仏滅はひたすらに大凶とされている日ですが、その運気を上昇する方法があると言われているのです。
それが掃除であり、今回の議題となります。
ずばり、掃除をすることで仏滅でも運気が上昇するとされているのかを調査してまとめていきましょう。
それ以外にも、掃除をしない方がいい日はあるのか、掃除が推奨される日はあるのか、掃除や断捨離をするときのコツはあるのか、そもそも仏滅には何をすればいいのかといった情報もとめていきます。
仏滅に掃除をすると運気が上がる?
仏滅の日に掃除をすると運気が上がるという説がありますが、その根拠は定かではありません。
掃除自体は良いことですが、仏滅に行うメリットは科学的に証明されていません。
ただし、以下のような理由から、この説が生まれたと考えられています。
①掃除による心身の浄化
掃除により心身が浄化され、新しい気持ちで過ごせるため、運気が上がると捉えられています。
②仏滅は「心機一転」のチャンス
仏滅は凶日とされていますが、一方で「生まれ変わり」の意味もあり、掃除によって新しいスタートを切れると考えられています。
③早めに悪運を取り除く
仏滅は凶日なので、早めに掃除をして邪気を取り除けば、その後の悪運を避けられるかもしれない、という説があります。
ただし、これらは迷信の範疇であり、科学的根拠はありません。
掃除による気分転換で運気が上がると感じるのは、プラシーボ効果の可能性があります(本当は効果が無い薬なのに、効果があると言われて飲み続けたら効果が出てしまうこと)。
六曜を気にするかどうかは個人の考え方次第ですが、過度に拘泥せず、日頃の心がけが何より大切であると言えるでしょう。
掃除をしない方がいい日は?
これはいろいろと調べて見ましたが、掃除をしない方がいい日なんてないと考えた方がいいと思います。
理由としては以下の通りです。
①様々な暦注を確認しても、掃除を控えるべきとの記載はなかった。
②日常生活で掃除ができない日があると非常に不便である。
日本には多くの暦注が存在しますが、Wikipedia の「暦注下段」の記事などを確認しても、掃除を避けるべき吉凶日の記載は見つかりませんでした。
また、生活の中で掃除ができない日が設けられていると、非常に不衛生で困った状況になってしまいます。
日々の掃除は健康的な生活には欠かせません。
つまり、掃除をしない理由として、暦の吉凶日を根拠にすることはほとんどないと言えます。
面倒であるからという理由はあるかもしれませんが、それ以外に合理的な理由を見つけるのは難しいでしょう。
よって、暦の吉凶日に関わらず、日常的に適度な掃除を心がけることが賢明であると考えられます。
掃除をした方がいい日は?
様々な暦注を調べてみましたが、「この日は掃除をするべき」と特に推奨されている日は見つかりませんでした。
その理由は以下の通りです。
①暦注の中に、掃除を推奨する旨の記載がなかった。
②日常生活で特定の日だけ掃除を推奨されると、他の日は掃除をしなくて良いという誤解を与えかねず、不衛生になる恐れがある。
暦注は占いの一種であり、生活の細かい部分まで決めつける必要はないと考えられています。
掃除は日常的に行うべき基本的な作業ですから、特定の日に推奨されるようなことは記載されていないのでしょう。
むしろ、時期を問わず、常に適度に掃除を心がけることが大切なのです。
掃除の良し悪しを吉凶で判断するのではなく、衛生的で快適な生活環境を保つための習慣として捉えるべきでしょう。
つまり、暦注の吉凶に関係なく、規則正しい掃除を心がけることが何よりも重要なのです。
掃除や断捨離をする時のコツは?
掃除や断捨離を行う際は、以下のようなコツを意識するとよりスムーズに進められます。
①目的を明確にする
単に片付けるだけでなく、掃除で何を目指すのか、断捨離でどのような生活スタイルを実現したいのかを明確にしましょう。
目的が定まれば、優先順位も付けやすくなります。
②計画的に取り組む
一度にすべてをこなそうとせず、部屋ごと、あるいはエリアごとに区切って取り組むのが現実的です。
計画を立て、着実にこなしていきましょう。
③段階を追って進める
最初は大まかな整理から始め、次に詳細な片付け、最後に掃除を行うなど、段階を追って作業を進めると効率的です。
④モノの価値を見直す
物にはそれぞれ意味や価値があります。
愛着のあるものは残し、必要ないものは手放すなど、価値観を明確にして判断しましょう。
⑤ごみの分別を徹底する
廃棄する際は、ごみの分別ルールを守りましょう。
処分が適切に行われるため、環境にも配慮できます。
⑥定期的な継続を心がける
一度きりの大掃除では維持が難しい場合が多いので、習慣化するよう心がけましょう。
小まめな掃除と断捨離を続けることが大切です。
⑦何かをしながら出来る掃除を取り入れる
歯を磨きながらといった「~ながら」での掃除を取り入れると、掃除が嫌いという人でもやりやすいでしょう。
昨今は掃除に便利な道具が大量にあるので、それらをうまく取り入れてちょっとした時間でも掃除を出来るようにしてみてください。
掃除や断捨離を上手に活用すれば、心地良い生活空間が生まれ、ストレス解消にもつながります。作業は大変かもしれませんが、ゴールを見据えてコツを活かしながら取り組んでみてください。
仏滅にしてもいいことは?
