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昭和の日の意味や由来は?行事やイベントを紹介!

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2020年の昭和の日はいつ?日付が移動することはある?

4月の祝日でありゴールデンウィークの始まりにもなりうるのが昭和の日です。

今回はこの昭和の日の具体的な意味や由来を解説し、なぜ大正の日や明治の日がないのかも解説してまいります。

昭和の日に行われるイベントは何かも調べてまいりますので、昭和の日にまつわるあらゆる疑問を知りたい方はぜひとも活用してください。

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昭和の日の意味や由来

昭和の日は日本の国民の祝日の一つであり、昭和天皇の誕生日です。

その誕生日は4月29日であり、2006年までみどりの日として扱っておりました。

2007年の1月1日に施工された改正祝日法によりこのみどりの日は5月4日に移動して、4月29日は昭和の日となりました。

ちなみに、この4月29日は1948年までは「天長節」⇒1949〜1988年は「天皇誕生日」⇒1989〜2006年までは「みどりの日」⇒2007年以降は「昭和の日」となっており、3回も名前が変わった祝日でもあります。

もともと天皇の誕生日は天長節として祝日になっていましたが、第二次世界大戦で日本が負けてGHQが管理するようになったさいに、天皇の影響を少しでも薄めるために天皇の要素が強い祝日が多数含まれていた1927年に制定された「休日ニ関スル件」が廃止されてしまいました。

しかし、廃止されても「国民の祝日に関する法律」において天皇誕生日として残ったのです。

ちなみに、先帝の崩御日とする制度は復活しておらず、なくなっております。

この天皇誕生日は新たな天皇が誕生すると変わるものですが、昭和天皇の誕生日がゴールデンウィークの一角を構成する祝日になっていたことで、国民生活に大きく影響を与えると考えられた結果、存続させることになった祝日なのです。

「みどりの日」の名前の由来は当時官房長官だった故小渕恵三氏の「皇位継承に伴う国民の祝日に関する法律改正に関する懇談会」によって決められたものであり、昭和天皇が海洋生物や植物の研究にも力を注いだ人物であり「雑草という植物はない」という名言の残していることからこの植物、つまり「緑」に由来したものにしたいという意見が多数あり命名されました。

他には昭和天皇に由来するものとして「科学の日」などがありましたが、その造詣の深さが由来の日になる可能性が高かったのです。

そして2007年に「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日」として昭和の日に変わりました。

昭和の日に行われる行事やイベントは?

昭和の日に行われる行事やイベントはいろいろとあります。

なんといってもゴールデンウィークにかかわってくる日なので、ゴールデンウィークにまつわるイベントが盛りだくさんなのです。

2019年のゴールデンウィークは5月1日が天皇の即位の日で祝日になったので、4月27日から5月6日までお休みとなりました。

それに合わせて大量の行事やイベントが行われました。

代表的なものは吉祥寺で行われる「吉祥寺音楽祭」や神奈川県で行われる「花火シンフォニア」や「逗子海岸映画祭」、千葉県で行われる「緑と花のフェスティバル」などが当てはまるでしょう。

基本的にゴールデンウィーク期間で行われるイベントのほとんどが当てはまりますので、ゴールデンウィークのお出かけ計画をたてるついでに決めるといいでしょう。

2020年の昭和の日はいつ?

基本的に昭和の日は動きませんので、2020年も4月29日です。

2020年だと4月29日が仏滅になるのがちょっと不安ですが、何よりも水曜日になっているのでゴールデンウィークのスタートにならない可能性があるのも不安でしょう。

仮に、4月29日をゴールデンウィークのスタートとする場合は4月30日と5月1日に有休を当てはめないといけません。

これで5月6日まで休めますので、8連休が完成します。

ここに有休を使わないで9連休を作りたいという人は5月の7日と8日に有休を使う必要があります。

2019年のゴールデンは天皇の即位の日で祝日になったというのもありかなり豪華な連休になったのですが、2020年はどこかで有休を使わないと大型連休にはなりません。

個人的な意見としては、2020年の4月29日はゴールデンウィークのスタートにはかなり使いにくいので、あんまりお出かけするのは難しいと思っております。

昭和の日の日付が移動することはある?

ハッピーマンデー制度によっていろんな祝日が月曜日に移動しているため、昭和の日も移動する可能性は確かにあります。

ただし、これは個人的な見解ですが昭和天皇の誕生日が由来となっている昭和の日は明確な日付が決まっているので、移動させるのは難しいでしょう。

今のところハッピーマンデー制度によって移動した祝日は成人の日、海の日、敬老の日、体育の日の4つだけであり、これ以上増えるかどうかは何とも言えないのです。

アメリカ合衆国にある月曜休日統一法をまねて取り入れているこの制度ですが、「月曜日の授業が消化されにくくなってしまう」という弊害もありますし「祝日の本来の意味が失われる」という指摘もありますので、安易に増やせないのが実状なのです。

一部界隈では「土曜日と祝日が重なった場合に振替休日が発生しないことのほうが問題だから前日の金曜日を振替休日にできるようにしてほしい」という声も上がっているようです。

個人的には月曜日に移動させるよりも、土曜日に祝日がかぶった場合に金曜日をお休みにする制度を入れてもらったほうが嬉しく思います。

なぜ大正の日や明治の日がないの?

明治の日は一見ないように見えますが、実は文化の日がその明治天皇の誕生日が由来になっている日でもあるので、今でも残っていると言えます。

文化の日は日本国憲法が公布された日でもあるので「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とされていますが、明治天皇の誕生日だったのも大きいでしょう。

戦後の日本において「明治天皇の功績を残したい」という声が多数あったという記載もありましたので、やはり文化の日の制定には明治天皇の誕生日がかかわっています。

問題は大正天皇の誕生日に由来するお休みがないことです。

これは先ほどの明治天皇の功績を残したいという運動はいろいろと情報を集めてみた限りほとんど見かけませんでしたし、15年間と短かったことも関係していると思います。

一応8月31日が大正天皇の誕生日だったのですが、あまり知られていません。

また、昔の天皇誕生日に該当する天長節も病弱でいらした大正天皇がまだまだ暑いこの時期に天長節の式典を行うことが厭われたために10月31日にずらしたという情報もあり、大正天皇の本来の誕生日である8月31日が注目されにくかったのも関係しているかもしれません。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は昭和の日について詳しく解説しました。

昭和の日の4月29日は何回も名前が変わった祝日で、ありなかなか風変わりな祝日なのです。

昭和の日は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日」とされていますが、やはり昭和の時代を風化させたくないという思いが強かったのでしょう。

昭和の日という名称に対しては賛否両論ありますので、平和について考える日でもあります。

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