ガーネットの色は何色?どんな効果がある?
1月の誕生石は赤い輝きで有名なガーネットです。
今回はガーネットの意味や由来について調べ、宝石言葉やどのような効果があるのかも調べてまいります。
具体的に人気のガーネットを使った商品も見ていきましょう。
なぜ、1月がガーネットなのでしょうか。
「ガーネット」の意味や由来
ガーネットは、「実りの象徴」といわれている石であり、1月の誕生石です。
ガーネットはざくろに似ているので、日本では柘榴石とも呼ばれることがある宝石で、透明度の高い赤色と自然に生み出される結晶でありながらも12面体や24面体などの整った形になっていることが多いことから「天然のカット宝石」とも呼ばれており1月の誕生石にされたというお話もあります。
化学的に証明するとこのガーネットはケイ酸塩鉱物の一部で鉄礬柘榴石や苦礬柘榴石などの固溶体として天然ものが存在しております。
このガーネットは古代エジプトやローマの時代から重宝されてきた石で、特別な彫刻をほどこし権力者の方々の装飾品や街を彩る宝石として使われてきました。
ラテン語で「種子」という意味がある「granatus」が由来となっているガーネットはかなりの歴史を持った石なのです。
ユダヤ教にも登場する宝石であり「真理の道を照らす石」として貴重で、一部の司祭や大司教が好んでつけた宝石といわれております。
いわゆる護符という扱いだったようです。
ヨーロッパの十字軍の兵士の方たちもお守りとしてガーネットを持ち歩いたといわれております。
他にもヘレニズム時代に使われていたという情報があり、日本人でも世界史で学ぶので知っている人も多いアレクサンダー大王がインド産のガーネットを持ち帰ったといわれております。
中世ヨーロッパ時代になるとパイロープという真っ赤なガーネットが発見されるのですが、それが非常に大ヒットして一気に重宝されるようになりました。
この真っ赤な色が「一族の血の結束」を表すとして中世ヨーロッパ時代には王家の紋章として使われるようになったのです。
一説には旧約聖書に記載されているノアの箱舟にも登場するといわれております。
40日40夜続いた大洪水を生き延びるために暗闇を照らして船の行く先を示したのがガーネットという説があるのです。
ガーネットの宝石言葉
ガーネットは「実りの象徴」という意味がある1月の誕生石ですが、整った形状で採掘できることから「天然のカット宝石」とも呼ばれています。
この「実りの象徴」という言葉は、自分たちが頑張って積み重ねてきたものが実るというもので、例えば受験勉強や就職のための努力をサポートして力を貸してくれる宝石という意味になるのです。
いわゆる努力している人たちに協力してくれる宝石であり、どんな困難が発生したとしても精神力を高めてくれる作用があるといわれており、その人の信念や情熱を思い起こしてくれる石ともいわれております。
また、「実りの象徴」という言葉は勉強や就職に向けた努力以外にも恋愛事や友情事といった対人関係に用いることができるようで、絆を示す友情の証として送ったり遠くに行ってしまう恋人に再会の誓いとして贈るという人もいたようです。
自分にとって大切な人との「変わることのない愛」を誓う石として最適だったのでしょう。
これ以外に、「情熱」や「繁栄」や「優雅」や「権力」や「真実」という石言葉を持っています。
ガーネットの色は?
ガーネットは加藤柘榴石や灰バナジン柘榴石など化学成分が違うものがいろいろとありますので、色も異なるものがいくつもあります。
透明度も様々で、色は無色のものもあれば黄・褐・赤・緑・黒とかなり別れています。
純粋なガーネットは赤色というよりは紫色を示しているといわれております。
40種類以上もの色が存在するといわれているのがガーネットなので、同じガーネットでもかなり違いがあると考えておきましょう。
個人的に、ガーネットといえばやはりあの赤色がイメージとして浸透していると思いますので、画像のようなガーネットが基本的なイメージ映像となっているのではないでしょうか。
ガーネットの色や美しさが気になるという方は深紅色の「アルマンディンガーネット」や碧色の「グリーンガーネット」を調べてみるといいでしょう。
どんな効果がある?
ガーネットは「実りの象徴」として努力を後押ししてくれる効果がありますが、それ以外にも想像力を高めて物事を見抜く能力が高まる効果があるといわれております。
ほかにも血液の流れをスムーズにすることで健康促進作用があるとか、マイナスエネルギーから守護する作用があるとか、体内の老廃物を排出させる効果があるなど非現実的と思われる効果から実用的な効果までいろいろとそろっているようです。
心の痛みや恨みを取り除く作用もあるといわれており、心の奥底にある否定的な感情にも干渉して取り除いてくれる石といわれております。
ガーネットはかなりお得なお値段でも手に入る宝石の一つですので、これらの効果よりも見た目の美しさとお手軽なお値段に惹かれて購入する人も多いでしょう。
ガーネットのお手入れ方法
ガーネットは水にも紫外線にも強いので、手入れはかなり簡単な石となります。
なので、温かい石鹸水や中性洗剤入りのぬるま湯を浸かって洗浄すればほとんどの汚れは落ちるでしょう。
温かい石鹸水や中性洗剤入りのぬるま湯を浸けた後は使わなくなった柔らかめの歯ブラシを使って汚れを落とせばほとんどの汚れは落とせます。
あとはすすぎ洗いをして乾いた布で水分をふき取ってあげてください。
ガーネットはある程度の硬度がある石ですが、他の宝石と接触すると傷つく可能性はありますので保管するところも注意してください。
ガーネットを使ったアクセサリーを紹介!
[シアーズ] Sears 2連リングトップネックレス
大手通販サイトのAmazonですが、このように宝石も扱っております。
お値段も7800円とかなり安くなっているので、お手軽に購入できるでしょう。
かわいいテディベアと一緒にお届けしてもらえるこの商品は女性へのプレゼントにぴったりです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は1月の誕生石であるガーネットについて記載してまいりました。
ガーネットはあの赤色が象徴的ではありますが、色の種類は結構いろいろとありますのでそれぞれの色のガーネットを見てもらいたいです。
赤色以外にもオレンジや黒色や緑色のガーネットが存在しており、かなりの美しさを誇っております。
宝石の歴史をたどるのも面白く、ガーネットはユダヤ教や旧約聖書にもかかわってくる重要な石という側面を知られるのもうれしいポイントでしょう。
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