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勤労感謝の日の意味や由来は?新嘗祭ってなんのこと?

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2020年の勤労感謝の日はいつ?行われるイベントを紹介!

勤労感謝の日というのは漢字からなんとなく意味は推測できますが、具体的にどのようなお休みなのかわからないという人もいるでしょう。

今回はこの勤労感謝の日とはどのような意味や由来があるのか、新嘗祭との関係性やこの日に行われるイベントについて調べて参ります。

子供に簡易的に説明するときの方法も探っていきましょう。

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勤労感謝の日の意味と由来

勤労感謝の日は「国民の祝日に関する法律」によって定められた祝日の一つで、その趣旨は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」というものになっております。

この11月の下旬である11月23日はイネなどの五穀の収穫を感謝する日として遙か昔から地方事に祭事が行われていたのですが、飛鳥時代の皇極天皇のころから大々的な祭事として新嘗祭と呼ばれるモノが行われていたのです。

もちろん、その新嘗祭は今の11月23日ではなく旧暦11月の二の卯の日に行われていたのですが、新暦にすると翌年1月にずれ込んでしまいますので、歴を変えるタイミングで11月23日に変更になり、当時の1873年に制定された当時の休日法である「年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム」において、11月23日は新嘗祭をする祭日となりました。

しかし、戦後の日本がGHQ統治下になることで天皇を神とする祭日や祝日は次々と名前を変えるか廃止に追い込まれてしまい、天皇を中心とした祭事の新嘗祭の祭日がなくなり勤労感謝の日となったのです。

新嘗祭ってなんのこと?

普段あまり神社に行かない人はあまり聞いたことが無い人も多いでしょう。

この新嘗祭は先ほど記載したように飛鳥時代の皇極天皇のころから行われている祭事で、宮中祭祀にも取り入れられているモノなのです。

いわゆる五穀の新穀を使ってその年の収穫を感謝する儀式となっておりますので、地方によっては収穫祭としているところもあるでしょう。

また、天皇が即位礼の後に行う新嘗祭は大嘗祭と呼ばれるモノとなりより特別な祭事となります。

新嘗は「新饗(にいあえ)」が語源と考えられており、新穀を捧げて饗応するつまり「天皇が神々を饗応する」という意味が込められた祭事となっております。

宮中にある「神嘉殿」で天照大御神と天神地祇に天皇陛下自らがその年の新穀で作られた食事をお供えして天皇陛下もお食事をし、神々へのもてなしと新穀を食すことで天皇陛下自らも力を得て豊作祈願を行うという儀式になります。

住吉大社などの神社でもこの新嘗祭は行われており、これらのイベントも一般参加できるモノがいくつもあります。

2020年の勤労感謝の日はいつ?

勤労感謝の日はハッピーマンデー制度の対象となっていないので、基本的に11月23日で固定となります。

11月3日には固定された祝日である文化の日もあるので、11月は動かせない祝日が2回あるのです。

オリンピックイヤーの2020年は海の日山の日体育の日は移動することになりますが、11月の勤労感謝の日は特に関係ありませんので、例年通り11月23日となります。

個人的な意見になりますが、この勤労感謝の日は天皇が行う宮中祭祀の一つである新嘗祭と密接的な関係にあるのでハッピーマンデー制度で動かすことはほぼ不可能だと思っております。

11月3日の文化の日も日本国憲法の公布日であり明治天皇の誕生日という理由もあるので動かすことはできないでしょう。

なので、11月にあるこの2つに祝日はそう簡単にハッピーマンデー制度で動かすことができない日となっております。

10年後や20年後のカレンダーを見てもおそらく動いていないのではないでしょうか。

勤労感謝の日に行われるイベントは?

勤労感謝の日に行われるイベントは先ほど記載した新嘗祭を中心とした神社のものが多くなっています。

たとえば、こちらの住吉大社(http://www.sumiyoshitaisha.net/events/annualevents/11.html)では11月のイベントとして新嘗祭を行っていますし、鶴岡市櫛引地区黒川では春日神社の新嘗祭として「黒川能」が行われます。

このように地方事に新嘗祭にちなんだイベントが行われますので、まずはそのどれかに参加してみると良いでしょう。

それ以外にもイベントが行われていますが、勤労感謝の日を意識しているイベントではなく11月下旬から12月にかけてのイベントというのがほとんどとなっています。

10月の下旬はハロウィンで大盛り上がりできますし、12月になったら年末の行事とクリスマスというイベントがあるので11月はちょっとおとなしめになると考えるのも良いかもしれません。

2019年の勤労感謝の日に行われたイベントを地方事にチェックしてみましたが、大規模なイベントはほとんど神社を中心としているモノばかりだったので、そちらに興味が薄い人はちょっと物足りなく感じるかもしれません。

しかし、勤労感謝の日ということで一部のレストランが「メニュー全品無料」というものすごいイベントをやっていたところもあれば、一風堂では「替玉一玉無料」というイベントもやっていたので、SNSを使ってイベントを探すのもいいでしょう。

他にも11月23日はお赤飯の日と呼ばれているので、お赤飯が無料で提供されるところもあります。

明治神宮では11月23日にお赤飯が無料で配られたようです。

TwitterなどのSNSを中心にちょっとしたお店のイベントを開催しているところがわかりますので、そちらを除いてみることを強く推奨します。

子供に簡単に説明するなら?

ものすごく簡単に子供に説明する場合は、趣旨の部分をかみ砕いた物となるでしょう。

勤労感謝の日の趣旨とは「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」というものとなっているので、ものすごくかみ砕いて「働いている人にありがとうの感謝の気持ちを持つ日」と言えば良いでしょう。

これがとってもわかりやすいです。

もっと深い説明をする場合は、「食べ物を作っている人達が収穫の感謝をするお祭りをするための日」だったのが変化して「働いている人にありがとうという感謝の気持ちを持つ日」になったと説明するのが良いと思います。

子どもたちへの説明は出来る限りシンプルにすることが正解になりますので、とりあえずは「働いている人にありがとうの感謝の気持ちを持つ日」という言葉を使うのが正解となります。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は勤労感謝の日について詳しく解説しました。

勤労感謝の日はこのように新嘗祭にまつわる祝日なので、ハッピーマンデー法によって動かすのは難しいと考えています。

ハッピーマンデー法で対象となったのは成人の日・海の日・敬老の日・体育の日の4つですが、体育の日は2020年の東京オリンピックに合わせて移動となりしばらくは固定となるでしょう。

つまり対象はこの3つだけなのです。

その中でも敬老の日は祝日の原因となった門脇政夫氏が存命の時にハッピーマンデー法で移動させるという話があり、かなりもめたという情報もありますので簡単にハッピーマンデー法で移動させることはできないはずです。

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