寒さが本格的になるこの時期、クリスマスシーズンに華を添える「クリスマスローズ」の存在が注目されています。
寒い季節にもかかわらず花を咲かせるこの植物は、ちょっとした栽培のポイントを押さえることで、初心者でも家庭で楽しむことができます。
今回は、クリスマスローズの育て方のコツや、その美しい花を咲かせるための重要なポイントを紹介します。
寒い季節に花を楽しむための秘訣を、この機会に一緒に探ってみましょう!
クリスマスローズの育て方
かつては濁った花色で花弁によれがある花ばかりだったクリスマスローズ。
濁りのない花色・丸い花弁・整った花形を目指して品種改良が行われた結果、優れた花が多数誕生することに成功します!
そのために大事なことは育て方の過程です。
基本的にクリスマスローズは、庭植えと鉢植えの2パターンで育てていきます。
庭植えの場合、水はけのよい明るい半日陰に植えつけます。
秋から春までは日がよく当たるようにしましょう!
落葉樹の木陰がとっても最適ですよ!
そして、鉢植えの場合は10月から4月頃まで日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。
5月から9月頃までは明るい半日陰で、なるべく過湿を避けるようにしてくださいね!
こうして見てみるとなかなかデリケートなお花ですね!
それもそのはず、寒い季節に咲かせることだけあって、常日頃からの管理がとっても大事なことが分かります。
1年の中でその季節によって天候も様々です。
上手にクリスマスローズを育てるためには、それぞれの四季の特徴をおさえておく必要がありそうですね!
クリスマスローズの育て方のポイント
植物全体に言えることですが、高温多湿は絶対にNGです!
上手に育てるには夏越しがポイントとなります。
3月下旬に花がらを株元から3cmくらいの場所でカットし、株をすっきりさせましょう!
これから伸びる若い葉にしっかり光を当て、日当たりと風通しの良い場所がオススメです!
夏は涼しく管理し、くれぐれも西日など強光線には当てないようにしてくださいね!
また、与えた水が乾きやすい鉢環境を整えてあげることもとっても大切なことです!
2~3年に1回は植え替えをしましょう!
4年ほど育てると8~10号鉢ほどの大株になります!
古株になると生育が停滞するので、必ず株分けをするようにしてください!
つい先日、友人から多肉植物はいらないか?というお誘いがあったことを思い出しました!
え!この私に植物!?ととっさに思いましたが、友人いわく株分けしてもしても増える一方で困っているとのこと…。
とりあえず後日、その多肉植物を受け取ったのですが、もらった以上は中途半端に育てられないので、大切に育ててくれる観葉植物が大好きな母に託しました!ありがとうマイマザー!
そのおかげもあって今でもすくすくと育ち続けているようです!
育てる時期はいつから?
開花期が他の花とはちょっと違うので、育てる時期やタイミングがとっても重要!
庭植えの場合は基本的には水は必要ありません!
え?ちょっと予想外ですよね!
植物に水をやらないなんてことがあるんだ~と調べながら一人納得しておりました(笑)
逆に鉢植えの場合は、10月から5月までは鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりと水をあげましょう!
6月から9月まではやや乾かし気味に管理をしてください!
施肥時期は気温が低くなってくる、9月末頃から翌年の5月下旬頃が最適でしょう!
正直、クリスマスローズというお花があることを今日まで知らなかった人間なので、こんなに色々な種類でカラーバリエーションも豊富でかなり驚きました。
1株ごとに異なる花を咲かせるということも、とても魅力的ですよね!
自分のお気に入りの花を探す楽しみもあるので、ちょっと寂しくなる冬のお庭を綺麗に彩ってくれるクリスマスローズはぜひオススメですね!
強健で育てやすいのも特徴的ですし、鉢植えも庭植えもどちらにも向いているお花です!
ほかの多くの草花に先駆けてきれいなお花を咲かせてくれるので、特別感もありますよね!
土や肥料はどうしたらいい?
綺麗なクリスマスローズを咲かせるには、肥料と用土が非常に重要です!
クリスマスローズを健康に育て、花を咲かせ種を結ばせるには、そして、植物の体を丈夫に育てるには、肥料の三要素がとてもポイントですよ!
その三要素とは、窒素・リン・カリウムです。
生命を維持・生育させるには、これらに加えて、マンガン・鉄・マグネシウム・イオウなど様々な微量栄養素が必要なんです!
なかなか難しいお話になってきましたが(笑)、
肥料の与え方一つで花の咲き方にも影響が出てしまいます。
それくらい肥料と土はめちゃくちゃ大事なんですね!
クリスマスローズだけに言えることでないですが、植物を育てていくためには、適時に与えること!
適量を与えること!適した成分を与えることが大切です。
ちなみに庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。
鉢植えの場合は、10・12・2月に緩効性肥料を施します。
10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施すこともポイントです!
