大安吉日にするといい事は?その他の縁起のいい日と重なったらどうなる?
その日の吉兆を表すモノとして今でも日本人に馴染みが深いのが六曜であり、その中でも特に意識されるのが大安吉日です。
今回はこの大安吉日とは何か、由来や意味をわかりやすく解説し、2020年だとこの大安吉日がいつになるのか、大安吉日にすべきことは何なのか、他の吉日や凶日と重なったらどうなるのかを記載します。
大安吉日の意味や由来は?
大安吉日は六曜の大安と同じ意味で「万事に良しとされた吉日」とされています。
「大いに安心できる日」が「大安」なので、一般的には結婚式などの慶事に用いることが最適とされ、今でもこの考え方を持っている人は多いでしょう。
ただし、この大安の由来は諸説あるのでどれが正しいのかはわかりません。
一説にはキリスト教やユダヤ教における安息日がこの大安に該当しているという説もあります。
この六曜の由来を辿ってみるとこちらもわからないことだらけで、三国志において最大の有名人である諸葛亮孔明が作ったモノという節すらあります。
他にも2000年前の中国で成立した占術の六壬神課が日本に伝わって独自に進化したモノとか、唐の李淳風による「六壬承訣」が起源とか色々とありますが日本で独自進化しすぎた性なのか由来が定かでは無くなっております。
推測ですが、大安を含めた六曜は中国が発祥でそれが日本に伝わった後、陰陽道などとミックスされた結果今日に伝わる六曜となったのだと思われます。
大安吉日の読み方
大安吉日の読み方は「たいあんきちじつ」か「だいあんきちじつ」です。
基本的には濁らないで「たいあんきちじつ」と読む人がほとんどでしょう。
Windowsやスマートフォンの単語帳には「たいあんきちじつ」で登録されていることが多く、この入力なら一発変換できます。
大安吉日は結婚式のスピーチなどにも用いられる言葉なので、かなりの知名度があります。
【2020年】大安吉日の一覧
2020年の大安は以下のとおりです。
2月:4日、10日、16日、22日、27日
3月:4日、10日、16日、22日、26日
4月:1日、7日、13日、19日、24日、30日
5月:6日、12日、18日、24日、30日
6月:5日、11日、17日、21日、27日
7月:3日、9日、15日、26日
8月:1日、7日、13日、23日、29日
9月:4日、10日、16日、20日、26日
10月:2日、8日、14日、19日、25日、31日
11月:6日、12日、16日、22日、28日
12月:4日、10日、15日、21日、27日
基本的に六曜は6日サイクルでまわっているので、大安は1年にだいたい62回ほどあります。
ただし、六曜の特殊なルールとして旧暦の各月の1日には担当する日が存在しているというのがあり、旧暦の1日に該当する日がくるとずれてしまうのです。
6日サイクルだったのが急にずれた場合は、この旧暦の1日になったと考えてください。
旧暦の1月1日と7月1日は先勝、旧暦の2月1日と8月1日は友引、旧暦の3月1日と9月1日は先負、旧暦の4月1日と10月1日は仏滅、旧暦の5月1日と11月1日は大安、旧暦の6月1日と12月1日は赤口となっています。
大安吉日にするといい事
基本的に大安吉日はあらゆる事にプラスに働く吉日ですので、相性が悪い事柄がありません。
旅行・建築・引っ越し・開店・結婚などなどあらゆる事柄が推奨されます。
ただし、統計学をとってそれらの事柄に対してプラスになっているかどうかをはっきりと調査している訳ではありませんので、「大安大吉だからついているかもしれない」という考え程度で行動した方がいいでしょう。
その他の縁起のいい日と重なるとどうなる?
基本的に吉日が重なると効果が倍になると考える人が多いです。
一部の人達は効力が強い方の吉日の力が発揮されると唱えている人もいますが、正解はありませんので、自分が正しいと感じている情報を重用してください。
また、不成就日や三隣亡といった凶日とセットになった場合は、打ち消されるという考え方もあれば強力な方が効力を発揮するという考え方もありますのでどちらを選ぶのかは自分次第となります。
筆者の意見としてはどの吉日や凶日が効力が強いのかランキング形式で表示できるものではないので、凶日は無視して吉日だけを見てメンタル的に前向きになれればいいと思います。
六曜との関係
大安吉日は六曜の「大安」のことなので、六曜の一部と言えるでしょう。
この六曜は「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」というサイクルでまわりますので、仏滅や大安が気になるという人はチェックしておく必要があります。
ただし、この六曜は迷信であるとか科学的根拠が無いから気にする必要は無いという意見もかなり多数存在しているので、その日の運勢を表す他の暦注共々記載されていないカレンダーも非常に増えています。
それでも気になるという人は六曜などの暦注が記載されているスマートフォンのアプリを用いるといいでしょう。
大安吉日などの六曜はもういらない?
個人的には六曜は科学的根拠もない占いとしか感じませんので、いらないという意見もとっても賛同できます。
ただし、この世の中には六曜をある程度信じている人や縁起や風習を大切にする人がまだまだたくさんいますので、冠婚葬祭などでは六曜をある程度重用した方がいいでしょう。
あまり多くの人達に関係ない事柄、たとえば宝くじを買うとか旅行に行くといったタイミングに六曜を組み合わせる必要はありませんが、結婚式などの多くの人達を招く事柄に六曜を組み合わせる必要はあると考えてください。
自分は信じていなくても、信じている人や風習や習慣を大切にしている人にとって重要視している可能性がありますので、そんな人達に大安を無視して仏滅に結婚式を開催したり、友引にお葬式を行ったら揉め事に発展するかもしれません。
このようなトラブルを予防するために、全く六曜や占いを信じていない人でもそれらを意識して行動することが大切なのです。
六曜を信じていない人でも知っていると得をするかも
冠婚葬祭にしか使えないのならば六曜は意識する必要は無いという意見もあるでしょう。
しかし、この六曜は結婚式会場の予約や引っ越しの予約に未だに関わっている部分がありますので、その情報をあえて利用することでリーズナブルな値段で利用することが可能なのです。
特に、結婚式は友引と大安が人気なので友引と大安の日は割高になって不人気な仏滅や赤口の値段が安くなるケースが今でも多々あります。
親戚も家族も六曜を一切気にしていないという人は、あえて不人気な日を選んで安い値段でご利用するという手も存在するのです。
たとえ信じていないという人でも、このように有効活用する手立てにはなりますので、知識としては決して無駄になりません。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は大安大吉についての情報をまとめました。
六曜は日本政府からも嫌われており、政府機関が用いるカレンダーには六曜を含めた暦注が一切記載されていないモノしか使えないという情報もあります。
それでも信じていなくてもこの六曜を基準に行動する人はまだまだ日本にはいますので、それらをうまく利用するために知識として蓄えておくことは重要なのです。
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