今回は六曜の中でも最も吉とされている大安において、お参りをするときに縁起のいい時間はいつなのかを探って行きます。
いわゆるスピリチュアルなお話になりますので、こういったお話が好きという方にとっては面白い情報が満載です。
お参りをしてはいけない時間帯は存在するのか、お参りをすると縁起のいい日や縁起の悪い日はあるのかといった、お参りにまつわる情報もまとめてお届けしましょう。
大安にお参りをするときに縁起のいい時間はいつ?
大安は一日中が吉日とされる六曜の中でも特に良い日です。
したがって、大安の日にお参りをする場合、時間を選ばず行っても基本的には問題ありません。
しかし、より良い縁起を求めるのであれば、以下の時間帯がおすすめとされています。
午前中が望ましい
・神社やお寺が空いている
・新しい1日の始まりが良い時間帯
・午後は神事や参拝客が多く混雑する
正午前後を避ける
・神職の方々が昼食や休憩の時間でいない可能性あり
・正午を過ぎた午後ならばOK
夕方から夜は避けた方が無難
・早朝と同様に神職の方々の拝勤時間外
・夜間は静けさを求められる時間帯
つまり、大安の日でも、できれば午前中か正午過ぎの午後が参拝を済ませることが望ましいとされています。
ただし、これらはあくまで縁起からの推奨であり、強制されるものではありません。
六曜を気にする必要がない方は、自身の都合の良い時間にお参りすれば問題ありません。
最終的には個人の信仰心や価値観に従うことになります。
大安の意味と由来について
大安は、六曜の中で最も吉とされる日のことを指します。
一日中が吉日となるため、次のように定義されています。
・万事が吉とされ、何事も順調に運ぶ
・祝い事、祭事、開店といった慶事に最適の日
しかし、大安をはじめとする六曜は、もともと神道や仏教の教えからきたものではありません。
六曜は中国の時刻・日の吉凶占いである『六壬時課』または『小六壬』に由来し、室町時代に日本に伝わりました。
その後、陰陽道の影響や民間への浸透を経て、現在の形になったと考えられています。
一方で、「大安は何もしないのが最もよい」という説があります。
これは、キリスト教やユダヤ教の安息日に似ているためです。
そのため、結婚式は大安の日は避けた方が良いとの意見もあります。
ただし、六曜や大安の解釈は一様ではありません。
民族学者や陰陽師、風水師、占い師など、それぞれの専門家によって見解が分かれています。
大安は中国由来の概念が、日本で多様化した結果であり、明確な定義は存在しないのが実情です。
つまり大安の意味は、それを解釈する個人や団体によって様々ということです。
信仰や習慣に従いつつ、過度に拘泥せず柔軟に対応するのが賢明でしょう。
お参りをするベストな時間はいつ?
次は六曜といった吉凶のことではなく、お参りする時間帯はどのタイミングがベストとされているのかを見ていきましょう。
早朝や午前中
一般的には、早朝から午前中の時間帯がお参りに最適とされています。
主な理由は以下の通りです。
・朝は邪気が払われ、澄んだ空気を体に取り込める
・参拝客が少ないので、神様に静かに祈ることができる
・神職者が勤務中で、神様の力が最も強い時間帯
・開門時間に合わせやすく、混雑を避けられる
特に日の出の時間帯は、太陽のエネルギーを受けやすく、霊的な恩恵が大きいとされています。
夕方は良くない?
お参りは夕方の時間帯がアウトという意見が多数あります。
これはいくつか理由がありますが、おおよそ以下のような理由になります。
・陰の気が強まる時間帯であるため、霊的にマイナスの影響がある
・下校時間や買い物の駆け込み時間と重なり、混雑が予想される
・一部の神社では、夕方に神様を「送り出す」風習がある。つまり、神様が不在になるので効果が薄くなる
このように、夕方は参拝に適さない面が多くあげられています。
スピリチュアル面でも実務面でも、朝の時間帯を選ぶことが推奨されているのです。
ただし、これらはあくまで一般論です。
六曜を重視する人はその指標に従い、個人の信仰心や価値観を最優先するべきでしょう。
お参りをしてはいけない時間はいつ?
