運気を下げてしまう元日の過ごし方は?
元日にはいろんな過ごし方がありますが、具体的に何ができるのか改めて考えてみると色々浮かんでしまい混乱してしまうことすらあるでしょう。
今回は元日の過ごし方についてわかりやすくまとめて、開運に繋がると言われている過ごし方や逆に運気を下げてしまうと言われてしまう過ごし方について触れていきます。
元日の過ごし方について
ゴールデンウィークやお盆、そしてお正月というのは社会人にとっての大きな連休であり、実家に帰れるチャンスでもあります。
そのなかでも特に忙しくなるのが年末年始であり元日でしょう。
しかも、イベント事も集中しているのでこの過ごし方もかなりばらけるという特徴があるのです。
実際にお正月休みや元日にどのような過ごし方をしているのか、現代日本人に当てはまるものを抜粋していきましょう。
実家に帰省する・いつもの休日通り家族とゆっくりと過ごす・溜まった動画や録画を見る・初詣に行く・買い物に行く・墓参りに行く・映画を見に行く・旅行に行く・ゲームをする・年賀状を確認する・ひたすら寝る・初日の出を見に行く・友人と遊ぶ・年末までに終わらなかった掃除の続きをするなどが当てはまるでしょう。
もちろん、どれか一つではなく複数こなすこともできますので、色々と予定を立てて過ごす人もいるでしょう。
そして、これらの行動の中には運気が上昇すると言われているものや逆に運気が低下すると言われているものがあるのです。
現代人は縁起とか運勢とかを信じている人は非常に少なくなりましたが、それでもやっぱり気になってしまうものではありますので、どのような行動が縁起が良いと言われているのか、どのような行動が縁起が悪いと言われているのかを知っておくとスッキリします。
開運のための縁起のいい過ごし方!
では具体的に運気が上昇すると言われているお正月の過ごし方について調べていきましょう。
運気の上昇は色んな方々の意見がありますし、元になった占いによって変わってくるものではありますが、お正月の場合はある程度固まっている状態にありますのでインターネット上で拾った情報もほとんど統一されているのです。
初詣に行く
お正月の過ごし方というアンケートを採ると高確率で上位にくるのがこの初詣に行くです。
今年1年の平安無事の祈願は願い事の成就のために行くのが初詣となっていますが、この行動はほとんどの方々が運気の上昇に繋がると解説しています。
この初詣のポイントとして紹介される部分は「自分が住んでいる土地を守っている氏神様のいる場所にお参りすること」なので、お正月は実家に帰省して初詣をすることが強く推奨されるのです。
いわゆる地元の神様である氏神様は自分にとって最もパワーを与えてくれる存在と考えられているので、地元の神社に行って参拝する事で運気が一気に上昇すると考えられています。
また、これは人によって意見が分かれますがいわゆるパワースポットとして強いと言われている場所よりも、地元の神社に向かう方が良いという意見すらありますので、運気上昇を狙っている方はパワースポット巡りではなく地元の神社を選んだ方が良いかもしれません。
ただし、この氏神様のパワーをもらうためには1年間守ってもらった事に対する感謝の気持ちを持って接しないといけないと言われておりますし、家に帰るときに寄り道をするとこぼれていってしまうとも言われていますので、参拝するときは感謝の気持ちを持ってありがとうございましたとお礼をして、終わったらまっすぐ帰るようにしましょう。
他にも、神社に参拝するときはいわゆるルールがありますのでそちらも守ってください。
手水舎(ちょうずや)で左手と右手を清めたらひしゃくを使って口を清めましょう。
直接ひしゃくを口につけるのはNGになりますので、右手で持って左手で水をすくって口をすすぐのが一般的です。
ちなみに、お賽銭にも縁起が良いと言われている金額がありますので、そちらも理解しておくと運気がさらに上昇しやすくなるでしょう。
それは5円玉1枚・2枚・4枚・6枚・8枚の組み合わせと、50円玉1枚、1万円札1枚となっています。
一つ一つの意味を解説すると5円玉1枚だと「ご縁がありますように」という意味になるので、良き人に出会いやすくなると言われております。
5円玉2枚だと「重ね重ねご縁がありますように」という意味になりますので、5円玉1枚よりも意味は重くなるのです。
5円玉4枚だとこれも縁に繋がるもので「良いご縁がありますように」という意味になるのです。
ここの「良い」が「良(4)い」という意味になっています。
5円玉6枚のパターンは「安定して調和のとれたご縁がありますように」という意味になります。
5円玉8枚だと「ご縁が末広にありますように」という意味があり、50円玉1枚だと「10倍のご縁がありますように」という意味になります。
1万円札1枚という大金は「円満になりますように」という意味があります。
縁起の悪い組み合わせもありますが、特にやってしまいがちなのが10円玉1枚と500円玉1枚のケースです。
