今回はひたすら吉日と言われ続けている大安について、午前中と午後どっちが縁起的に良いのか、そもそも大安ってどういう意味や由来があるのかを見ていきましょう。
他にも、大安にするといいとされている縁起のいいことや、大安だけど避けた方がいいとされていることについてもまとめて行きます。
大安と縁起の悪い日が重なったときの考え方についてもまとめますので、とりあえず大安について知りたいと考えている人達にとって参考になる記事に仕上がっていますよ。
大安の午前中と午後でどっちが縁起いいの?
大安は大安吉日と言われる六曜の中で最も吉とされる日で、終日吉です。
そして、慶事とは特に相性が良く結婚式などの重要なイベントと相性が抜群と昔から重宝されてきました。
こういった意味があるため、基本的に大安は午前中とか午後とか関係なく終日ラッキーな日と捉えた方がいいでしょう。
ただし、一部の人達は六曜の運勢は一気に上がり下がりするのではなく、時間によって徐々に変動するという考え方を持っている人がいます。
そういった人達にとって大安の吉の力が発揮される時間帯がだいたい正午頃となるのです。
つまりどういうことかというと、こういった考え方になります。
①日の切り替わりで運気がガラッと変わるという考え方
②日の切り替わりで運気の上下が発生し、時間によって徐々に変動するという考え方
①の場合は0時になって大安になった直後に運気が一気に上昇し、24時を過ぎて大安の日が終わった直後に運気がガクッと落ちます。
②の場合は0時になって大安になってから徐々に運気が上がり始め、12時ぐらいにピークとなって徐々に24時に向けて運気が下がるという考え方になります。
これはその人の考え方次第なので、なんとも言えないのですが、自分としては①のほうがわかりやすいので①で認識しています。
①だと終日同じ吉という扱いなので、大安ならば午前中とか午後とかは何も関係ありません。
②だと時間による変動が発生するので、正午頃がピークで0時に近い時間帯や24時に近い時間帯は運気が落ちると言えるでしょう。
大安の意味と由来は?
大安は六曜の中で最も吉とされる日であり、一日中が吉日とされます。
しかし、大安や六曜は神道や仏教の教えからではなく、中国の時刻・日の吉凶占いである『六壬時課』に由来し、日本に室町時代に伝わりました。
その後、陰陽道の影響や民間への浸透を経て、現在の形になりました。
一方で『大安は何もしないのが最もよい』という説もあり、これはキリスト教やユダヤ教の安息日に似ています。
そのため、結婚式などの行事は大安の日は避けるべきとの意見もあります。
ただし、大安の解釈は一様ではなく、民族学者や陰陽師、風水師、占い師など、それぞれの専門家によって異なります。
大安は中国由来の概念が日本で多様化した結果であり、明確な定義は存在しません。
したがって、大安の意味は解釈する個人や団体によって異なります。
信仰や習慣に従いつつ、柔軟に対応することが賢明です。
大安にすると縁起のいいことまとめ
大安にするといいとされていることはいろいろとあるので、そちらを次々とまとめて行きましょう。
新しいものを始める
・新居への引っ越しを行い、新しい人生をスタートさせる
・新車の納車を行い、愛車とのお付き合いを開始する
・新しい仕事や事業の開始を行い、幸先のいいスタートを切る
・新学期や入学の始まりが大安だとラッキーだが、自分では調整できないのでそこまで意識しなくても良い
・新しい趣味に取り組んで、人生を充実させる
人生の節目を祝う日にする
・お誕生日会に重ねるとより効果を発揮する
・結婚式や婚約届けを出す日とセットにすることで運気を高める
・七五三といった祝い事に大安を重ねて縁起を良くする
開運・金運アップの吉日として扱う
・新しい財布を使い始めて金運を高める
・宝くじを購入して、一山当てる
・金融機関での重要な契約を行い、これからの人生設計にプラスになるように動かす
慶事の実行日にする
・地鎮祭を大安で行い、建築工程そのものの運気を向上させる
・家屋の建て替えに重ねて、その行為を祝福させる
・店舗のオープンに合わせて、そのお店そのものの運気をあげる
健康運アップの機会にする
・入院や手術日にして、運気をあげる
・健康診断を受ける日にしてみる
・禁酒や禁煙開始日という区切りにする
出会いと縁結びのチャンス
・婚活パーティーの開催日にして出会いを求める
・合コンなどの開催日にして出会いを求める
大安は一日中が吉日とされ、新しいことを始めたり人生の節目を祝ったりと、様々な吉事に適した日とされています。
また金運アップや健康運アップ、出会いの縁結びにも良い日とみなされています。
大安に良いことを始めれば、その後の展開も良いものになると信じられているのです。
大安にしない方がいいことまとめ
一般的に、以下のようなことは大安の日に行わない方が望ましいとされています。
・葬儀やお通夜
・法事や仏事
・病院への入院や手術
・破損や解体作業
・離婚や別れの話し合い
・訴訟や係争の開始
大安は”終日吉”とされ、新しいことを始めたり人生の節目を祝う良い日とみなされています。
しかし一方で、死に関わること、別れや終わりに関することは、大安の”吉”からかけ離れていると考えられています。
特に葬儀や法事など、仏教の行事については、大安は適していないという声があるようです。
病気や破損、係争なども、それ自体が”不吉”なことであり、大安との相性が悪いという意見がありました。
つまり、大安は新しい喜びの出発点にふさわしい日ですが、終わりや別れ、不幸や負の出来事については避けた方が良いという伝統的な考え方があるのです。
合理的な理由はありませんが、縁起を担ぐ風習として残っています。
大安と縁起の悪い日が重なったら?
