三隣亡について多い疑問を一挙紹介!
建築業界において最も気をつけるべき日となっている三隣亡は現代でもその考え方に則って動いている人も多いので、その日の吉凶に興味が無いという人でもある程度は意識する必要があります。
今回は2020年においてこの三隣亡がいつになるのかをカレンダーを用いて紹介しつつ、三隣亡の意味や由来や、他の吉日と重なったときの扱いについて見ていきましょう。
2020年三隣亡カレンダー
三隣亡は引っ越しや建築に関わってくる選日です。
この三隣亡の日を決めるルールは二十四節気を元にした節切りと日の十二支によって決まります。
詳しく記載すると、旧暦の1月亥の日、旧暦の2月寅の日、旧暦の3月午の日、旧暦の4月亥の日、旧暦の5月寅の日、旧暦の6月午の日、旧暦の7月亥の日、旧暦の8月寅の日、旧暦の9月午の日、旧暦の10月亥の日、旧暦の11月寅の日、旧暦の12月午の日が三隣亡です。
基本的に日の十二支は12日サイクルなので、三隣亡は12日に1回発生します。
つまり、1年間に30回ほど三隣亡が発生するということなのです。
また、カレンダーはこちらの「ちびむすカレンダー(https://happylilac.net/calendar-chisim-a4k-2020.html)」のものをお借りしています。
1月
2020年の1月は長いお正月休みがあったため、満喫した人も多いでしょう。
令和初のお正月と言うことで感慨深い時期でもありました。
1月の三隣亡
2020年1月の三隣亡は16日木曜日と28日火曜日です。
2月
2020年はうるう年で2月は29日までありました。
オリンピックイヤーということもあり盛り上がりがにわかに肌で感じられるようになってきたのですが、コロナウイルス騒動が本格的に始まった時期であり暗い影も落とし始めた時期であります。
2月の三隣亡
2020年2月の三隣亡は14日金曜日と26日水曜日です。
3月
2020年3月は本格的に新型コロナウイルスの影響が出るようになり、日本重大騒動になってしまった月でもあります。
3月の三隣亡
2020年3月の三隣亡は12日木曜日と24日火曜日です。
4月
2020年4月はオリンピックイヤーの新たな門出となる月となる予定でしたが、新型コロナウイルスが日本中に広まり自粛ムードによってマイナスのイメージばかりが先行する月となってしまいました。
4月の三隣亡
2020年4月の三隣亡は9日木曜日と21日火曜日です。
5月
5月はゴールデンウィークが何よりも楽しみな月ですが、2020年は外出自粛要請によって行動できない人も多数となる月となってしまうでしょう。
5月の三隣亡
2020年5月の三隣亡は3日日曜日、8日金曜日、20日水曜日です。
6月
東京オリンピック前の月である2020年6月はオリンピックに向けた最終段階となり忙しくなる月だったのですが、コロナウイルスによって延期となってしまいもの悲しさを感じてしまう月になるかもしれません。
6月の三隣亡
2020年6月の三隣亡は1日月曜日、16日火曜日、28日日曜日です。
7月
2020年の7月は新型コロナウイルスによる影響で夏休みも発生しない可能性すらあり、多くの方々の日程がずれる月となるでしょう。
7月の三隣亡
2020年7月の三隣亡は14日火曜日と26日日曜日です。
8月
お盆、オリンピック、甲子園とイベント目白押しな2020年8月でしたが、お盆のイベントを含めてすべて延期か中止になってしまいそうで、寂しさを覚えます。
8月の三隣亡
2020年8月の三隣亡は12日水曜日と24日月曜日です。
9月
2020年の9月は4連休があります。
夏休みが無い可能性がある学生にとっては貴重な連休になるでしょう。
9月の三隣亡
2020年9月の三隣亡は5日土曜日、8日火曜日、20日日曜日です。
10月
2020年10月はハロウィンが土曜日にあります。
新型コロナウイルスによる影響が少なくなっていた場合は、予想以上に人が集まるでしょう。
10月の三隣亡
2020年10月の三隣亡は2日金曜日、18日日曜日、30日金曜日です。
11月
11月は本格的に寒さを感じる季節ですが、新型コロナウイルスの影響が収まっていればこの頃に色んなイベントが開催される可能性もあります。
11月の三隣亡
2020年11月の三隣亡は16日月曜日と28日土曜日です。
12月
12月は年末やクリスマスなどのイベントで忙しい時期です。
この頃には新型コロナウイルスの影響が収まっていつも通りイベントができることを願います。
12月の三隣亡
2020年12月の三隣亡は13日日曜日と25日金曜日です。
三隣亡Q&A
それでは三隣亡に対するちょっとした疑問に答えていきましょう。
そもそも三隣亡とは何か、由来や意味も確認して行きます。
三隣亡の意味や由来
三隣亡とは選日の一つで、現代に伝わる三隣亡は「屋立てあし」や「蔵立てあし」という意味がある建築や引っ越しと相性が悪い日です。
三隣亡は「家を建てるのに都合の悪い日で、建築事を行うと三軒隣まで火事で亡ぼす凶日」という扱いをされており、建築業界では今でも嫌われています。
三隣亡の由来ははっきりとしていませんが、江戸時代の書物には記載してあったのでその頃には使われていたと思われます。
ただし、その頃の三隣亡は「三輪宝」「屋立てよし」や「蔵立てよし」と記載してあり、今の三隣亡の意味とは真逆だったのです。
結婚式や入籍はしても大丈夫?
三隣亡は引っ越しや地鎮祭といった建築事との相性が最悪ですが、実は「○○を築く」という表現に繋がるモノは全部アウトとなってしまいます。
結婚や入籍も「家庭を築く」というワードに繋がってしまうので、相性が悪いと言われているのです。
引っ越しはしても大丈夫?
三隣亡は引っ越しとも相性が悪いです。
あまりこの三隣亡を意識して引っ越しの日程を建てる人は少ないのですが、建築業界に関わっていて意識している人がいたら、三隣亡の日の引っ越しは嫌がるでしょう。
六曜や吉日と重なるとどうなる?
これはなんとも言えません。
吉日と凶日が重なった場合は打ち消しあうという考え方もありますが、より強力な方が効力を発揮するという考え方もあるので、人それぞれとなるでしょう。
そもそも、どれが三隣亡がどの程度強力な力を発揮するのかわかりませんし、明確な尺度がありませんので、自分が勝手に解釈して判断するしか無いのです。
個人的にはすべての凶日は吉日より弱くて打ち消されると考えて、毎日ポジティブに活動できるようにすることが賢い生き方だと思っております。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は三隣亡がいつなのかをカレンダーを用いて紹介しました。
三隣亡は一部の業界ではまだ意識されている凶日なので、知識としては知っておいた方がいいです。
あまり意識していないという人でも、そういった考え方で動いている人もいると思えるようになると、世の中がちょっと生きやすくなるでしょう。
他人の考え方をそのまま鵜呑みにする必要はありませんが、その考え方をある程度理解して行動することは人生を円満勝つ円滑にするためのコツとなるのです。
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