敬老の日は何をする日なの?2020年はいつ?
昔からある祝日で今では当たり前となっているのが敬老の日です。
今回はこの敬老の日の意味や由来を調べ、何歳からお祝いするものなのか、2020年の敬老の日はいつなのか、プレゼントの対象は一体誰になるのかを解説して参ります。
当たり前のようにある祝日だからこそ、どうなってできたのかがとっても気になります。
敬老の日の意味や由来
敬老の日は2002年までは9月15日、それ以降は9月第3月曜日の祝日です。
国民の祝日に関する法律(通称祝日法)によると、この敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」という趣旨があり、お年寄りを敬愛する日となっているのです。
この敬老の日が始まったのは1947年に兵庫県多可郡野間谷村が敬老会が農閑期で気候も良い9月中旬に養老孝子伝説にちなんで「としよりの日」を設けたことからと言われております。
1947年と言えば戦後の混乱期に該当して子供を失った年寄りもかなりたくさんいたので、そのような方々を盛り上げようとするために行った行事だったようです。
最初は兵庫県のみのちょっとしたイベントだったのですが、一気に拡散して今の全国社会福祉協議会に該当する中央社会福祉協議会が1951年に「としよりの日」を特別な日その日から1週間運動をする日としたのです。
そこからさらに月日が経過して1963年に老人福祉法で老人週間として制定され、1966年には国民の祝日の一つである敬老の日となります。
一説にはこの敬老の日は聖徳太子が四天王寺に悲田院を建立した日が9月15日だったのでこの日にしたというのもあるのですが、根拠がなくあくまでも仮説の一つとして考えられています。
そしてこの敬老の日もハッピーマンデー制度の対象となり2003年から9月第3月曜日と移動になるのですが、第二次世界大戦におけるメンタルケアなどを含めた敬老の日の意味合いというのは予想以上に大きくこの敬老の日を提唱した提唱者門脇政夫氏が遺憾の意を表明したという経緯もあります。
個人的にはこのように重い意味を持っている祝日は無理に移動させる必要はないと考えているのですが、どうでしょうか。
それよりも土曜日に祝日が来てしまった場合にお休みがなくなってしまう問題を早くなんとかしてもらいたいです。
何歳からお祝いをするの?
これは非常に難しいですが、その気になったら何歳からでもお祝いできてしまうでしょう。
いわゆるお年寄りを大切にする日なので、本人がお年寄りと思った方々がすべて対象となるのです。
世間一般的にお年寄りという話題が出た場合は60歳以上とか65歳以上が対象となると思いますが、今は65歳まで働いている人も多いので65歳以上を敬老の日のお祝いにすると良いかもしれません。
しかし、家族がいて孫がいる場合はその孫からおじいちゃんやおばあちゃんに敬老の日をプレゼントして貰えれば、40代でも50代でもうれしいでしょう。
このように年齢で考えるのはちょっと難しいので、自分たちが敬老の日にプレゼントしたいという人がいればプレゼントをするというスタイルで良いと思います。
自分の親に恩返しをしたいという人は年齢を意識すること無くお祝いすれば良いのです。
ただし、人によっては「年寄り扱いするな!」と怒ってくるかもしれませんので、どのような人なのかは見極める必要があるかもしれません。
敬老の日は何をする日なの?
敬老の日とは先ほど記載したように「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」となります。
要するに、老人を敬う日なのです。
基本的にはプレゼントを用意する日となるのですが、受け取る側が喜ぶことができれば何でも良い日となりますので、一緒にお食事会を開いた入り、旅行に行ったり、どこかに遊びに行くのも正解なのです。
その人が喜んでくれることに繋がるのなら、積極的に取り入れましょう。
あくまでも主役はお祝いされる側なので、その人が喜べないことならばしない方が良いです。
どんなに豪勢なお料理でも、その人のお口に合わなければアウトとなります。
きちんと好みを理解して、喜ぶ行動を理解してから活動するようにしましょう。
特に「せっかくお祝いしてあげているのに」という気持ちが発生するのはアウトです。
その考え方が出ている時点で、主役がお祝いされている人ではなくお祝いしている人側になってしまっております。
2020年の敬老の日はいつ?
2020年の敬老の日は9月21日の月曜日です。
秋分の日が9月22日なので土日をくわえて4連休となります。
2020年は東京オリンピックがあり7月と8月が何かと忙しくなるという人も多いでしょう。
このシルバーウィークでしっかりと休息をとることができるのです。
個人的な意見になりますが、敬老の日が月曜日で秋分の日が水曜日という形になると間の日が国民の休日になりますので5連休になりすごくうれしかっただろなという気持ちになります。
プレゼントは孫から祖父母へ贈るの?
そのような決まりが存在しているわけではありませんが、孫からおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントをするケースが多いのは事実です。
基本的に敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日となりますので、お年寄りが対象となりやすいのですが、孫からならばほとんどの人が笑顔でプレゼントを受け取ります。
お年寄り扱いされる人が多くなっていますが、それでも孫からのプレゼントとなれば絶対的にうれしい物となるのです。
今では子供からのプレゼントとして敬老の日のタイミングで何かをプレゼントするというケースもありますので、大事なのは気持ちだと考えてください。
心のこもったプレゼントを記念として貰えるというのはいくつになってもうれしいものなのです。
これも個人的な意見ですが、筆者が社会人になった年の敬老の日には普通に今までありがとうというメッセージカード付きでプレゼントを渡しました。
メッセージカードはそれっきりにしていますが、毎年何らかのプレゼントを両親に必ずしています。
「長寿」という部分にこだわらずに、敬愛して敬う人に何らかのプレゼントやイベントを起こしてあげる日と思ったらわかりやすいのではないでしょうか。
確かに年寄り扱いを嫌う人も多いのですが、年寄り扱いではなく「今までありがとう」という感謝の気持ちがより強くこもっているものなら、受け取る側も絶対に喜ぶのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は敬老の日についてくわしく解説いたしました。
敬老の日は元々戦後の地方イベントだったのですが、その考え方が全国レベルで受け入れられていつしか祝日になったのです。
このような過去があった故に、ハッピーマンデー制度による移動には反対の声も出てしまったのでしょう。
個人的にも無理矢理月曜日に祝日を移動させる必要はないと感じている人間なので、そこまでの考えがあった祝日を無理矢理移動する必要はなかったのではと思ってしまいます。
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