対し必要な荷造りを要求し、又は荷送人の負担により必要な荷造りを行います。
3.前二項の規定にかかわらず、当店は荷送人からの申込みに応じて、荷送人の負担により必要な荷造りを行います。
引用:https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/sgml/1990/68227000/68227000.html
この標準引越運送約款を見てもわかるように、引っ越し当日までに依頼人が荷造りを行うのを義務としているのです。
その義務を怠っているのなら業者側は契約破棄ができます。
ここで更に注意すべき事は、ここでの契約破棄は契約違反に伴った行為となるので、引っ越し料金の払い戻しはありません。
これが引っ越しを依頼した人にとっての最悪のパターンとなります。
こうなる前に、とにかく間に合わないと気がついたらひたすら段ボールに荷物を詰め込んで、無理な部分は宅急便を使うか車を使って自力で運びましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越し当日に段ボールが足りないときの対処法はあるのかを解説しました。
当日に段ボールが足りないときはとにかくどこかからか段ボールを手配する必要がありますが、当日なので自分でどうにかしないと行けないことが多いです。
しかし、引っ越し作業が午後からならば午前中に業者さんに立ち寄ってもらって追加で段ボールをもらい急いで梱包するという手段をとることもできます。
ただし、業者が来る前に梱包が終わっていないと最悪のケースで契約違反として引っ越しがそもそもできなくなる可能性があるため、できるだけこういった事態は避けましょう。
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