引っ越しの挨拶で不在の状態が何度も続いたときは、手紙を用意して粗品とセットで渡すという流れが一般的です。
今回はこの手紙を用意したときの封筒の扱いであり、手紙を入れる封筒の宛名などはどういった扱いをすれば良いのかをチェックして参ります。
そもそも封筒は必要なのか、不在の人に粗品を渡すときはどうしたら良いのか、手紙には何を書いたら良いのかもチェックしていきましょう。
引っ越し挨拶で渡す手紙を入れる封筒の宛名はどうする?
引っ越しの挨拶では封筒に入れた方が良いという意見があります。
しかし、このときに用いる封筒はいわゆる郵便局のポストに投函してどこかに配達してもらいたいのではないので、宛名や宛先などの扱いに困ってしまうでしょう。
結論を記載すると『宛名などは書かなくても問題ない、むしろ書かない方が良いという意見すらある』となります。
宛名を書くためには相手の名前を調べるといった行動が必要になってくるので、そういった調べるという行為が悪印象をもたらすという意見があるのです。
なので、封筒に入れて手紙を渡したいときは封筒に『引っ越しの御挨拶』だけ書いてポストに投函する形が良いでしょう。
何も書かないと不審物に扱われてしまう可能性もありますので、それだけは書いてください。
引っ越し挨拶の手紙は封筒に入れるべき?
引っ越しの挨拶の手紙をそもそも封筒に入れるべきかどうかという議論もありますが、基本的には入れた方が良いと思われます。
ネット上で色々と情報を集めてみても入れるか入れないかの二択ならば入れた方が良いという意見に集約しているようです。
この封筒の種類や色柄でも意見が分かれていますが、個人的には封筒も便せんも白無地にするのが安全パイだと思っています。
茶色でも良いという意見やちょっと派手なレターセットでも良いという意見もありますが、茶色は避けた方が良いという指摘もあれば派手なのは嫌がる人もいるからNGという指摘もあるので、やっぱり白無地が安全です。
否定的な意見が存在する物は選ばないで避けるようにしましょう。
こういったマナーに関わってくるお話は、嫌がっている人ができる限り少ない方向に舵を切ることが大切になってきます。
引っ越し挨拶で渡す手紙の文例!
引っ越しの挨拶で渡す手紙にはある程度の定型文があります。
具体的に筆者が何度か紹介している定型文を見てみましょう。
はじめまして。
●月●日に××(住所や部屋番号)へ引っ越して参りました△△(表札の名前)と申します。
何度か挨拶に伺わせていただきましたが、ご不在のようでしたので直接の御挨拶ではなく手紙にて失礼致します。
引っ越し当日は色々とお騒がせしてしまいご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
家族は■人で子供がいるため、お騒がせすることがあると思われますが何卒よろしくお願い致します。
ささやかではございますが心ばかりの品を御挨拶の印としてお贈りさせていただきますので、お受け取りいただけましたら幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。
引っ越しの挨拶での手紙は挨拶⇒引っ越した日時⇒手紙での挨拶にした旨⇒引っ越しで迷惑をかけたこと⇒伝えたいこと⇒〆の文章といった流れが一般的なので、この流れに則した文章になれば問題ないと判断してください。
引っ越し挨拶の手紙と一緒に粗品も渡した方がいい?
引っ越しの挨拶をする時に不在で手紙を用意するケースは今も昔もかなりあります。
そのときに扱いに困ってしまうのが粗品の扱いです。
これも意見が分かれますが、色々と調べた限りで筆者の判断としては『ポストに投函できるようなサイズの粗品ならば手紙とセットでポストに入れる』が正解となります。
問題はちょっと大きくてポストに入らないレベルの粗品の扱いです。
詳しくは後述しますが、これはドアノブにかけるべきという意見もあれば、会ったときに渡せるように持ち帰るべきという意見に分かれています。
不在の場合、ドアノブに粗品をかけてもいい?
不在の場合の時はドアノブにかけても問題ないという意見もあります。
しかし、ドアノブにかけるのは『天候が悪いときは粗品が濡れる可能性があるのでNG』という指摘もあれば『その人が不在であるというアピールをしていることになるので迷惑だから止めて欲しい』という意見も出ています。
特に重要なのが後者で、女性の一人暮らしをしている方は不在の状態を周りの人達に知らせてしまう行為を非常に警戒しています。
電気料金やガス料金のお知らせをドア枠に挟んできた時にも苦情が出ているケースがありますので、不在を知らせるような行為をしてしまうのは極力避けるべきなのでしょう。
実際に引っ越した先の両隣や上下階の人が女性の一人暮らしであることを事前に知ることは難しいので、引っ越しの挨拶をする側が意識して対処するしかないと思います。
昨今の日本は働き方改革で多少は女性が働きやすい世の中になっているので、女性の日とる暮らしも昭和の時代と比べると圧倒的に増えました。
そのことを踏まえるとこういった対応をしていくのも当然なのかもしれません。
居留守の可能性もあるの?
先ほど記載したように、女性の一人暮らしが増えてきたために自分の身は自分で守る手法も色々と練られています。
そのやり方の一つが居留守なのです。
女性の一人暮らしと知られる事そのものが犯罪を受けてしまう確率をアップしてしまうのならば、知られないように外との繋がりをできる限りシャットアウトしてしまうのはやり方の一つとして間違ってはいないでしょう。
中にはご近所付き合いを極力したくないという理由からひたすら居留守を使う人もいますし、勧誘やセールスがあまりにも多すぎるという理由から居留守を使っているという人もいます。
居留守を使う理由は人それぞれですが、そういった人達が相手の時は手紙を使って対応しましょう。
挨拶をした方がいい範囲はどこまで?
そもそもこういった引っ越しの挨拶をする範囲がどこまでなのでしょうか。
集合住宅では自宅を中心に上下左右の部屋の住人に挨拶をしましょう。
あとは管理人さんや大家さんへの挨拶をしてください。
一戸建てならば向こう三軒両隣と真後ろの家の挨拶が一般的ですが、一軒家の近所の定義はちょっと難しいので、家の形からどこまでが範囲かわからないという人は自分が考えられる範囲で挨拶をしてください。
あとはできれば町内会長などのその地域の偉い人への挨拶もしておくと良いです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越し挨拶で渡す手紙を入れる封筒の宛名はどうしたらいいのかをまとめてきました。
引っ越しでの挨拶に手紙を用いる状況は昔よりも増えているので、白無地の封筒を常備しておくと良いでしょう。
また、粗品をドアノブにかけるという行為に関して否定的な意見を出している人も多いので、ドアノブにかけなければいけないようなサイズのものではなくポストに入るようなサイズの物を選ぶことを強くおすすめします。
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