引っ越し費用を抑えるためには色々とコツがありますが、このコツが本当に多岐にわたっているのでいきなり全部実戦しようとすると混乱してしまいますよね。
そこで、今回は引っ越しの費用をできるだけ安くする節約ポイントをできるだけわかりやすくまとめつつ、具体的に入居時や退去時にかかる費用を節約するにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。
自力で引っ越しをすれば安くなるという意見もありますが、これははたして本当なのかも調べていきます。
引っ越しの費用をできるだけ安くする節約ポイント!
引っ越し費用を抑える方法は色々とありますが、これが引っ越し全体で発生する費用を節約する方法となるとさらに話は大きくなります。
今回は退去時にかかる費用と入居時にかかる費用の節約ポイントについては後述するので、ここではあくまでも引っ越しの費用を節約する方法について抑えていきましょう。
その方法は『値段設定がお手頃の安い業者に依頼する』と『荷物量を減らして依頼する』と『業者にとって値段が安くなる時期に依頼する』を意識することです。
簡単に解説すると、まずは相見積もりをして安い業者を探してください。
これだけで値段設定が安いところを簡単に見つけることができます。
より価格を抑えたい時は引っ越し先のエレベーターのサイズなどをしっかりと情報として把握して教えることで、見積価格をより具体的に提示して貰えるようにするといいでしょう。
引っ越し費用の見積もりにおいて知らない部分があるとどうしても高めに設定する必要があるので、わからない部分を無くしてあげることが重要なのです。
また引っ越し費用は作業時間や作業人数、動かしたトラックの種類や移動距離などで決まっており、これは荷物量を減らすことで節約させることができます。
そのためにも余計な荷物を捨てて自分で運べるものは運んでしまうといいでしょう。
家電や家具が必要な状況だったとしても、引っ越し先に送ってもらうようにしておけば引っ越し費用は減らせます。
後は、3月や4月といった引っ越し費用が割高になりやすいシーズンを避けることが重要です。
特に3月下旬は超繁忙期になっているので空いている時期と比べると価格が2倍程度にアップするため、避けられるのなら避けましょう。
退去時にかかる費用を節約するポイント!
次に退去時にかかる費用を節約するポイントを紹介します。
まず、退去時に発生する費用のほとんどが原状回復費用です。
この原状回復費用について勘違いしている人も多いのですが、この費用は部屋を借りた時の状態に100%戻すための費用ではなく、経年劣化のように自然損耗部分以外で発生している汚れや故障を直すための費用となっています。
基本的にはハウスクリーニング費用と入居者が故意に傷や故障させてしまった何かの費用が原状回復費用と鳴っているのです。
この費用を節約して敷金が返ってくるようにするには、室内で煙草を吸うのを控えて、エアコンなどの備え付きの機器が壊れないようにきちんと清掃を行い、壁紙やクロスが必要以上に黒ずまないように冷蔵庫を壁に近づけすぎないといった対応が必要になるでしょう。
ポスターなどで画鋲で壁に穴を開けたときの費用は原状回復費用に含まれないこともありますが、入居する部屋によっては退去時に補修費用として請求されるケースがあるのでこれは契約時に確認しておくといいでしょう。
他にも退去時にしっかりと掃除を行って目立つ汚れを無くしておくことも重要です。
入居時にかかる費用を節約するポイント!
入居時にかかる費用を節約するにはやるべき事は色々とあります。
まず、部屋を探すときに安い所を探すのは当然ですが、それ以外にも敷金と礼金がゼロの物件を見つけたり、入居後の一定期間は家賃が無料となるフリートレントの物件を見つけることも重要でしょう。
あとは仲介手数料不要の物件だと費用を抑えやすいです。
そして引っ越しの段階では『引っ越しの費用をできるだけ安くする節約ポイント!』で紹介したポイントを抑えてくれればかなり安くすることができます。
引っ越し後の段階でも最終的な引っ越し費用総額を抑えたいのならば、家具や家電をできるだけ安く揃えるために最低限にしつつ、リサイクルショップやネットショップなどを上手く活用することもお勧めします。
ここまでやれば総額もすさまじく抑えられるのです。
引っ越し業者を選ぶときのポイントは?
引っ越し業者の選び方は、まず相見積もりをして料金を提示して比較する事からスタートしましょう。
そこで料金はどこが優れているのかをはっきりさせた後に、具体的にどういったオプションやサービスやプランが用意されているのかを確認しつつ、自分が予定している引っ越し日程とマッチさせることができるのかを調べていきます。
そこまでチェックしながら、具体的に業者とのやりとりでどういった応対をしてくれたのかで判断しましょう。
訪問時にどんな対応をしてくれたのか、電話応対はどうだったのか、見積もりを依頼してからの連絡速度はどうだったのか、メールでの概算見積もり依頼はどのように返答してくれたのかなど見られるポイントは一杯あります。
これらの情報を統合して判断するのです。
自力で引っ越しをしたほうが安く済む?
自力で引っ越しをした方が安く済むという意見もありますが、これは正解でもあり不正解でもあります。
というのも、自力で引っ越しをするには友達や家族などの協力が必要であり、そういった方達に協力を依頼できる人というのは逆にそういった人達に依頼される可能性がとっても高いと言えるでしょう。
実際に自力で引っ越しをすると、たった一人の引っ越しでも協力者が何人か必要になりますし拘束時間も多めです。
これを協力した人数分お返しとして作業をすると考えると拘束時間は軽く数十時間となるでしょう。
この拘束時間をどのように感じるのかによって正解か不正解かが変わってきます。
引っ越し費用を抑えられるのならば家族や友達のために拘束時間がかなり発生したとしても問題ないと考える人ならば安くなると言えますが、費用対効果と考えると微妙と思ってしまう人には不正解となるのです。
時期や荷物の量で引っ越し費用はどのくらい安くできる?
時期や荷物の量で引っ越し費用はかなり安くできます。
わかりやすいのがこちらの『引越し見積もり価格はだいたいいくら?平均金額や業者の選び方、引っ越し費用を安くする方法|引越し見積もり・比較【SUUMO】』の料金情報です。
ここで単身者の引っ越しにおける繁忙期の費用を見てみましょう。
平均値を見てみると荷物が少ない人は約5.1万円ですが、荷物が多い人は約7.4万円となっています。
ザックリと1.4倍の費用です。
これにさらに楽器などのオプション料金が追加されると軽く2倍に到達してしまうでしょう。
このように、荷物量によっては一気に費用が増すので、できるだけ荷物量を減らしたり運べるものは自力で運ぶようにできればそれだけでも1割以上費用を削れます。
極端な例ですが、4人家族分の荷物量を3人分に削ることができればそれだけで3万円程度節約できる可能性があるのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越しの費用をできるだけ安くする節約ポイントを解説しつつ、入居時や退去時はどうすればいいのかを見ていきました。
入居時の費用を抑えるには物件探しから色々と気合いを入れないといけませんが、一昔前から敷金礼金ゼロという物件が増えているので昔よりは費用を抑えやすいと思います。
しかし、物件をしぼりすぎると理想の物件を見つけにくくなってしまいますので、どこまで妥協できるのかもポイントとなるでしょう。
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