10円玉1枚だと「願い事と遠縁になる」という語呂合わせになってしまうので、お祈りが意味なしになってしまいます。
500円玉1枚だと効果の中でも最も価値があるので「これ以上の硬貨はない、つまり効果がない」という意味になりNGなのです。
基本的にすべて語呂合わせからきているのですが、奮発した500円でもこのように縁起が悪いと言われてしまうので注意しましょう。
5円玉2枚と10円玉1枚は、価値として一緒なのに縁起の良さと悪さが見事に別れているので覚えておくと役立ちます。
他にも、お賽銭を遠くから投げ入れるのもNG行動であると指摘する人もいますし、そもそもその行動が前にいる人たちにあたってしまう危険性があるからマナー違反であるという指摘もあります。
1円玉なら勢いがついてもそこまで痛くありませんが、重さがある500円玉が勢いよく当たると確実に痛いので投げ入れるのは辞めてください。
初日の出を見る
お正月のイベントの中に組み込まれることが圧倒的に多い初日の出も縁起が良いと言われています。
この初日の出が縁起が良いと言われる理由は諸説ありますが、元々日本が自然信仰であり特に太陽にかけての信仰が厚いことに由来しているというのが通説になっています。
太陽神である天照大神に対する信仰は現代日本でも未だに根付いているのでそこからもわかるでしょう。
この初日の出を拝むということは古くからの習わしであり、太陽神の力を授かれるという願いもあったのでしょう。
また、年末に大掃除をして招き入れた歳神様に豊作や幸せを祈るために初日の出を拝むとも言われておりますので、由来はかなり古くからあるのです。
また、天皇陛下は元旦に東西南北に向かって万物への感謝を伝える四方拝を古来より行っており、その行動に倣って民衆に広まったという説もあります。
この四方拝はいわゆる民衆の安寧と五穀豊穣のためにお祈りするものなのですが、影響力がとても大きな天皇陛下が由来といわれてもかなり説得力が高いでしょう。
福袋を買いに行く
お買い物がしたいという方にとっての最大の魅力の一つが福袋でしょう。
宝くじなど当たるかどうかわからないものを購入したいという気持ちを持っている人は今の日本でもかなりの数がいますので、それらの魅力を含めて突撃している人は減りません。
ただし、この福袋は縁起が良いという意見と縁起が悪いという意見の両方がありますので、注意したほうがいいでしょう。
縁起が良いという意見は昔は本当に縁起が良いものが入っていたのでその効力があるというもの、縁起が悪いという意見はお正月に散財するとその年1年間の金運を下げてしまうといわれているからNGというものです。
どちらを信じるのかはその人次第ですので、参考にしてください。
個人的には福袋の中でもあたりハズレがとってもあると思っていますので、あたりといわれることが多い場所はどこなのかを徹底的に調べてから購入するようにしています。
たとえ外れても、交換している人も大量にいますので自分にとっていらないものを交換してくれる人を見つければ自分にとってプラスになる福袋にすることも可能でしょう。
ただし、交換作業まで含めると福袋はかなりの労力を使いますので、お正月はそこまで労力を使いたくないという人にとってはかなりきついものとなってしまいます。
初売りへ出かける
これも開運という立場で考えると賛否両論となっている行動です。
縁起が悪いという意見は先ほどと一緒で「年の初めにお金を使いすぎると、1年間は金運に恵まれない状態になってしまう」という考え方からきています。
この縁起の良さを大切にしているところは1月1日は初売りしないで1月2日からスタートしているところも多いようです。
中には1月1日から初売りしているところもありますが、本当に欲しいものがなければ1月1日は我慢したほうがいいかもしれません。
しかし、洋服や身に着けるものを新調することは運気の上昇につながるという情報もありますので、買い物そのものがマイナスとは言えないでしょう。
なので、縁起を大切にする方は1月1日に大量購入するのではなく年末にお買い物をして新たな洋服を年明け一発目で着るといいのではないでしょうか。
旅行に行く
これも開運視点だと意見が分かれています。
元日に地元や住んでいる場所にいると地元の氏神様からパワーが貰いやすくなるといわれておりますし、地元の神社に行くと氏神様からパワーをさらに貰って1年間好調で過ごせるようになるのです。
日本には様々な神様がいらっしゃいますが、その神様と人々には相性がありほぼ無条件で相性が良いといわれているのが地元の土地を守っている氏神様なのです。
なので、お正月に旅行に行って氏神様からパワーをもらえない状態にするのは縁起が悪いという意見が出てきます。
しかし、お正月の旅行でパワースポット巡りをするなど運気が上昇するような行いをしているのならば問題ないという意見もありますので、何とも言えません。
もし運気や縁起を大切にしている人は、吉方位の開運旅行をしてみるといいでしょう。
運気を下げてしまう過ごし方は?
