今回は仏滅に金運がアップするのか、仏滅に財布を使い始めるのは縁起的にはどうなのかを探って行きたいと思います。
それ以外にも、仏滅の意味と由来はどうなっているのか、仏滅にしてはいけないことは何か、逆にやってもいいことは何があるのか、吉日と仏滅が重なるとどうなるのかも調べてまとめて行きますので、仏滅について詳しくなりたいという方は是非とも最後までご覧下さい。
仏滅に金運はアップする?
仏滅が金運にどのような影響を与えるかについては、一概に言えるものではありません。
一般的には、仏滅は六曜の中で最も縁起が悪いとされる大凶日で終日凶の日です。
したがって、金運がアップするというよりは、むしろ金運が落ちる可能性が高いと考えられています。
しかし、一方で仏滅を『すべてをリセットする日』と捉え、新たな気持ちでスタートを切れる好機と解釈する向きもあります。
この考え方に従えば、仏滅は金運アップのチャンスとなり得るでしょう。
また、六曜を実際の出来事とリンクさせるか否かは個人の解釈次第です。
六曜に関する見方は人それぞれ異なるためです。
総じて、仏滅そのものが金運アップの吉日とは言い難いですが、自らの解釈次第では金運が好転する契機となる可能性はあります。
ただし、一般的な見解としては、仏滅に金運がアップするとは考えにくいでしょう。
六曜を参考にするかどうかも個人の判断ですので、あくまでも目安程度に捉えるのがベストだと思われます。
金運への影響については、一概に言えるものではないということが答えとなります。
仏滅に財布を使い始めるのは金運的にどう?
財布と六曜の間には特に強い関係はありません。
ただし、その日の吉凶を表す身近なツールとして六曜が用いられており、財布を購入する際に今日の日付が気にされることがあります。
六曜以外にもその日の吉凶を表す指標はいろいろとありますので、運気などを気にする方はそれらも調査することが推奨されます。
それでも仏滅は六曜の中で凶日となっているため、金運的にプラスに働くとは言いにくいでしょう。
筆者もそういった話は聞いたことがないので、運気が気になるという方は他の吉日といろいろと重なっていない限り避けた方がいいと思います。
仏滅の意味と由来は?
仏滅は六曜の中でも最悪の大凶日とされています。その意味や由来は以下の通りです。
仏滅の意味
・『勝負なしの日』『物事が滅びる日』といった意味合いがある
・祝事や重要な営みには適さず、静かに過ごすのが理想とされる
・元々は『物滅』という表現で、あらゆるものが滅びる大凶日を指していた
・次第に『仏も滅びる』という意味合いが加わり、現在の『仏滅』という表記になった
仏滅の由来
・起源は古代中国の『六壬時課』『小六壬』といった時刻占いにある
・室町時代に日本に伝わり、既存の陰陽道の考え方と融合して変化した
・当初は『空亡(虚亡)』と表記され、『仏が滅びる』という意味はなかった
・時代と共に『空亡』→『物滅』→『仏滅』と表記が変遷した
・江戸時代の平和な世に入り、六曜が広く普及する中で解釈が変化した可能性が高い
このように、仏滅は中国の占術が日本に伝わり、時代と共に意味合いが変化していった結果、「最悪の大凶日」という位置づけになったと考えられています。
仏滅にしてはいけないことは?
仏滅は六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。
したがって、以下のような重要な行事や契約は控えめが賢明でしょう。
①お祝いの品の贈与
・贈り主が気にしていなくても、相手が仏滅を意識していればトラブルの原因になりかねない
・良好な人間関係を維持するためにも、相手の立場に立って判断する必要がある
②入籍
・別れる確率が高まるという説もあるが、科学的根拠はない
・ただし、一部で非難される可能性があることは意識しておく必要がある
③結婚式の開催
・多くの参列者が集まり、六曜を重んじる人がいる可能性が高い
・非難を受けるリスクが高いため、できれば他の日程を選ぶ方が賢明
・ただし、仏滅は料金が安いとか予約しやすいといったメリットがある
④車の納車
・個人で利用する分には問題ないが、家族や親族を乗せる場合は注意が必要
・縁起を気にする同族からの非難を受ける可能性がある
⑤不動産の契約
・不動産会社は基本的に仏滅を避ける傾向にある
・個人的に気にしていない場合でも、会社の方針があれば従う必要がある
このように、仏滅には人間関係におけるリスクが高いため、重要な行事や大きな契約については別の吉日を選ぶことが賢明です。
ただし、個人的な判断次第でもあります。
仏滅にしても大丈夫なことは?
仏滅は六曜の中で最も縁起が悪いとされる日ですが、一部の行事については仏滅でも問題ないとされています。
①通夜やお葬式
・仏滅は仏教とは無関係の呼称である
・死者を偲ぶ通夜や葬式の日取りは、日程の都合で決まるため仏滅を避けるのは難しい
・ただし、一部で通夜や葬式も仏滅には避けるべきと考える人もいる
②お墓参り
・六曜と無関係の行事であり、仏滅を避ける必要はない
・むしろ故人への思いを大切にし、六曜にとらわれすぎないことが重要
・命日が仏滅でも、供養の意を込めて参ることが何より大切
③引っ越し
・基本的に行事は控えるべきとされるが、一部で『生まれ変わり』のチャンスと解釈する意見もあり、その解釈ではむしろ相性がいいとされている
・予約が取りやすく、費用が安くなるメリットもある
④厄払いやお参り
・神道の行事なので、本来は仏滅との関係はない
・ただし神社側で、気になる人のために別の日程を設ける場合もある
総じて、死者を偲ぶ行事や宗教的な行事については、仏滅を避ける必要はないとされています。
ただし個人的な解釈や神社仏閣側の配慮があるため、最終的には自身の判断になります。
仏滅と吉日が重なるとどうなる?
仏滅と他の吉日が重なった場合、その解釈については2つの見方があります。
①仏滅の凶日が他の吉日の効果を相殺する
・仏滅は六曜の中でも最悪の大凶日とされている
・したがってあらゆる吉日の力を打ち消してしまう
②吉日のプラス効果が仏滅のマイナス効果を打ち消す
・吉日のポジティブな力が、仏滅の悪い影響を和らげる
・結果として中立的な日となる
正解は存在せず、個人の解釈次第といえます。
運気そのものを数値化して判断することはできません。
ただし、六曜は占いの一種であり、自分にとってプラスになる解釈をするのが賢明です。
仏滅の凶日が他の吉日を完全に相殺してしまうという考え方は、あまりおすすめできません。
吉日のポジティブな力に期待を寄せ、仏滅のマイナス影響を最小限に抑える、という前向きな解釈をする方が得策といえるでしょう。
六曜は個人的な解釈によって、実際の出来事に影響を与える可能性もあるためです。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか?
仏滅(ぶつめつ)とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか?
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか?
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか?
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか?
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
仏滅の金運まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は“仏滅に金運はアップする?仏滅に財布を使い始めるのは縁起がいい?”と題して、仏滅と金運の関係についていろいろとまとめました。
仏滅は基本的に終日凶の大凶日なので、金運がアップするとは考えにくいです。
なので、避けられるのなら避けた方がいいでしょう。
ただし、他の吉日と重なったときは相殺されるという考えも出来るので、こういった解釈をうまく使ってください。
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