オパールの色や効果はなに?お手入れ方法は?
10月の誕生石はオパールですが、オパールという名前は知っていてもどのような宝石なのか詳しく語れる人は少ないでしょう。
そこで、今回はこのオパールとはどのような宝石なのか、宝石言葉はどうなっているのか、10月の誕生石はオパール以外に存在しているのかを紹介してまいります。
果たして、オパールとはどのような宝石なのでしょう。
「オパール」の意味や由来
10月の誕生石であるオパールは酸化鉱物に属する10%ぐらいの水分を含む鉱石です。
オーストラリアやメキシコが主な産地になっているオパールは和名は蛋白石で、オパールの語源はギリシア語の「opallios(オパリオス)」やラテン語の「opalus(オパルス)」からきているといわれております。
古代サンスクリット語に宝石を意味する「ウパラ」という言葉が変化してオパール変化したという説もあります。
このオパールは「希望の石」という意味がありネガティブな気持ちを浄化するという意味があります。
また、オパールは虹のように見える特殊な輝きを見せることから「創造力を高める石」ともいわれており、いわゆる芸術家や開発に携わる人間にとってプラスになる宝石と考えらえています。
古代ローマの元老院議官やクレオパトラと結婚した有名なローマ将軍のアントニウスもこのオパールにまつわるお話が多数ありました。
ちなみに、この古代ローマの元老院議官であったノニウスが持っていたオパールは現代換算では数十億円という価値のあるオパールだったようで、ものすごい大きさだったといわれております。
宝石言葉はなに?
オパールの宝石言葉は「潤い」「好転」「活性化」「忍耐」「希望」「幸運」「純真無垢」などが該当します。
オパールは気持ちを落ち着かせて活性化させる効果があるといわれているため、納期に追い立てられるような仕事をしている人にとっても重宝される宝石と考えられているようです。
身に着けた人の才能や能力を活性化させることで想像力あふれるパワーが手に入る知るものとなっているので、クリエイティブな仕事に就いている方にも推奨される宝石です。
また、水分を多分に含んでいる宝石なのでアンチエイジング効果をもたらしてくれる宝石とも呼ばれています。
一部の方々からは「アンチエイジングの宝石」とも呼ばれており、宝石言葉の「活性化」に違わない効果が期待されているのでしょう。
基本的にポジティブな言葉が並んでいる宝石なので、良いエネルギーが蓄積されている宝石という認識を多くの方々から持たれている石となっております。
オパールの色や効果は?
オパールは蛋白石と呼ばれている通り、白色のものもありますが無色・褐色・黄色・青色・黒色・緑色・七色・ピンクなど様々な色があります。
このようにいろんな色があるので、オパールといわれても想像する形や色が人によって異なる宝石にもなっています。
オパールは見る人の角度によって色合いを変化させるものも存在しているので、非常にインパクトの強い宝石にもなっております。
ただし、最も貴重と呼ばれているのは黒色に輝くブラックオパールで、見る角度によって色合いを変化させる「遊色効果」と相まってとてつもない価値を見出せる宝石となっています。
オパールはこの遊色効果がどの程度発揮されているのかも評価に入っているので、見る角度でいろんな輝きを放つようなオパールはびっくりするぐらいの価格になっていることも多々あります。
また、オパールは古代から自分が欲しいものを良いものでも悪いものでも引き寄せる宝石であるという噂がありましたが、今では思考力を高めて想像力を湧き立たせる効果がある宝石といわれております。
その他の10月の誕生石はある?
10月の誕生石はオパールが一番有名ですが、それ以外の宝石も10月の誕生石になっているものがあります。
それはトルマリンとローズクォーツです。
トルマリンはなんとなく聞いたことがあるという知名度の宝石だと思いますが、分類的にはケイ酸塩鉱物で熱せられると電気を帯びるという特殊な電気石でもあります。
人によってはトルマリンではなく電気石と呼んでいるでしょう。
電気を帯びやすい石なので、擦ると静電気が発生してしまう石でもあります。
このトルマリンはブラジルやアフリカで採掘できる宝石で、紫・青・黄・緑・赤・ピンクなどいろんな色が存在します。
ただし、トルマリンは色ごとに名前が付けられているので、無色だとアローライトとか赤色だとルベライトなどと呼ばれてトルマリンと気が付かない人も多いでしょう。
これが結構紛らわしいので統括してトルマリンと呼ぶ人もいます。
ローズクォーツは日本語で紅水晶またはバラ石英と呼ばれる水晶の一種で、アメリカで良く採掘できるピンク色の宝石です。
他の水晶と比べて採掘できる数が少ないので、大きな結晶はかなりの高額で取引されている珍しい宝石といえるでしょう。
宝石好きの方でもあまり見たことがない宝石に分類されます。
宝石としても珍しい部類に入るローズクォーツですが、光に敏感で色が薄くなりやすいというデメリットも付随しており身につけにくい宝石でもあります。
ヒビ割れが入っている石も多いので加工も難しい宝石といえるでしょう。
ちなみに東京都町田市にある西山美術館で直径約1mのローズクォーツの珠があります。
お手入れ方法について
オパールのお手入れ方法は簡単な汚れならば柔らかい布で優しく拭くのが基本でしょう。
オパールは硬度が宝石の中でも低いほうなので、ちょっとした衝撃で割れる恐れがあります。
また、オパールの輝きはオパールの中に含まれている水分によって保たれている部分があるので、長時間にわたって日光にさらされて温められてしまうと水分が蒸発する恐れがあります。
この水分こそが七色の輝きを放つために必要なものなので、蒸発して失われるとオパール特有の輝きもなくなってしまいます。
なので、保管するときも太陽光や温度に気を付けてください。
オパールを使ったアクセサリーを紹介!
エチオピア産オパール10Kイヤリング
こちらはエチオピア産のオパールで約1万円で購入できる大人気商品です。
レビュー数も200件を超えており「使いやすくて好き」というシンプルなレビューがそろっております。
思ったよりもサイズが小さいという声もありますが、それでも十分納得できる大きさという声も多いので、イヤリングとしては申し分ない商品です。
上品で大人っぽい宝石が欲しい人に特におすすめです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は10月の誕生石であるオパールについて詳しく解説してまいりました。
オパールは七色に輝く宝石なので、見た目はかなり美しいです。
楽天で紹介されている商品も七色に輝いており1万円とは思えない出来となっております。
オパールがあまりうまく想像できないという人は今回紹介した文章ではなく画像もよく見ていただけるといいでしょう。
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