ここでは逆に運気が落ちるといわれている過ごし方についてまとめていきましょう。
中には自分は知らないけど、運気や縁起を重視している人たちの中では当たり前となっている行動もあるかもしれませんので、注目してください。
入浴や料理を控える?
これはいわれが一部はっきりしていないので何とも言えないところがありますが、お料理もお風呂に入るのもNGという意見があります。
まず料理に関しては主婦の方々も休ませるべく三が日ぐらいは台所に立たせないようにするためという由来があるといわれており、そのために日持ちしやすいおせち料理を作るとすら言われているのです。
お風呂に関してはいわれが全く見つからず、いろいろと調べてみると「元日はお風呂に入ると、初日の出や発毛でなどで手に入った福が全部落ちてしまうから」という意見がありました。
個人的にはお風呂に入らないのは衛生的にも臭い的にもとっても気になるので、入らないことがむしろ神様にとって不敬であると感じてしまいます。
それよりも、水の使う量を減らすことで台所の神様を休ませるという意見のほうが納得できます。
ちなみに、料理で最もNGといわれているのが火を使ったものです。
いわゆる煮炊きや焼き肉などがNGとなります。
これは荒神ともいわれている日の神様も休みとなっている正月に働かせて怒らせるといわれているのでNGといわれているのです。
また、年末年始は肉食禁止令が天武天皇時代に出されておりその名残で豚肉や鶏肉を年末年始に食べるのは間違っているという風習が残ったというお話もあります。
肉を焼くという行為そのものが歳神様に対する不敬になるという指摘もありますので避けたほうがいいでしょう。
掃除はしない?
こちらも3が日は主婦の方々を休んでもらおうという心遣いからきているといわれているのですが、3が日に張り切ってお掃除してしまうと歳神様などの神様も追い出してしまうといわれているのでNGという意見もあります。
どちらの意見もなかなかに重いものがありますので、真摯に受け入れましょう。
トイレの掃除やお風呂の掃除といった水回りの掃除は運気が上昇するといわれておりますが、お正月くらいはストップするのが理想なのです。
ちなみに、お正月飾りは大掃除が終わったタイミングで実行される方が多いと思いますが、年末ぎりぎりだと縁起が悪くなるといわれているので注意してください。
縁起に着目すると、ぎりぎりは12月28日となります。
29日は「ニジュウク=二重苦」と読めるので絶対にお正月飾りをしてはいけないという意見が主流なのです。
地域によっては29日は「福」と読めるので28日に飾ることが基本であると考えているところもあるという情報がありましたので、確認してから行動してください。
また、31日は早朝に髪様が来られているのでその状態で飾りつけすることがよろしくないという意見もありますが、31日飾るということは一夜だけのスタイルなので良くないという意見もあるのです。
この31日だけを使って飾ることを勉強の一夜漬けと同じように「一夜飾り」と呼ばれており、誠意に欠けると考えられています。
30日は旧暦の大晦日に該当するので旧暦の大晦日に飾ることも一夜飾りに通ずるとしてNGといわれております。
これらの情報から、一般的に12月28日までにはしっかりとお正月飾りを終わらせてお迎えの準備をしておくことが重要になるのです。
個人的な意見になりますが、年末の28日や29日は普通に出社だったことも多々ありますので、礼節を重んじるという方は12月29日になる前の休日で終わらせたほうがいいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は元日の過ごし方についてまとめました。
元日の過ごし方はこのように見てみると、平成30年の歴史の中で大きく変わっていないと強く感じます。
昔よりは旅行に行きやすくなったのは事実ですが、家でゆっくり過ごしたいという人もたくさんいるのも事実なので、令和になっても大きく変動すること少ないでしょう。
縁起や運気が気になるという人も多いでしょうが、そちらだけではなくマナーもしっかりと気にして初詣や初日の出を堪能してもらいたいと思います。
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