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秋分の日の意味や由来!2022年はいつなの?行われる行事は?

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9月の祝日の一つとして非常に有名な秋分の日ですが、なんとなくお彼岸のためにお墓参りに行く日というイメージの人も多いでしょう。

今回はこの秋分の日とは一体何なのか、2021年はいつなのか、秋分の日にまつわる行事や食べ物とは一体何なのか、お彼岸との関係性とは一体何なのかを記載いたします。

秋分の日は実はかなり深い意味があったのです。

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秋分の日の意味や由来

秋分の日とは二十四節気における移り変わりにおいて秋分になった日となります。

二十四節気は約15日間ごとに24に別けられているのですが、それは太陽の角度によって決められるものであり、太陽黄経が180度になった日でもあるのです。

もっとわかりやすく説明すると、昼と夜の長さが同じになった日と考えてください。

ただし、この秋分になる瞬間、つまり秋分点になるタイミングというのは1年ごとに少しずつずれてうるう年で修正されるようになっているので、9月23日の時もあれば22日の時もあります。

日本ではこの秋分の日が「国民の祝日に関する法律」によって祝日にされており、その中に秋分の日の趣旨は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と記載してあるのです。

要するにお墓参りに行く日と言えるでしょう。

元々このお墓参りというものが広まったのは、1878年に改正された今の祝日法にあたる「年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム」において秋季皇霊祭を行う祭日だから休みだったというのもあります。

当時の天皇様が春分と秋分はお彼岸故に先祖を祭る日であると祭日にしてまで代替的に行うようになったので、国民もそれにならい当たり前のように受け入れてお墓参りをするようになったと言われております。

その前からお彼岸という風習はあったと言われていたので、江戸時代の庶民でもお彼岸の風習はある程度広まっていたという情報もあり、受け入れやすかったのでしょう。

戦争が終わった敗戦国になった日本はGHQにより色々と改変を求められましたが、その中でも天皇に直結するような祭日や祝日は次々とNG判定を食らってしまいなくなってしまいます。

その対象に皇霊祭も含まれてしまい、なくなるのです。

しかし、なくなってしまったのですが春分の日と秋分の日という名前に変えて1947年から祭日ではなく祝日として登場することになります。

このように春分の日と秋分の日というのは戦前の皇霊祭という祭日からきているものとなっております。

形は変わりましたが、お彼岸にお墓参りに行くという考え方は変わっておらず引き継がれている風習とも言えるでしょう。

2022年の秋分の日はいつ?

2022年は9月23日が秋分の日となっております。

太陽の角度や秋分の日のタイミングなどを正確に知りたいという人は、国立天文台が発表してあるものを見るのが一番でしょう。

こちら(https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/cande/cal/)にあるホームページからPDFをダウンロードするのもいいですし、令和 2年暦要項(https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2020/rekiyou202.html)を見るのもいいでしょう。

太陽黄経の角度から二十四節気の切り替わりのタイミングまではっきりと記載してあります。

秋分の日に食べる食べ物は?

仏教では秋分の日のタイミングで秋季彼岸会というお墓参りや先祖強が行われますが、この慣例に倣って食べ物も邪気を祓うものが中心となります。

具体的にはおはぎが有名でしょう。

おはぎに使われる小豆はいわゆる魔除けの効果があり、邪気を祓う力があると昔から言われておりました。

2月の節分も同じように豆に魔除け効果があるから豆をまくのです。

お彼岸の考え方はかなり昔から存在し、江戸時代頃からこのお彼岸とセットでおはぎを食べるようになったと言われております。

ちなみに、このおはぎは秋の季節の植物である萩からきているといわれており、春は牡丹の季節ということでぼた餅と言われているようです。

また、秋分のタイミングで豊作を感謝するお祝いをするという風習もありますので、それにちなんだものを食べるという風習もあります。

秋分の日に行われる行事は?

秋分の日は豊穣を感謝する日でもありますので、お彼岸にまつわるイベント以外にも色々と神事が行われているようです。

たとえば、三重県の伊勢神宮では「秋の神楽祭り」が行われます。

これは公式ホームページの紹介文では「神恩に感謝を捧げ、国民の平和を祈って行われる行事で、舞楽や神苑の神賑行事が拝観できます(https://www.isejingu.or.jp/topics/uqnv2xyi.html)」と記載してあり、かなり知名度の高いイベントとなっているのです。

京都では「晴明祭(https://www.seimeijinja.jp/event/)」が行われますし富山県の五箇山では「五箇山麦屋まつり(http://gokayama-info.jp/archives/2307)」が行われます。

このように、お彼岸以外のイベントも行われていますのでお墓参り以外にも色々とやることが多い日になるのです。

家族がいるという方はお墓参りが終わったらお出かけも検討してみましょう。

彼岸との関係は?

お彼岸と春分や秋分は関係ないように見えますが、これは仏教の考え方と日本の太陽信仰が結びついて誕生したものです。

元々お彼岸とは仏教用語で「ご先祖さまのいる世界」ではなく「煩悩を脱した悟りの境地のこと」であり、悟りの境地が達した人達またはその人達が住むことを許された場所という認識だったのです。

この悟りの境地に達した世界をお彼岸や極楽浄土と考えるようになり、いつしかその極楽浄土に到達することが重要であると浸透し始めました。

やがてご先祖様は死んだら極楽浄土や彼岸にいるという考え方が広まり、太陽が真東から真西に沈む春分の日と秋分の日はお彼岸に最も近づける日だからお参りすると極楽浄土に自分も到達することができるようになるしご先祖様に通じやすくなるという考えかが広まります。

元々太陽信仰が強かった日本人は太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分を特別な日として扱っていたのですんなり受け入れられたのでしょう。

この考え方と昔の日本の祭日にあった皇霊祭があわさることで、日本人はお彼岸のタイミングになるとお墓参りをするようになったのです。

仏教の教えと日本の風習が結びついたことで誕生しているお彼岸のお墓参りは日本独自のものなので、仏教が伝来している他の国々でもこのようなお墓参りの風習はありません。

ちなみに、このお彼岸の考え方が浸透する前は春分や秋分になると春の豊作祈願や秋の豊作祈願を行っていたところもあったので、今でもその名残として春分の日と秋分の日は特別な神事を行っているところが多いのです。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は秋分の日について詳しく解説しました。

秋分の日はこのように皇霊祭の名残としての祝日なのですが、日本独自の風習や神事が行われるタイミングでもありますので、お墓参り以外にもできることは多いのです。

しかし、お墓参りをすることも重要ですのでしばらく実家に帰っていないという人は、春分の日と秋分の日に一度帰省してお墓参りをしてみてはいかがでしょうか。

大型連休しか帰れないという人は長い間お墓参りに行っていない可能性もあると思います。

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