小さい頃から植物を育てることがあまり得意ではなく、割と結構すぐに枯らしてしまうタイプの人間です(笑)
そんな私でもクリスマスローズを育てることは可能なのでしょうか・・・ww
お祭りで金魚すくいをして家に帰って育てるときに、翌日や翌々日には金魚さんごめんなさい…となってしまう人って必ずいますよね。
まさに私!これぞ私!動物すらもまともに飼ったことがないので、“何かを育てる”ということの克服として、クリスマスローズを選ぶこともありかもしれない…(笑)
クリスマスローズの花言葉
お花にはそれぞれ“花言葉”というものがありますよね!
生育に関しては苦手な私ですが、花言葉は結構好きだったりします(笑)
クリスマスローズの気になる花言葉ですが、5つほどあります!
②なぐさめ
③追憶
④私の不安をやわらげて
⑤中傷
といったところです。
優しく穏やかでありながら、激しさも併せ持つ少しミステリアスなクリスマスローズ。
実は根には毒があり、その毒は薬として使われたり、狩りをする時に矢に塗られていたようです。
古代ヨーロッパでは、「クリスマスローズの花の香りが病人の悪臭を取り除く」と言われています。
また、ギリシャでは、「狂人を正気に戻す」と信じられていたこともあったようです。
これらが花言葉の由来・意味に繋がったとされています。
個人的にもう少し可愛らしい雰囲気のロマンチックな花言葉なのかな~なんて勝手に思っていたのですが全然違いました!(笑)
どちらかというと割りとホラーなイメージが強い…。
“クリスマス”という名前がつくだけあるので、キラキラしたラブラブ系の花言葉ではなかったようです。
しかしながら、このギャップにも魅力を感じ、今やクリスマスローズは大人気のお花といえそうです!
クリスマスローズに関するよくある質問
クリスマスローズとはどのような植物ですか?
クリスマスローズは、主に冬から春にかけて咲く多年草で、ユリ科に属します。
その名の通り、クリスマス頃に開花することが多く、寒い季節にも美しい花を楽しむことができます。
花色は白やピンク、紫など多彩で、冬の庭を彩る人気の植物です。
クリスマスローズの育て方で注意すべき点は何ですか?
クリスマスローズは日陰を好む植物で、直射日光を避けた育て方が適しています。
また、水はけの良い土を好み、湿度が高すぎると根腐れを起こすことがあるため、適切な水やりが重要です。
寒さに強いですが、極端に寒い地域では冬の保護が必要です。
クリスマスローズはどんな環境でよく育ちますか?
クリスマスローズは、半日陰の涼しい環境で最もよく育ちます。
適度な湿度と排水の良い土壌が理想的で、直射日光を避けることが重要です。
寒さに比較的強いですが、霜や極端な寒さからは保護する必要があります。
クリスマスローズの開花時期はいつ頃ですか?
クリスマスローズの開花時期は、一般的には冬の終わりから春にかけてです。
地域や気候によって異なりますが、多くの場合、2月から4月にかけて美しい花を見ることができます。
種類によっては、クリスマス頃に咲き始めることもあります。
クリスマスローズを増やす方法はありますか?
クリスマスローズは種まきや株分けによって増やすことができます。
種まきは花が終わった後の春から初夏にかけて行い、株分けは開花後の晩春から初夏に行うのが一般的です。
ただし、成長が遅いため、花が見られるまでには数年かかることがあります。
クリスマスローズの花言葉は何ですか?
クリスマスローズの花言葉は、「安らぎ」や「慰め」です。
冬の寒さの中で咲く花であることから、困難な状況の中でも希望や安心を与える象徴とされています。
また、一部の種類では「神秘」や「魅力」も花言葉として挙げられます。
クリスマスローズは害虫や病気に弱いですか?
クリスマスローズは比較的害虫や病気に強い植物ですが、過湿状態や不適切な土壌は根腐れや灰色カビ病を引き起こす原因になります。
また、アブラムシやナメクジが付くことがありますので、適切な管理と予防が重要です。
クリスマスローズの適切な水やり方法は?
クリスマスローズの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが適切です。
過湿は避けるため、植え付ける土は排水性に優れている必要があります。
特に夏の暑い時期は水分蒸発が激しいので、水やりの頻度を増やす必要があります。
クリスマスローズを室内で育てることは可能ですか?
クリスマスローズは基本的に屋外での栽培が適していますが、適切な環境を整えれば室内でも育てることは可能です。
室内で育てる際は、直射日光を避けて明るい場所に置き、湿度を適度に保つことが大切です。
ただし、室内栽培は通気性や温度調節が難しいため、慎重な管理が必要です。
クリスマスローズの種類によって育て方に違いはありますか?
クリスマスローズには様々な種類があり、それぞれに微妙な育て方の違いがあります。
例えば、一部の種類はより多湿を好み、また日当たりの好みにも違いがあります。
新しい品種を育てる際は、その種類特有の育て方を調べて適切に管理することが重要です。
まとめ
花色・花弁・花形のバリエーションが多く、種で増やされている株は1株ごとに異なる花を咲かせることが魅力的なお花。
それが“クリスマスローズ”です!
私のように植物を育てることが苦手な人でも、もちろん植物が大好きな人でも、初心者から始められるクリスマスローズの生育。
自分だけのとっておきの可愛くて綺麗なお花を咲かせてみてはいかがでしょうか?
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