仏滅の日でも、状況によっては問題なく行えることがあります。
通夜・お葬式
通夜やお葬式の日取りは、事前に決められないことが多いため、仏滅かどうかを気にする余裕がありません。
ただし、六曜を重視する人からは非難される可能性に注意が必要です。
お墓参り
お墓参りは六曜を気にする必要はほとんどありません。
むしろ、故人への思いを大切にすることが重要です。
仏滅が命日に当たっても、供養を避けるべきではありません。
逆に、仏滅だからという理由で大事な人の命日だったのに訪れないという人がいた場合、筆者はその行動を非難すると思います。
引っ越し
一般的に仏滅は引っ越しに適さないとされていますが、「心機一転」の意味から相性がいいとの意見もあります。
また、費用面でメリットがあるため、狙い目の日となる可能性があります。
開業や会社設立
一般的に仏滅は開業や会社設立とは相性が悪いと言われますが、開業日や会社設立日というのはそれ以外にも優先すべき項目が大量にあるので、仏滅であることは二の次という扱いをされます。
実際に、会社設立日は『設立○周年!』といったイベントが出来るタイミングですし、クリスマスなどのイベントに近いタイミングで設立すればクリスマス商戦の流れに乗れるといった商業的メリットがあるため、六曜などの暦注を気にする人は現代ではほとんどいないでしょう。
厄払い・お参り
神社仏閣での厄払いやお参りは、本来六曜とは無関係です。
実際に六曜を気にする必要はほとんどありませんが、気になる場合は別の日に変更することも選択肢の一つです。
このように仏滅の日でも、状況次第では問題なく行事を行えることは多いのです。
ただし、周りの人の考え方に配慮し、行事の性質に留意する必要があるでしょう。
仏滅にすると縁起の悪いこと
仏滅の日には特に注意が必要です。以下に、仏滅の日に避けるべき行事をいくつかご紹介します。
お祝いの品の贈与
仏滅の日にはお祝いの品を贈るのを控えたほうが賢明です。
受け取り手が六曜を重視している場合、関係が損なわれる恐れがあります。
相手の立場を考慮し、贈り物を選ぶことが重要です。
お見舞い
病院などへのお見舞いもできれば仏滅は避けた方がいいという声があります。
ただし、相手の信念や状況によって異なります。早めの訪問が好印象となる場合もあるので、相手を考慮しながら行動することが重要です。
入籍と結婚式
入籍や結婚式は人生の重要なイベントです。
仏滅の日にこれらを行うことは避けたほうが無難でしょう。
縁起を重んじる人が多い場合、非難を受けやすくなります。
人間関係や家族の和を考えるなら、他の日程を選択することが賢明です。
車の納車
家族や親族に関わる車の納車日としては、仏滅の日を選ぶのは望ましくありません。
縁起を重んじる人がいる場合、非難を受ける可能性があります。
大切な行事であるため、注意深く日程を決めることが重要です。
不動産契約
不動産契約は慎重に行う必要があります。
不動産会社が六曜を重視する場合、仏滅の日に契約することを避けることが推奨されるでしょう。
会社の方針に従いつつ、状況を十分に考慮した上で行動することが重要です。
仏滅の日は新しいことの始まりとしては適さない日とされています。
大切な行事を計画する際には、縁起や相手の考え方を考慮し、適切な日程を選択することが大切です。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか?
仏滅(ぶつめつ)とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか?
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか?
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか?
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか?
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
仏滅の掃除まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は仏滅に掃除をすると運気が上がるのは本当かをいろいろと調べつつ、掃除とその日の吉凶についてもまとめました。
掃除をすると運気が上がるという説は本当です。
そのため、様々な凶日でも掃除をすればどうにかなるという考え方がありました。
ただし、掃除をした方がいい日とか掃除をしない方がいいというのはないと考えて行動した方がいいでしょう。
コメント