大安と縁起の悪い日(受死日や不成就日など)が重なった場合、以下の2つの考え方があります。
①大安は最強の吉日であり、他の凶日が重なっても吉日のままである
②吉凶を足し合わせると、凶日のマイナス要因で大安の吉運が相殺される
正解は一概に言えず、それぞれの解釈次第です。
しかし、ここでは①の考え方を推奨します。
その理由は、『運気』を数値化して加減算するのは難しいためです。
吉凶は感覚的なものであり、プラスやマイナスの作用を明確に測ることはできません。
そうであれば、シンプルに『大安は最強の吉日』と割り切った方が分かりやすくてスッキリします。
縁起の良し悪しを複雑に考えるよりも、大安の意味を最大限に活かした方が賢明だと言えるでしょう。
具体的な対処法としては、大安と重なった凶日については気にせず、通常通り大安の『吉』に重きを置いて行動するのがベストです。
伝統的な迷信にとらわれすぎず、大安ならば前向きに新しいことにトライできるチャンスだと捉えるのが賢明ですよ。
結論として、大安と凶日が重なった場合は、大安の意味を最大限に尊重し、吉報に期待して進んでいく心がけが何より大切だと言えるでしょう。
大安に関するよくある質問
大安とは何ですか?
大安とは、六曜の一つで、最も縁起が良いとされる日です。
六曜は、日本や中国の伝統的な暦の一部で、大安、仏滅、赤口、先勝、友引、先負の6種類があります。
大安は「大いに安し」という意味があり、何事も成功しやすいとされています。
そのため、結婚式や開業、新車の納車など、重要なイベントや祝い事を行うのに最適な日とされています。
大安の日に結婚式を挙げるのはなぜ良いとされているのですか?
大安の日に結婚式を挙げるのが良いとされているのは、大安が六曜の中で最も縁起の良い日だからです。
大安は「大いに安し」という意味があり、何事も成功すると信じられています。
結婚は一生に一度の大切なイベントであり、幸せなスタートを切るために縁起の良い日を選びたいという願いから、大安の日が好まれます。
多くのカップルや家族が、大安の日に結婚式を挙げることで、末永い幸せを祈ります。
大安に適している他のイベントや行事は何ですか?
大安に適している他のイベントや行事としては、開業や新車の納車、引っ越し、契約の締結、入籍などがあります。
これらの重要なイベントを大安の日に行うことで、順調に進み、良い結果が得られると信じられています。
特にビジネスの新しいスタートや重要な契約の締結など、成功を願う場面で大安の日を選ぶことが多いです。
大安の日に行うことで、縁起を担ぎ、成功を祈ることができます。
大安の日に避けるべきことはありますか?
大安の日に避けるべきことは特にありません。
むしろ、大安は六曜の中で最も縁起が良い日とされており、どのようなイベントや行事にも適しています。
結婚式、開業、引っ越し、新車の納車など、様々な祝い事や新しいスタートを切るのに最適な日です。
ただし、人気の日であるため、予約が集中しやすいという点に注意が必要です。
事前に計画を立て、早めに予約をすることで、大安の日に希望のイベントを行うことができます。
大安の日を見つける方法は何ですか?
大安の日を見つける方法として、まず六曜のカレンダーや暦を確認するのが一般的です。
多くのカレンダーには、六曜の日付が記載されており、大安の日が一目でわかります。
また、インターネットやスマートフォンのアプリでも六曜を確認できるツールがあります。
これらを利用して、簡単に大安の日を見つけることができます。
大安の日に重要なイベントを計画する際は、事前にチェックしておくと安心です。
大安のまとめ
以上、いかがでしたか。
今回は大安の意味や由来をまとめつつ、時間帯によって大安の運気の推移についてもまとめました。
大安の考え方もいろいろとあるのですが、やはりこういったものは自分にとって都合のいい解釈をした方がいいです。
六曜も所詮占いの一種なので、うまく解釈してプラスに持って行けるようにした方がいいでしょう。
わざわざマイナスのイメージで固着させる必要はありません。
コメント