一般的に、お参りを避けたほうが良いとされる時間帯は夕方(16時)以降です。
その理由は以下の通りです。
・陰の気が強くなり、スピリチュアル的に良くない影響がある
・買い物客や下校時間と重なり混雑が予想される
・一部神社で夕方に「神様を送り出す」風習があり、神様がいない可能性がある
したがって、スピリチュアル面やお参りの質を重視する場合は、朝一番がベストだと言えます。
ただし、働く人など時間的制約がある方も多く、夕方しかお参りできない場合もあるでしょう。
そういった場合の対策として、以下が考えられます。
早起きして早朝のお参りを心がける
日本の主要神社では、午前5~6時頃から拝観が可能です。
少し早起きすれば、スピリチュアルな恩恵を受けられます。
混雑を避けた時間を選ぶ
夕方の混雑時間前後を外して、参拝人数が少ない時間を選ぶのも一案です。
お参りに適さない時間帯であることを自覚する
仕事などの制約で夕方以降しかお参りできない場合は、時間の制約であることを自覚し、気持ちを新たにすることが大切です。
状況に応じて工夫しつつ、自身の信仰心を大切にすることが何より重要です。
あくまで参考程度に留め、過度の拘泥は避けましょう。
お参りをすると縁起のいい日まとめ
基本的にお参りを受け入れる神社側は六曜などのその日に吉凶を表す物との関係性を否定しています。
実際に、神社やお寺にもこういった質問が度々寄せられ、各社のホームページのQ&Aでも「六曜と仏教(神道)は無関係なので気にする必要はありません」といった回答が記載されているのです。
それを踏まえた上で、どうしても気になるという方のためにお参りに関係ありそうな吉日をまとめてここに記載します。
お参りをしてはいけない日まとめ
基本的に神社へのお参りと相性の悪い日というのは存在しないのですが、気になるという方向けの凶日をいくつか紹介します。
大安に関するよくある質問
大安とは何ですか?
大安とは、六曜の一つで、最も縁起が良いとされる日です。
六曜は、日本や中国の伝統的な暦の一部で、大安、仏滅、赤口、先勝、友引、先負の6種類があります。
大安は「大いに安し」という意味があり、何事も成功しやすいとされています。
そのため、結婚式や開業、新車の納車など、重要なイベントや祝い事を行うのに最適な日とされています。
大安の日に結婚式を挙げるのはなぜ良いとされているのですか?
大安の日に結婚式を挙げるのが良いとされているのは、大安が六曜の中で最も縁起の良い日だからです。
大安は「大いに安し」という意味があり、何事も成功すると信じられています。
結婚は一生に一度の大切なイベントであり、幸せなスタートを切るために縁起の良い日を選びたいという願いから、大安の日が好まれます。
多くのカップルや家族が、大安の日に結婚式を挙げることで、末永い幸せを祈ります。
大安に適している他のイベントや行事は何ですか?
大安に適している他のイベントや行事としては、開業や新車の納車、引っ越し、契約の締結、入籍などがあります。
これらの重要なイベントを大安の日に行うことで、順調に進み、良い結果が得られると信じられています。
特にビジネスの新しいスタートや重要な契約の締結など、成功を願う場面で大安の日を選ぶことが多いです。
大安の日に行うことで、縁起を担ぎ、成功を祈ることができます。
大安の日に避けるべきことはありますか?
大安の日に避けるべきことは特にありません。
むしろ、大安は六曜の中で最も縁起が良い日とされており、どのようなイベントや行事にも適しています。
結婚式、開業、引っ越し、新車の納車など、様々な祝い事や新しいスタートを切るのに最適な日です。
ただし、人気の日であるため、予約が集中しやすいという点に注意が必要です。
事前に計画を立て、早めに予約をすることで、大安の日に希望のイベントを行うことができます。
大安の日を見つける方法は何ですか?
大安の日を見つける方法として、まず六曜のカレンダーや暦を確認するのが一般的です。
多くのカレンダーには、六曜の日付が記載されており、大安の日が一目でわかります。
また、インターネットやスマートフォンのアプリでも六曜を確認できるツールがあります。
これらを利用して、簡単に大安の日を見つけることができます。
大安の日に重要なイベントを計画する際は、事前にチェックしておくと安心です。
大安のお参りまとめ
以上、いかがでしたか。
今回は大安でのお参りする時間帯はいつがいいのかをまとめつつ、お参りと時間帯の関係をいろいろと探ってきました。
いわゆるスピリチュアルなお話が主体だったのですが、神社側で夕方以降は神様を送り出すというパターンがあったことも要注意です。
筆者もあまりそういったスピリチュアル的なことは信じていませんが、神様を送り出しているというのは流石に気になりました。
個人的にもその時間帯の参拝はオススメできません。
コメント